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(レポ&写真) [パンクラス] 3.26 後楽園:サンドロ、吉朗挑戦権獲得

ワールドパンクラスクリエイト "PANCRASE 2008 SHINING TOUR"
2008年3月26日(水) 東京・後楽園ホール

  レポート&写真:井原芳徳  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】


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第8試合 メインイベント フェザー級キング・オブ・パンクラス次期挑戦者決定戦 5分3R
×志田 幹(パンクラスP's LAB東京/2位)
マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァ・ウニオン/4位)
2R 4'19" KO (飛び膝蹴り)

 開始すぐ、カウンターの右フックを当てた志田だったが、サンドロの右ローでスリップし、直後にサッカーボールキックをもらうと劣勢に。志田は「腿にローキックが来ると思って踏ん張ったら、下の方に当たって足払いのようになってつまずいた」と振り返る。
 その後サンドロに一瞬サイドを奪われるが、すぐにガードに戻し、猪木アリ状態とグラウンドの攻防が繰り返されることに。サンドロにチャンスを与えず、体力を回復させる志田だが、2Rになってもサンドロの圧力は止まらない。「荒削りだけど強力だった」という右フックを浴びると、志田は後退するように。公開練習で見せたハイキックを出せる展開に持ち込めない。その後も劣勢が続き、最後は意識が朦朧としたところでサンドロの飛び膝が炸裂。サンドロがパンチラッシュで追い打ちをかけ、志田がダウンすると同時にタオルも投げ込まれた。

 「はじめの蹴りのダメージが全てでした」と敗れた志田はコメントし、「(王者の)吉朗ならサンドロに負けない。サンドロはブン回し系のパンチなんで、右に入れば当たらない。あの肩固めなら総合では取られない」とも話した。とはいえフェザー級のリミットは64kgから今年より世界標準の65.8kgに上昇し、吉朗もWECでは61.2kgのバンタム級で戦っているほどで、志田以上に体格的に不利だ。DJ、志田を撃破したサンドロの猛威を、吉朗は食い止めることができるのだろうか。
 
 
第7試合 セミファイナル ミドル級 5分3R
竹内 出(SKアブソリュート/王者)
×金原弘光(U.K.R.)
判定3-0 (岡本30-28/大薮30-28/和田30-29)

 試合の大半の時間は竹内が金原をコーナーに押し込み、テイクダウンに成功して上になり、金原がスタンドに戻すとまた押し込まれるという展開の繰り返し。竹内も3Rに一瞬バックを取った程度で、なかなかチャンスに持ち込めなかったことを反省していたが、金原の持ち味を完全に封じる内容に。試合後の金原は「昔やったマット・ヒューズみたいだった。『動けよ〜、極めに来るなりなんとかしろよ〜』と感じた。もっと噛み合う盛り上がる試合がしたかった」と嘆いていた。

第6試合 ミドル級 5分3R
ガジエフ・アワウディン(ロシア/SKアブソリュート・ロシア/4位)
×佐藤光留(パンクラスism)
1R 1'20" KO (下からのパンチ)

 開始すぐ、光留がタックルで上に。ハーフ、サイド、マウントとポジションを移行させ、パンチの連打で一気に仕留めにかかる。ここまではパーフェクトだったが、なんとガジエフは下からのカウンターの右フック一発で光留をノックアウト。前代未聞の決着だった。

第5試合 ライト級 5分3R
伊藤崇文(パンクラスism/4位)
ハクラン・ディアス(ブラジル/ノヴァ・ウニオン)
判定0-1 (大薮30-30/岡本29-30/和田30-30)

 伊藤はいつものように執拗にタックルを仕掛けしがみつくが、ディアスは防御。とはいえディアスも3R終盤にパウンドを落とした程度で最後迄大きなチャンスを得られず、ドローに終わった。

第4試合 ライト級 5分3R
×アライケンジ(パンクラスism/7位)
小路伸亮(KRAZY BEE)
判定0-3 (梅木28-30/大薮28-30/岡本28-30)

 小路がコーナーに詰めた状態でのクリンチアッパーと右フックで1Rから優勢。アライも果敢に応戦し、タックルのカウンターの膝蹴りを当てる等チャンスを作ったが、序盤のダメージの影響で反撃の力が足りず。3Rは小路にたびたびテイクダウンを許し、逆転はならなかった。小路はこれでランキング入りが濃厚。実力者が揃い出したライト級で、今年後半浮上なるか。

第3試合 バンタム級 5分2R
浅野倫久 (KRAZY BEE/2位)
×裕希斗(U-FILE CAMP.com)
判定2-0 (和田20-20/梅木20-19/大薮20-19)

 レスリングベースの浅野が再三タックルでテイクダウンし、パスガードに成功。バックマウントを奪う場面も。裕希斗も下から三角を狙ったが、1Rの失点を埋められなかった。

第2試合 ミドル級 5分2R
鳥生将大(パンクラスism)
佐藤豪則(Laughter7)
判定0-0 (岡本20-20/和田19-19/梅木20-20)

第1試合 ウェルター級 5分2R
×本田朝樹(パンクラスP's LAB横浜)
岩見谷智義(高田道場)
判定0-3 (大薮19-20/岡本18-20/和田19-20)

Last Update : 03/29 23:24

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