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[PRIDE.21] 6.23 さいたま (1):田村潔司 vs ボブ・サップ


DSE "明治生命L.A. presents PRIDE.21" 6月23日(日) さいたまスーパーアリーナ [ → カード一覧に戻る]

第1試合 「Uの申し子、野獣の猛攻に散る」
×田村潔司(日本/U-FILE CAMP)
○ボブ・サップ(米国/モーリス・スミス・キックボクシング・センター)
1R 0'11" TKO (タオル投入)

 前回の初参戦時にはいきなりミドル級王座挑戦権とともにメインイベンターとしてPRIDEに迎えられた田村だが、KO惨敗という結果を経て、2回目の参戦には第一試合という過酷な現実が突き付けられた。それも87キロ180センチ、ミドル級の田村に対して、2メートル180キロ、スーパーへビー級のサップを当てるというというマッチメイクはあまりに過酷だった。

 牽制の左ローを入れる田村に構わず、突進するサップ。下がる田村は右フックで迎撃しようとするが、蚊の刺したほどにも感じる気配はない。そのままロープに押し込んだサップは、左手で田村の頭を抱え込み右フック一閃。その一撃でロープを背負ったまま腰から崩れた田村の顔面に、サップは容赦なく右パンチの嵐を降り下ろす。田村は足を蹴上げてかすかな抵抗を見せたが、田村のセコンドはタオルを投入。島田レフェリーも体を張って試合を止めた。リング上で勝ち誇るサップを背に、顔が腫れた田村は、切なげな表情を押し殺してリングを降りた。Uイズムの申し子の「PRIDEリングへの逆襲」はまたもなされなかった。

■ボブ・サップ 「一年以内にチャンピオンになる」

「とてもいい試合でした。モーリス(・スミス)と色々な展開を予想したけど、予想以上に早く終りました。(宣言通りの打撃だったが?)ルールが変わって相手も速いペースで来ると思ったので、こっちも序盤から打撃で行きました。(ダメージを受けた攻撃は?) ダメージはなかったが、最初の蹴りをもらって、怒りのスイッチを押されたような気がします。
(あなたは本当はどの位強いのですか?)自分でもよく分かりません。(モーリスが『一年後にはボブはノゲイラに勝てるようになる』と言っていますが?)どのスポーツをやってる人でも、みんなチャンピオンになりたいと思うものです。だから私も一年以内にそうなれるように努力したいと思います。
(次の希望対戦相手は?)誰でも構いません。誰であってもビデオを見たり研究して、勝つ努力をしてマスターと呼ばれるようになりたいです。(現在、あなたがマスターだと思ってる選手は?)ノゲイラです。だから、皆が彼を倒したいと望んでいると思います。」

■田村 「もうPRIDEからオファーが来ないでしょう」

「結果に対して言い訳するつもりはないですけど、開き直って言わせて貰うと、体重差があり過ぎて、どうにもならなかったです。前回は完全燃焼できましたけど、今回は今から試合できちゃう位、体力が残ってるんで・・・。
(レフェリーストップについて)選手としては納得してないですけど、レフェリーの判断は選手を思っての事だと思うので、なんとも言えないです。(意識はあったか?)終わった瞬間「何でなのかな?」と思いました。(サップの突進は予想していた?)してました。前に出て来ると思ってたので、まず一発、重い蹴りをローかミドルを入れようと思ってました。
(サップとの対戦を受けた動機は)何故こういう対戦相手でPRIDEからオファーが来たのかを考えて、想像もつかないような試合だったんですけど、確率が小さくても勝てるかも知れないし、『どうなるかなあ』と半分以上悩んでたんですけど、再度、オファーを頂いたので受けました。う〜ん・・・まあ色々あったんですけど。(葛藤があった?)決める前はありました。やる側としては体重差があるんで・・・。プロなんで一度決まったら戦うだけなんで、開き直りましたけど。
(次はどうしますか?) もうPRIDEからオファーが来ないでしょう。PRIDE側に訊いて下さい。僕自身は オファーが来てから考えます。」

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Last Update : 06/24

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