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4.14 rngs 「山本、パンクラス王者シュルトと対戦」(ほか1本)
4.14 shooto 「ルミナ出場ハワイ大会全カード」
4.13 ufc 「UFC-J前日会見、安生が得意の英語で独壇場」
4.13 pride 「ホイス、大磯海岸で必勝アピール」
4.12 「5.22後楽園はクワタクがメイン!」
4.11 pride 「桜庭仰天提案“ギャラ全額を賞金マッチに”」
4.11 pride 「佐竹、掣圏道“アルティメットボクシング”に参戦」
4.11 pancrase 「グラップリングアンリミテッド、パンクラス初登場!冨宅も復帰戦へ」
4.7 pride 「グレイシー側要求の無限ラウンド案を全試合採用」
4.4 colosseumu 「船木、ファンの前でヒクソン狩り宣言」
4.4 pancrase 「ミドル級・ライトヘビー級のオープントーナメント開催」
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rings 4月14日 公式情報

「山本、パンクラス王者シュルトと対戦」

▼ 6月4日オランダ・ウトラクトホールで開催されるリングスオランダ大会で山本宜久が現キングオブパンクラシストのセーム・シュルトと対戦する。日本ではほぼ不可能と考えられるドリームマッチを実現できたのも、1年前にシュルトとリングスオランダ最強と言われるギルバート・アイブルの対戦を実現させたオランダ大会ならでは。シュルトはもし4月30日の横浜文化体育館大会で高橋義生を破れば、パンクラス王者として山本と対戦することとなり、パンクラスの威信をかけ必勝が求められることとなるだろう。一方の山本はブラッド・コーラーに肋骨を破壊されてから6カ月ぶりとなる試合を4月20日の代々木大会で行うが、その後も5月13日にはアメリカでWorld Extreme Fightingにも出場。よって復帰後1カ月半の間にいきなり3試合のハードスケジュールに挑むこととなる。
 なお両者の対戦は、リングスオランダルールが採用される。

「成瀬、5月ロシアで復帰戦」

成瀬昌由が5月20日、ロシアのエカテリンブルグにて行なわれるリングス・ロシア大会で復帰する。成瀬の最後の試合は昨年6月後楽園大会での金原弘光戦。その後8月に腰椎間板ヘルニア第5腰椎分離症となり以後休養を余儀なくされた。そして約1年ぶりの復帰戦でいきなり強豪イリューヒン・ミーシャと対戦する。ミーシャには98年5月の札幌大会で13分52秒、足首固め敗れているため、復帰とともにリベンジを果たすことができるか楽しみだ。なおルールはリングスルールが採用される。

(井原芳徳)

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shooto 4月14日 公式情報

「ルミナ出場ハワイ大会全カード」

▼15日(現地時間)ハワイで行われるプロフェッショナル修斗公式戦の最終的な対戦カードと試合順は以下のとおり。メインイベントで佐藤ルミナイーブス・エドワースと対戦する。なお当初出場予定だったランス・ギブソン、ジョシュ・バーネット、トゥリ・クリハアパイは欠場となっている。

■4月15日(土)
アメリカ ハワイ州ホノルル:ブレイズデイル・アリーナ
エクストリーム・スポーツ・プロダクション主催

第7試合 70kg契約 5分3R
佐藤ルミナ(K'z FACTORY)
イーブス・エドワース(アメリカ)

第6試合 ライトヘビー級 5分3R
エリック・パーソン(アメリカ:USA修斗協会イノサント・アカデミー)
ロナルド・ジューン(アメリカ:ジーザス・イズ・ロード)

第5試合 78kg契約 5分3R
エリック・ダビラ(アメリカ:スコーピオンズ・レアー)
マット・ヒューズ(アメリカ:ミレティック・マーシャルアーツ・センター)

第4試合 ヘビー級 5分2R
アイバン・ソーベリー(アメリカ:AMCパンクレイション)
オーギー・パダケン(アメリカ:チーム・タイガー)

第3試合 ウェルター級 5分3R
エリック・ペイン(アメリカ:スコーピオンズ・レアー)
ステファン・パーリング(アメリカ:ジーザス・イズ・ロード)

第2試合 ヘビー級 5分2R
ジャスティン・ウィリアムス(アメリカ:USA修斗協会イノサント・アカデミー)
クリス・マンセン(アメリカ)

第1試合 ウェルター級 5分2R
チャールズ・パーソン(アメリカ)
アベ・ロドリゲス(アメリカ:グラップリング・アンリミテッド)

(井原芳徳)

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 4月13日 公式情報

「UFC-J前日会見、安生が得意の英語で独壇場」

▼ 14日代々木競技場第2体育館で開催されるUFC-Jの前日記者会見が都内で行われた。会場にはユージン・ジャクソンを除く全選手が出席。各選手が試合に向けての抱負を語った。

 安生洋二は得意の英語で存在をアピール。対戦相手のムリーロ・ブスタマンチのコメントを、通訳が「安生選手については、打撃が得意な選手というぐらいしか情報がありません」と訳したのに対し、安生は「ちょっと通訳がヘタだよ。『かなりの強豪だと思います』と一応言っていたんだからそれも付け加えてよ」とツッコミ、会場に笑いの渦を巻き起こした。確かにブスタマンチは「Anjo is a tough fighter」とも語っていたが、安生はそれを聞き逃さなかった。そしてこのやりとりを理解できなかった外国人出席者にも安生は英語で説明。さらに外国人記者の「前回怪我で出場できなかったのと、今回ミドル級に落としたのはどうしてか?」という質問にも流暢な英語で答えた後、自ら日本語で「怪我については万全を期しています。ミドルがぴったりな階級だと思っています。最後に『いい仕事しまっせ(good job)』と英語で言っておきました」と通訳。会見は完全に安生の独擅場と化していた。
 だが会見後には「正統派のファイターとしての健在ぶりを示したい。不摂生が好きな人間がしっかり摂生して挑むんだから、負けるわけにはいかない」と語る等、翌日の試合への本気度もしっかりとアピールしていた。

 また、セミファイナルに登場するティト・オーティスが「どういう展開であれ、今回の試合は戦争になると思います」と挑発すると、対戦するヴァンダレイ・シウバは「万全の自信を持って挑みますので、明日はとてもいい試合になると思います」とクールなコメントで返し、翌日のミドル級トップクラス決戦に向け早くも白熱した様相を見せていた。

 なお高瀬大樹が右膝の故障のため欠場となった。高瀬が対戦を予定していたラバン・クラークの相手はRJWの大石幸史に決定している。

(井原芳徳)

The Ultimate Fighting Championship JAPAN
国立代々木競技場第2体育館 4月14日 18:00開場 19:00試合開始
対戦カード(全6試合)
ミドル級 5分3R
安生洋二(フリー)
ムリーロ・ブスタマンチ(カウソン・グレイシー柔術)
ミドル級 5分3R
ティト・オーティス(チーム・パニッシュメント)
ヴァンダレイ・シウバ(シュートボクセアカデミー)
ミドル級 5分3R
菊田早苗(パンクラス東京)
ユージン・ジャクソン(グラジエーター・トレーニングセンター)
ヘビー級 5分3R
本間聡(R to R)
ロン・ウォーターマン(コロラド・スターズ)
ミドル級 5分3R
美濃輪育久(パンクラス横浜)
ジョー・スリック(ミレティック・マーシャルアーツセンター)
ライト級 5分3R
大石幸史(RJW)
ラバン・クラーク(ミレティック・マーシャルアーツセンター)

■大石幸史プロフィール
身長 175cm 体重 75kg
99年 学生グレコローマン6位 インカレベスト8(フリースタイル)
98年 コンバットレスリングオープン2位 他

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 4月13日 記者会見

「ホイス、大磯海岸で必勝アピール」

ホイス・グレイシーが日本での合宿先、神奈川県大磯の海岸で桜庭和志戦に向けての抱負を語った。11日来日し、PRIDEグランプリの記者会見に出席したホイスはその後1月の開幕戦の前にも使った大磯のホテルで合宿をスタート。ルールは変更となったが、1月と変わらないトレーニングをしているという。
 11日の会見での桜庭の“ギャラ全額を賞金マッチに”という提案に対し、ホイスは改めてこう答えた。

「会見でも即答したとおり、個人的には全く問題ない。二人で密室の中で戦って、最後に出てくるのはどっちがというルールでも構わないとも言ったよね。むしろそんな私の回答に桜庭のほうが躊躇していたように感じたよ。だが大会は衆人環視であり、いろんな契約の問題があるので自分の一存では決められない。まあとにかく金とは関係なく戦いたいという意味だ。安生はファイトマネーと関係なく道場破りに挑んだ。結局やられちゃったけど(笑)、そういう意気込みがあるファイターなら誰の挑戦でも受けるつもりだよ」(写真:海辺で語るホイス。後ろにいるのはホリオンの二男ヘナ・グレイシー。次世代のグレイシー一族を担う18歳)

 さらに記者の「仮に失神した時のジャッジについてはどう考えいるか?」という質問にもホイスは「私の父は常に時間制限もグローブもルールもない戦いをやってきた。フォルデマス・サンタナという選手と戦った時は3時間40分にわたって戦い続けた。そういうことを考えれば、私もプロだし桜庭もプロなんだからご心配していただく必要はないんです」と、変更ルールに対する自信のほどをアピールしていた。

(井原芳徳)

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 4月12日 公式情報

「5.22後楽園はクワタクがメイン!」

▼ 12日の北沢タウンホール大会にて、5月22日後楽園ホール大会の一部対戦カードが発表された。メインイベンターを務めるのはクワタクこと桑原卓也。前回3月17日の後楽園大会のセミファイナルでジョニー・エドゥアウド相手に一歩も引かない突進ファイトを魅せ勝利を収めたが、その活躍が早くも認められる形となった。

 桑原卓也 vs イアン・ジェームス・シャファー
 大石真丈 vs バレット・ヨシダ
 井上和浩 vs 戸井田カツヤ

(井原芳徳)

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pride 4月11日 記者会見

「桜庭仰天提案“ギャラ全額を賞金マッチに”」

▼ 5月1日東京ドームで開催される「PRIDEグランプリ2000〜世界最強トーナメント決勝戦」の記者会見が11日都内で行われ、ルール変更、追加カード、今後の大会予定等について発表された。

 変更ルールについて本誌既報のとおり、「無制限ラウンド」のみ全試合に適用、「判定決着無し」はホイスの試合および決勝戦でのみ適用となる。会見ではまず主催者のドリームステージエンターテイメント(DSE)の森下社長が「今でも変更には反対だが、ファンの期待と各選手のホイスと戦いたいという気持ちを優先して受け入れることにした」と経緯を語った。そして今回の会見にはそのルール変更の主役であるホイス・グレイシー桜庭和志も同席。途中ではこんなやり取りも見られた。

桜庭「一つ提案があるんですけど、いつも彼らの要求が受け入れられて僕もなんか損した気分なんで、次の試合で勝った方がファイトマネーを全部もらえるというのはどうでしょう?」
ホイス「なかなかいい提案じゃないかと思いますが(笑)。それで決まるというのなら別に構いません」
島田裕二レフェリー「(しばらくの沈黙の後)..決定ということで(場内笑)」
森下「私の立場としては即答を避けたいと思います(苦笑)。二人だけの密約であればそれはそれで認めるべきところではありますが」

 冗談半分とも取れる桜庭の逆要求に、この後もホイスは「真に強い者が誰かを決めるのが大事で、二人で密室の中で戦って出てくるのは誰かという形でも構わない」と、あくまで勝負にストイックにこだわる姿勢は崩さなかった。

 また、会見にはスペシャルマッチでガイ・メッツァーと対戦することが決定した佐竹雅昭も出席し「前回は一度も打撃を出せなかったので、メッツァーには特攻気分で思いっきり殴りかかりたい」と意気込みを語った。

追加カード
  佐竹雅昭 vs ガイ・メッツァー
  アレクサンダー大塚 vs ケン・ウェイン・シャムロック

TV放送
 スカイパーフェクTVでのペイパービューの他、フジテレビと東海テレビでも5月6日 (土)13:00〜14:30に放送され、さらに13日には全米でもディレクTVとケーブルビジョンでもペイパービュー放送される。

次回大会
 PRIDEの次回大会、「PRIDE.9」が6月4日(日)名古屋市総合体育館レインボーホールで開催されることが決定した。DSEが初めて主催した大会であるPRIDE.5が行われたのも同会場。グランプリ後の新展開を示す絶好の舞台となりそうだ。

公式サイト
 PRIDEシリーズの公式サイトが、4月28日(金)よりコミュニティサイト「Jside.com」の中に開設されることが決定した。28日(土)には選手のミニインタビューのオンデマンド放映を行い、5月1日の東京ドーム大会の生中継も予定している。
http://www.jside.com/pride/

(井原芳徳)

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pride 4月11日 記者会見

「佐竹、掣圏道“アルティメットボクシング”に参戦」

▼ PRIDEグランプリの記者会見の直後、同じ会場で引き続き6月11日横浜アリーナで開催される「アルティメットボクシング旗揚げ戦」の記者会見が行われた。会見には同大会を主催する佐山聡SWA掣圏道ワールドアソシエーション代表と、DSEの森下社長が同席し、DSEはアルティメットボクシングに全面協力し選手を派遣すると発表した。佐山代表は前回のPRIDE GP 開幕戦より、ルールアドバイザーとしてPRIDEとの良好な関係を築いており、今回の協力関係発表に関しても、そういった交流の成果が関係してるようだ。
 横浜アリーナ大会では掣圏道 vs PRIDEの全面対抗戦として、アルティメット・ボクシングルール4試合とPRIDEルール3試合の計7試合を行う予定だという。またPRIDE 側からは既に佐竹雅昭の出場が決定しており、佐竹も会見に登場、「自分自身の空手を進化させる新しい入口になるだろう」と語った。さらに佐山代表はイゴール・ボブチャンチンの参戦を希望した。

 アルティメットボクシングとは佐山代表が考案した「市街地型実戦武道」掣圏道を競技化した物で、昨年まで「SAボクシング」と呼んでいた物をより世界に普及させるために今回名称変更することになった。現在掣圏道ではアルティメットボクシングを完成させるために、ロシアの格闘家約60名が、北海道・旭川にある「虎の穴」で日夜トレーニングに励んでいるという。具体的なルールとしては、3分5R、グローブ着用の「なんでも有り」ルールだが、寝技で膠着した場合はすぐにブレイクし、立ち技の状態から試合を再開する。タックル、組み合い、投げ、馬乗りパンチは有効だが、関節技、絞め技、頭突きとヒジ打ちは反則となる。また、掣圏道は5月1日の旭川大会を皮切りに、5月9日の後楽園ホール大会の他、計8大会を5月じゅうに行い、その中で横浜アリーナ大会に出場する選手を決定するという。

(井原芳徳)

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panc 4月11日 公式情報

「グラップリングアンリミテッド、パンクラス初登場!冨宅も復帰戦へ」

▼ 4/30パンクラス横浜文化体育館大会に、イーゲン井上率いるグラップリングアンリミテッドの選手が登場することになった。今回参戦するのはマイケル・サ・ジン・クォーク(168cm、72.5kg、24歳)。学生時代はレスリングと、韓国ヨンセイ大学で柔道を学んだグラップラー。後に、トラビス・フルトン指導の元ノールールマッチを学び、ノールール戦績は現在5勝2敗1引き分け。現在は、 PUREBRED大宮の提携ジムであり、エンセン井上選手の実兄、イーゲン井上選手が代表を務める「グラップリング・アンリミテッド」に所属。
 加えて横浜大会のカードはこのほか6試合が発表された。すでに発表済みのセーム・シュルトvs高橋義生と合わせ、これで7試合となった。UFC-J、コロシアム 2000への選手派遣が相次ぎ、所属日本人選手選手がほぼフル稼働となっているパンクラスだが、ここに来てベテラン冨宅飛駈の復帰が決定したのは喜ばしい。冨宅は98年6月 神戸大会以来、1年10ヶ月ぶりのリング復帰であり、この一年で大きく様変わりしたパンクラスマットに、どう飛び込んでいくかが注目される。
 また3月にはルイジアナで開催されたUFCにも登場、進境著しいショーニー・カーターが、ミドル級王者本命の國奥に挑む一戦も興味深い。
 

(井田英登)

<Pancrase 2000 TRANS TOUR>

2000年4月30日(日) 横浜文化体育館
開場15:00 開始16:30

◆メインイベント KOPタイトルマッチ20分一本勝負
 セーム・シュルト(オランダ)vs高橋義生(パンクラス東京)

◆試合順未定 10分1本勝負
 國奥麒樹真(パンクラス横浜)vsショーニー・カーター(アメリカ)

◆試合順未定 10分1本勝負
 ジェイソン・デルーシア(アメリカ)vsボブ・スタインズ(アメリカ)

◆試合順未定 10分1本勝負
 渋谷修身(パンクラス横浜)vs太田浩史(RJW/CENTRAL)

◆試合順未定 10分1本勝負
 冨宅飛駈(パンクラス東京)vs渡辺大介(パンクラス横浜)

◆試合順未定 10分1本勝負
 窪田幸生(パンクラス横浜)vsマッシブ・イチ(パンクラス東京)

◆試合順未定 10分1本勝負
 佐藤光留(パンクラス横浜)vsマイケル・サ・ジン・クォーク(グラップリング・アンリミテッド)

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pride 4月6日 公式情報

「グレイシー側要求の無限ラウンド案を全試合採用」

▼ドリームステージエンターテイメント(DSE)は、5月1日東京ドームで開催するPRIDE グランプリ決勝トーナメントの変更ルールを発表した。緊急記者会見を催してまで「全試合無制限ラウンド、判定決着無し」を主張したホイス・グレイシー陣営に対し、決勝大会初戦での対戦相手となる桜庭和志は「オムツを付けて相手の主張通り、どこまでも戦う」と過激なパフォーマンスを展開。一時はこのワンマッチのみをGPとの別枠で実現するという案までが検討されたが、結局主催のDSEでは「無制限ラウンド」案のみ全試合に適用、「判定決着無し」はホイスの試合および決勝戦でのみ適用と言う形で決着をつけた。なお他の出場選手もこのルール変更を了解しているという。

 ホイス及びグレイシー柔術アカデミーが3月13日の会見で発表したルール変更要求はこのような内容だった。

 この要求に対して、当初DSEは記者会見で回答をする予定だったが、諸般の事情により書面による発表となり、決勝大会のルールは以下のとおりとなった。

 つまり無制限ラウンドおよびレフェリーストップ・ドクターストップの件についてはホイスの要求どおりとなったが、判定決着無しについては、変則的な導入となった。また、無制限ラウンド導入により、ホイス以外の試合での膠着への配慮も見られる。
 だが、ホイスの試合についてはホイス側の要求が完全に受け入れられたわけで、グレイシー柔術アカデミー代表のホリオン・グレイシーは「ドリームステージが我々の考えを理解し全ての問題の解決に同意したことに対し満足しています」とコメントを発表している。  また、出場選手を代表してマーク・ケァーもこのルールに対し、「私はホイスの要求するルールを受け入れます。リングの中でこそ私の主張を証明したい」と戦意を込めたコメントを発表している。ケァーがPRIDE参戦を決めたのはそもそもホイスとの対戦を求めてのこと。グレイシー側のルール変更騒動は、ケァーの闘争本能に火を付ける結果になったのかもしれない。  

                    

(井原芳徳)

ホリオン・グレイシーからのコメント(日本語訳全文)
「我々はドリームステージが我々の考えを理解し全ての問題の解決に同意したことに対し満足しています。今100%ホイスはトレーニングに集中しており、世界がずっと待ち望んできたホイスの完全復活が果たされる5月1日の決勝ラウンドを我々は皆待ちきれない思いです。」
 
マーク・ケァーからのコメント(日本語訳全文)
「親愛なる日本のファンの皆様へ。
 私と勿論プライドのファンの皆様は、ホイス・グレイシーからのPRIDE GPに参加する他の選手に対する要求について、既にご存知だと思います。私のこの要求に対する返答はただ一言、"Great"(素晴らしい)です。私はホイスの要求するルールを受け入れます。そしてそれ以外にも何であれ彼が必要と感じられることは受け入れるでしょう。過去、彼らグレイシーが何年も声高に言い続けてきた『何にせよグレイシー流がベストなのだ』という主張を証明するうってつけの機会になるでしょう。
 私はリングの外で多くを語る人間ではありませんでした。むしろリングの中でこそ私の主張を証明したいと思います。過去幾度私が行ってきた戦いをもし今回も行うことができれば、私にはこれ以上何も言うべきことはありません。
 私は今までも家族の名誉と私自身の誇りを掛けて戦いに望んできたと信じています。ファンの皆様が5月1日のPRIDE-GPにおいて私の素晴らしいファイトの証人となっていただきたいと思います。
 ありがとうございます。」
 

トーナメント組合せ

桜庭和志 ─────────┐
              ├──┐
ホイス・グレイシー ────┘  │
                 ├──┐
イゴール・ボブチャンチン ─┐  │  │
              ├──┘  │
ゲーリー・グッドリッジ ──┘     │
                    ├──初代PRIDE-GPチャンピオン
小路晃 ──────────┐     │  (優勝賞金 \20,000,000-)
              ├──┐  │
マーク・コールマン ────┘  │  │
                 ├──┘
藤田和之 ─────────┐  │
              ├──┘
マーク・ケァー ──────┘

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99 4月4日 直接取材

「船木、ファンの前でヒクソン狩り宣言」

船木誠勝▼ 去る4月2日(日)に幕張メッセ開催された「東京ゲームショウ2000春」において、「船木誠勝決戦直前大激励会」が行われた。

 ヒクソン戦を控えた船木誠勝は晴れ晴れとした終始穏やかな表情を浮かべ、四国での合宿の成果や現在の心境について語った。ヨガの成果か「3月の海に入っても寒くなかった」といい、ヒクソン対策については「相手は関節、組み技に持っていきたいんだから、上になっても下になってもそのエリアには入ってはいけない」と語った。

 最後にファンへのメッセージとして「もう新しいことはせず、これまでの練習の確認と更に磨きをかけます。よく切れる日本刀が手に入った感じです。更にこの日本刀を磨いて、ヒクソンの首を狙います!」とヒクソン戦に対する熱い心境を吐露した。

(石渡知子)

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pancrase 4月4日 公式情報

「ミドル級・ライトヘビー級のオープントーナメント開催」

▼ 6月26日に行われるパンクラス後楽園大会で、ミドル級・ライトヘビー級のランキングを決定するトーナメントが開催されることが決定した。6月はミドル級・ライトヘビー級の1回戦各4試合ずつが行われる。

 2000年よりグローブ着用の新ルールを施行したパンクラスは、かねてより階級制の確立を目指しており、体重のリミットはライトヘビー級が90kg、ミドル級が80kgになるものと伝えられている。

 なお、このトーナメントはオープンであり、現在パンクラスでは出場希望者を募集している。

     

(慈村弓太)

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