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(レポ) [K-1 MAX] 4.9 広島:魔裟斗、KO勝ちでベスト8進出

FEG "Ameba presents K-1 WORLD MAX 2008 〜World Championship Tournament FINAL 16〜"
2008年4月9日(水) 広島・広島グリーンアリーナ  観衆・6,700人

  レポート:井原芳徳  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】


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[World Championship Tournament FINAL 16] ※すべて3分3R(延長1R)

第9試合 
○魔裟斗(シルバーウルフ/'03優勝)
×ヴァージル・カラコダ(南アフリカ/ウォリアーズMMAアカデミー)
3R 0'20" KO (右フック)

 1R開始すぐから魔裟斗が仕掛け、右フック、右アッパー、左ボディ等を度々ヒット。ボクシング出身のカラコダ相手に積極的に打ち合い、左フックを時折もらいながらも一歩も引かない。左インロー、左ミドル、左テンカオ等も織り交ぜ、上下バランス良く攻撃を散らす。とはいえカラコダもタフなため、3R判定までもつれ込んでも不思議ではない状態だったが、3R開始早々、魔裟斗の左ジャブと右フックの連打が、カラコダの両手のガードの隙間を突いてクリーンヒット。これでカラコダが立ち上がれなくなり、魔裟斗が状態の良さを見せつけ初戦突破に成功した。


第8試合 
○ブアカーオ・ポー・プラムック(タイ/ポー・プラムックジム/'04 '06優勝)
×アルバート・クラウス(オランダ/チーム・スーパープロ/'02優勝)
4R 判定3-0 (10-9/10-9/10-9)
3R 判定0-0 (30-30/30-30/30-30)

 両者は05年に2度対戦し、初戦はクラウスが延長判定2-1で勝利、2戦目はブアカーオが判定3-0で勝利している。今回も接戦となり、ブアカーオが左ミドル、クラウスが右フック、右アッパー等のパンチを打ち、互いに一歩も引かない。1、2Rは手数でブアカーオが勝ったが、ジャッジには評価されず延長へ。両者手数を増やすが、大きな差がつかず。ジャッジ泣かせの終わり方だったが、若干ながらもヒット数で上回ったブアカーオがベスト8に駒を進めた。


第7試合 
○アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ/キャプテン・オデッサ/'07ベスト4)
×ジョーダン・タイ(ニュージーランド/レイ・セフォー・ファイトアカデミー)
4R 判定3-0 (10-9/10-9/10-9)
3R 判定0-0 (28-28/28-28/28-28)
※2R右フックでキシェンコに1ダウン


第6試合 
○佐藤嘉洋(日本/フルキャスト / 名古屋JKファクトリー)
×ムラット・ディレッキー(トルコ/ユニバーサルジム)
判定3-0 (30-29/30-29/30-29)

 1R、ディレッキーの右ストレートと左フックをもらい、ペースをつかめなかった佐藤だったが、2Rに入ると奥足狙いの左ローが当たり出し、ディレッキーの動きを止めるように。3Rはやや手数が落ちたが、ロー、左テンカオ、左前蹴り等を当て、反撃の糸口を与えず勝利をもぎ取った。


第4試合 
○アンディ・サワー(オランダ/シュートボクシング・オランダ/'05 '07優勝)
×マイク・ザンビディス(ギリシャ/ザンビディス・クラブ)
4R 2'05" KO (左ハイキック)
3R 判定0-0 (30-30/30-30/30-30)

 ザンビディスが左ボディを中心としたパンチ、サワーが左右のローを中心とした蹴り主体で攻める展開。2R、サワーのローでザンビディスが少しぐらつくが、3Rには距離を詰め左ボディ、左フックを当て反撃。とはいえ両者とも圧倒するには至らず延長へ。ザンビディスの左ボディをもらったサワーだったが、カウンターの右フック、右ローを効かせると、ザンビディスの動きが落ちたところで左ハイキックをザンビディスのこめかみにクリーンヒットしKO。王者の威厳を保った。


第3試合 
×サロ・“ザ・シシリアンドン”・プレスティ(イタリア/チーム・アーツ)
○ウォーレン・スティーブルマンズ(南アフリカ/ボスジム/欧州トーナメント'07優勝)
2R 1'06" KO (左ボディフック)


第2試合 
×イム・チビン(韓国/KHANジム/アジアトーナメント'07優勝)
○城戸康裕(日本/谷山ジム/日本トーナメント'07優勝・MA日本ミドル級王者)
1R 0'40" KO (右飛び膝蹴り)

 開始から両者距離を取って大きな動きは無かったが、城戸がわずか40秒、右の飛び膝蹴り一発をチビンのアゴに叩き込みノックアウトした。


第1試合 
○ドラゴ(アルメニア/ショータイム)
×GORI(米国/PUREBRED大阪)
3R 2'56" KO (3ダウン:左フック)


[ワンマッチ] ※YOUTHルールは2ダウン制/5カウント

第5試合 K-1 WORLD YOUTHルール 60kg契約 3分3R
○HIROYA(日本/フリー)
×藤鬥嘩裟(日本/藤ジム/J-NETWORKフライ級王者)
判定3-0 (30-29/30-29/30-28)

 元々フライ級の鬥嘩裟は、前日計量の時点で58.1kgまで増えていたが、パワー差は埋められず。持ち前の前蹴りもHIROYAにはほとんど当てられず、逆にHIROYAが前蹴りを返す場面も。HIROYAがやや雑になりながらもパンチを手数多く出し続けると、鬥嘩裟は失速。3Rには左ボディをもらうと顔をしかめ後退し、結局これが響き判定負けとなった。


オープニングファイト2 70kg契約 3分3R(延長1R)
○山本優弥(日本/青春塾/全日本ウェルター級王者)
×マルフィオ・カノレッティ(ブラジル/シッチ・マスター・ロニー)
判定3-0 (30-27/30-28/30-28)


オープニングファイト1 K-1 WORLD YOUTH ルール 55kg契約 3分3R 
×ヴィッタリー・リスニアク(ウクライナ/チームMMAブシドー・キャプテンジム)
○瀧谷渉太(日本/全日本新武道連盟・桜塾/全日本バンタム級4位)
判定1-2 (29-30/30-29/29-30)

Last Update : 04/10 08:27

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