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(レポ&写真) [J-NET] 4.11 後楽園:北山防衛。廣野&シング新王者に

J-NETWORK "Let's Kick with J the 2nd"
2008年4月11日(金) 東京・後楽園ホール

  レポート&写真:井原芳徳  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】



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第11試合 メインイベント J-NETWORKヘビー級タイトルマッチ 3分5R
×ファビアーノ・サイクロン(ブラジル/TARGET/王者)
○シング・心・ジャディブ(インド/パワーオブドリーム/1位)
判定0-3 (櫻井48-49/小川48-49/石川47-49)
※5R右アッパーでファビアーノに1ダウン
※ジャディブが新王者に

 ファビアーノはシングの伸びのある左ハイキックをブロックしつつ、左のインローを着実にシングの前足にヒット。右ボディ、左ミドルも当て、じわじわとスタミナを奪うと、3Rにはシングの逃げ足が早くなる。
 4Rもファビアーノが主導権を握り、このまま防衛成功というムードに。ところが後の無くなったシングが5R、右左のストレートの連打、飛び膝を放つと、これが度々的確にファビアーノの顔面をとらえるように。するとファビアーノが後ずさりし、シングが右アッパーの連打でラッシュを仕掛けるとファビアーノがまさかのダウン。結局これが決め手となり、見事シングがリベンジ&王座奪取に成功した。

第10試合 セミファイナル J-NETWORKウェルター級タイトルマッチ 3分5R
○北山高与志(S.F.K/王者)
×渡辺雅和(チームドラゴン/1位)
3R 0'49" TKO (ドクターストップ:左肘打ちによる左まぶたのカット)
※北山が初防衛

 北山はジャブを打ち、渡辺は左のガードを下げ、互いにフェイントをかけてあまり攻撃を出さない展開が2Rまで続く。長期戦の様相を呈してきたが、試合は意外にも素早い決着に。3R序盤、右フックが交錯し北山のパンチが当たると、渡辺がぐらつく。北山がパンチの連打で渡辺を下がらせると、左肘を一撃。これで渡辺の左まぶたを切り裂き、見事初防衛に成功した。
 マイクを持った北山は「(練習仲間の)及川さんも(4日のSB後楽園大会で)肘で勝ったので狙っていました。寒川(慶一)代表とずっと練習してきました」と明かし、「チームドラゴンに負けたくない気持ちでやりました。今、SFKにベルトが2つありますが、もっと制覇したい。その時はチームドラゴンみたく、いっぱい試合のオファーをもらいたい」と今後の夢を語った。

第9試合 J-NETWORKスーパーウェルター級王座決定トーナメント決勝 3分5R
○廣野 祐(NPO JEFA/1位)
×川端健司(チームドラゴン/2位)
5R 2'57" KO (3ダウン:膝蹴り)
※廣野が新王者に

 サウスポーの廣野が左ミドルと肘打ち、川端が右のインロー主体で攻め、2Rまで均衡状態が続いたが、3R序盤、廣野が肘の連打で川端の眉間のカットに成功。すると血で顔が染まる川端に対し、廣野が左ストレート、右アッパー、左膝蹴り等のラッシュで川端を痛めつける。4R以降も多彩な攻撃で川端をフラフラにし、5Rに3ダウンを奪い勝利した。川端は最初のダウンの時点でグロッキー状態で、タイトルマッチという事情を差し引いても、選手の安全を考慮して、石川レフェリーはもっと早くストップして欲しかった。
 念願の初のベルトを巻いた廣野は、昨年戦い白星を残せなかったミドル級王者の寒川直喜(引き分け)、全日本ミドル級1位の江口真吾(判定負け)との再戦を熱望するとともに、「K-1 MAXが目標です。出るだけじゃなく、トップを取りたい」と宣言した。

第8試合 J-NETWORKスーパーフライ級王座次期挑戦者決定トーナメント準決勝 サバイバルマッチ1(3分3R+延長1R)
○割澤 誠(AJジム/1位)
×薩摩サザ波(TARGET/3位)
3R 判定3-0 (30-29/30-28/30-28)

 両者距離を取り、割澤が右のパンチを当てると、首相撲の攻防に移るという展開が繰り返される。割澤が右肘で薩摩の左まぶたを切る等、攻撃の的確さで上回り、決着戦を制した。6月1日(日)ディファ有明大会の決勝でウエンツ☆修一と対戦する。

第7試合 ミドル級 3分3R
○CRAZY884(クレイジージム/R.I.S.E. DOA '03 '04 '07 3位)
×寿丸(秋本道場JUNGLE JUNCTION)
判定3-0 (29-28/29-28/30-28)

 寿丸が1R、突進しての右フックをたびたびヒット。出鼻をくじかれたCRAZYだが、左ミドルと左膝蹴りを効かせると、3Rはサンドバッグ状態で寿丸を痛めつけ完勝した。


第6試合 ライト級 サバイバルマッチ1
○秋山 優(クロスポイント古河/5位)
×笠原 淳(クレイジージム/フェザー級9位)
3R 判定3-0 (29-28/29-28/30-28)
※3Rバッティングにより笠原減点1

第5試合 ライト級 サバイバルマッチ1
○木村敬明(レグルス池袋/6位)
×リョウ・ペタス(ザ・スピリットジム/8位)
2R 2'04" KO

第4試合 フェザー級 サバイバルマッチ1
○KOICHI(新宿レフティジム/7位)
×安田慶二郎(Axis-J/10位)
1R 1'03" KO

第3試合 フライ級 3分3R
○山野寛之(チームドラゴン/1位)
×源リョウ(JTクラブ)
判定3-0 (30-28/30-28/30-27)

第2試合 60kg契約 3分3R
○青津潤平(NPO JEFA/ライト級11位)
×高木秀明(サバーイ町田)
判定3-0 (30-27/30-27/30-27)

第1試合 65kg契約 3分3R
○大鬼(湘南格闘クラブ)
×MIKEY(坂口道場)
判定3-0 (30-28/30-28/30-27)

Last Update : 04/14 15:45

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