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(レポ&写真) [NJKF] 3.8 後楽園:前田浩喜、他団体王者に2連勝

ニュージャパンキックボクシング連盟 "START OF NEW LEGEND 〜新伝説の始まり〜"
2008年3月8日(土) 東京・後楽園ホール

  レポート&写真:井原芳徳  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】


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第10試合 メインイベント 交流戦 55kg契約 3分5R
○前田浩喜(インスパイヤード・モーション/NJKFバンタム級王者)
×牧 裕三(アクティブJ/J-NETWORKバンタム級王者)
4R 1'40" KO (左フック)

 前田がサウスポーの構えから左インロー、左ミドル、左ハイを何発も打ち、1Rから主導権。だが牧も2R、右肘や右ローを当て反撃。前田は「牧選手は肘が得意とわかっていたけどうまかった。急に組んできたり、飛び込んで肘を打ってきたり、今までにやった選手にはいない動きだったのでやり辛かった」と振り返る。
 とはいえ前田は「ローが効いているのがわかったので落ち着いていこうと思った」といい、危なげなく対処すると、3R後半には左のローの連打で再び攻勢に。そして4R、「一昨年ぐらいから会長と練習していた」というパンチでも強さを発揮。左フックで連続で2ダウンを奪ったところでKO勝ちとなった。
 前田はこれで連勝記録を11に伸ばすとともに、昨年7月のMA日本バンタム級王者(当時)岩波祐次戦に続き、他団体王者に2連続KO勝ち。試合後の控室では「あとは全日本キック(王者の藤原あらし)ですかね。自分でも自分が戦ったらどうなるか興味があります」と話した。とはいえ続けて「今のまんまの実力ではどうなるかわからない。もっと自分を高めないと。色んなタイプの選手と戦って経験を積みたい」と語り慎重だったが、どちらもサウスポーで左ミドルを得意とする選手同士で、蹴りの攻防は日本のキック界最高峰のものとなることは確実。いずれは実現して欲しいカードだ。

第9試合 セミファイナル(2) フェザー級王者決定トーナメント準決勝 3分5R
○国崇(拳之会/前バンタム級王者)
×大川直人(大和ジム/2位)
5R 2'29 KO (左ハイキック)
※7/27後楽園大会で岩井伸洋(OGUNI/1位)と国崇が王者決定戦

 バンタム級からの転向の国崇は、大川の前蹴りをもらう度に後退する等、パワー差を隠せなかったが、そこは天才的なテクニックでカバー。2R中盤から、左ハイ、左ボディ、肘等の多彩な攻めのヒット数を増やす。3R序盤こそ右フックをもらって苦しむが、左右の肘打ちで反撃の活路を見いだすと、右ローを効かせた後、得意の近距離からの顔面への飛び膝蹴りでようやくダウンを奪う。
 4Rも国崇が攻勢。だが疲れの色が濃くなり、多彩な攻撃を決めるも大川を仕留めきれない。5R序盤は大川の左膝を連打でもらい苦しむが、左ハイ、左ボディ、肘のラッシュで巻き返した後、左バック肘でまたもダウンを奪取。大川も右フックで反撃し粘るが、最後は国崇が左ハイで死闘に終止符を打った。

第8試合 セミファイナル(1) 国際戦 66kg契約 3分5R
○健太(E.S.G/NJKFウェルター級1位)
×K・ウォーワンチャイ(タイ/センチャイムエタイジム)
4R 2'40" KO (左フック)

 序盤、Kの左ハイや右前蹴りをもらってしまった健太だが、次第に相手が見えるようになると、右フック、左ボディフック、右ボディストレート等のヒットが増えるように。4Rに入ってコンビネーションの決まる場面が増えると、最後はカウンターの左フックで見事KO。3戦連続KO勝ちで5月のタイトルマッチに弾みをつけた。

第7試合 ウェルター級王者決定トーナメント準決勝 3分5R
○古川照明(インスパイヤード・モーション/2位)
×KEN(OGUNIジム/3位)
1R 1'12" KO (右ストレート)
※5/11後楽園大会で健太と古川が王者決定戦

第6試合 ライト級王者決定トーナメント準決勝 3分5R
○砂田将祈(誠至会/1位)
×一輝(OGUNIジム/4位)
判定2-0 (多賀谷49-49/セーンチャイ49-38/松田49-48)

第5試合 ライト級王者決定トーナメント準決勝 3分5R
○大和哲也(大和ジム/2位)
×中山宏美(OGUNIジム/3位)
4R 1'16" TKO (レフェリーストップ:左肘打ちの連打でスタンディングダウン後)
※1R右ストレートで大和に1ダウン
※7/27後楽園大会で砂田と大和が王者決定戦

第4試合 バンタム級 3分5R
×美保裕介(PITジム/2位)
○TSUYOSHI(健心塾/4位)
3R 1'22" KO (3ダウン:左ローキック)

第3試合 ウェルター級 3分3R
△宣虎(E.S.G)
△加藤大輔(OGUNIジム)
判定0-1 (29-30/29-29/29-29)

第2試合 バンタム級 3分3R
○幸二郎(OGUNIジム)
×佐手康人(PITジム)
2R 2'01" KO (3ダウン:左フック)

第1試合 フェザー級 3分3R
×洋センチャイジム (センチャイムエタイジム)
○天守閣おさむ(G-1)
1R 1'59" KO (右フック)

Last Update : 03/09 12:06

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