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(レポ&写真) [宇都宮キック] 4.27 宇都宮:昇平、吉武をハイでKO

宇都宮キックボクシング実行委員会 "UTSUNOMIYA@KICKBOXING 〜宇都宮蹴拳伝〜"
2008年4月27日(日) 栃木・宇都宮市明保野体育館
審判:JKBレフェリー協会

  
  レポート&写真:鈴木雄一郎(宇都宮キックボクシング実行委員会)  【→概要紹介記事】 【→掲示板スレッド】

  ※第7試合以外は肘無しルール採用

第9試合 ダブルメインイベント 70kg契約 3分5R
×関ナオト(フリー/元日本ウェルター級4位) 
○ヤン・カシューバ(カナダ/unit-K/ワールド士道館空手ミドル級'05王者)
2R 2'19" TKO (ドクターストップ:有効打による頬のカット)

 約一年ぶりの試合となる関ナオト。対するヤン・カシューバは、今年1月に新田明臣の引退試合の対戦相手を務め、見事判定で勝利している。
 リーチが長いヤンに、関はなかなか踏み込むことができない。それでも果敢にヤンの懐に攻め入り、パンチからローを繰り出す。しかし、ヤンもそれに負けじと鋭いミドルで応戦する。
 2Rに入り、関のミドルやローがヤンをとらえ始める。ここで一気に攻め入るかと思われたその時、試合中に関は頬をカット。タイムストップがかかる。ドクターチェックを受け、バッティングによるものかと思われたが、有効打によるものと判明。傷口が思いのほか深く、試合続行不可能と判断、そのままドクターストップに。ヤンはこれで2連勝をマークすることとなった。

第8試合 ダブルメインイベント ミドル級 3分5R
○昇平(フリー/元日本ミドル級6位)
×吉武龍太郎(アイアンアックス/全日本ミドル級2位)
4R 2'32 KO (左ハイキック)

 全日本キックミドル級のトップランカーが宇都宮初上陸。1、2Rは比較的静かな立ち上がりで試合が動き、両者共に有効打が出ず消化。3Rに入ると徐々に試合が動き始め、パンチによる激しい打ち合いが展開され、両者共に一歩も引かない。しかし決定打が出ず終了。試合の行方は4R以降に持ち越しとなった。
 その4R、パンチで一気にたたみかけようとする吉武の猛攻を昇平は必死に耐える。するとセコンドの「ハイキックだ!」という指示に昇平が呼応し、見事に左ハイキックで吉武のアゴをとらえ、一撃で吉武をマットに沈めた。

第7試合 セミファイナル スーパーライト級 3分5R
×宇都宮城(宇都宮尾田ジム/元日本ライト級8位)
○安東辰也(S.F.K/J-NETWORKライト級2位)
判定0-3 (石川47-48/多賀谷47-48/山根46-50)

 ハードパンチャーで知られる安東がパンチ主体で試合を組み立てるのに対し、宇都宮はヒットアンドアウェーで試合を組み立てる。両者共に決定打がないまま最終ラウンドへ。すると安東の豪腕がついに火を吹き、被弾を受けまいと宇都宮は必死にこらえるも、たまらず宇都宮はダウンを喫してしまう。
 パンチの応酬が次第に激しい打ち合いへと変わり、ここでも宇都宮が2度目のダウンを喫してしまう。お互い出血が目立ち、血しぶきが舞う乱打戦となるも、お互い倒しきれずに結果はダウンを2度奪った安東に軍配が上がった。敗れはしたが死闘と呼ぶに相応しい素晴らしい試合を繰り広げた宇都宮にも惜しみない拍手が送られていた。

スペシャルエキジビジョンマッチ
−HAYATO(FUTURE_TRIBE/K-1 WORLD MAX 日本代表決定トーナメント'08準優勝、UKF世界スーパーウェルター級王者)
−新田明臣(バンゲリングベイ/元UKF世界ミドル級王者)
勝敗なし

 格闘技界のトップ同士の夢の競演。エキシビションマッチらしからぬ、ハイレベルな攻防を展開する両者。が、ここで突如新田陣営のセコンドが乱入し、Mr.シーナレフェリーを襲撃。新田がレフェリーを捕まえると、セコンドがレフェリー目掛けて攻撃を仕掛けるが、見事に外れ、新田が被弾してしまいマットに倒れる。これを見たレフェリーはすかさずダウンをとり、会場内を大爆笑の渦を引き起こした。
 怒った新田陣営がレフェリーを捕まえようとするも、レフェリーが逃げ出し、リング上では鬼ごっこ状態に。大爆笑の中で、ここで仕切りなおし。ライトスパーリングを披露し、観客を魅了。大盛況のまま、エキシビションマッチを終えた。

中学生キック 2分2R
−ODA MASAYA(宇都宮尾田ジム)
−河上成将(MAG)
勝敗なし

第6試合 70kg契約 3分3R
×小林達也(宇都宮尾田ジム) 
○山崎貴文(バンゲリングベイ)
1R 2'06" TKO (タオル投入)

第5試合 63kg契約 3分3R
×安斎憲治(K・S宇都宮ジム)
○須藤稔也(日本武館阿門會)
1R 3'02" TKO (タオル投入)

第4試合 フェザー級 3分3R
○BOB(MAG)
×ウルティモ・オニーロ(FUTURE DRIVE)
判定3-0 (シーナ30-28/多賀谷30-28/石川30-29)

第3試合 73.5kg契約 3分3R
○アレックス・リチャードソン(宇都宮尾田ジム)
×坪野一寛(日本武館阿門會)
2R 2'00" TKO (タオル投入)

第2試合 70kg契約 3分3R
○手塚裕之(宇都宮尾田ジム)
×堀田佑樹(K・S宇都宮ジム)
判定3-0 (石川30-28/山根30-28/センチャイ30-28)

第1試合 フェザー級 3分3R
○寺尾勇馬(宇都宮尾田ジム)
×山本勇太朗(K・S宇都宮ジム)
判定2-0 (山根30-28/センチャイ29-29/シーナ29-28)

Last Update : 04/30 20:12

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