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(レポ&写真) [J-NET] 2.29 後楽園:小宮、忍アマラに判定勝ち

J-NETWORK "Let's Kick with J 1st"
2008年2月29日(金) 東京・後楽園ホール

  レポート&写真:井原芳徳  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】


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第14試合 メインイベント J-NETWORKヘビー級王座次期挑戦者決定トーナメント決勝戦 サバイバルマッチ1(3分3R+延長1R)
○シング・心・ジャディブ(インド/パワーオブドリーム)
×プリンス・アリ(イラン/イラン大誠塾)
2R 2'15" TKO (タオル投入:膝蹴りで2ダウン後)


 1R、カウンターの左フックをもらい腰が落ち、ダウンを宣告されてしまったジャディブだが、右ローを着実に当てるとアリの動きが止まるように。一回戦で4R戦ったアリと、1分少々で試合を終わらせたジャディブでは消耗度に差があったようで、2Rに入るとアリは一気に失速。ジャディブのパンチと膝のラッシュで自らマットにへたり込みダウンを宣告され、最後は右膝蹴りを顔面にもらうと、右腕を痛がりつつダウンし、陣営からタオルが投入された。
 ジャディブは4/11後楽園大会での王者・ファビアーノ・サイクロンへの挑戦権を獲得。両者は12月のR.I.S.E.で対戦しており、その時はファビアーノが1RでKO勝ちしている。

第13試合 セミファイナル K-1ルール 66kg契約 サバイバルマッチ1
○小宮由紀博(フォルティス渋谷/J-NETWORKスーパーライト級1位)
×ツグト“忍”アマラ(モンゴル/フリー)
判定2-0 (山中30-28/秋谷29-29/少30-28)

※3Rバッティングによりアマラに減点1

 小宮はじわじわと距離を詰めつつ、蹴り足をつかんでからの軸足払いで1Rだけで3度忍をマットに倒す。右ボディストレートも的確に当て、試合のペースを支配するが、忍はパンチも蹴りも大振りで、打ち合いで頭を下げてバッティングになってしまうことがしばしば。これで小宮は左まぶたから出血してしまう。幸い傷は浅く、続行すると、パンチの打ち合いとクリンチが何度も繰り返されるように。互いにヒットさせるが、小宮の右のヒット数がやや上回り、日本人キラーの忍から白星を奪うことに成功した。

第12試合 J-NETWORKスーパーウェルター級王座決定トーナメント準決勝(1) サバイバルマッチ1
○廣野 祐(NPO JEFA/J-NETWORKミドル級1位)
×千春‘桃白白’(ボスジム/J-NETWORKミドル級2位)
3R 1'57" TKO (ドクターストップ:肘打ちによる左眉尻のカット)


 1R、廣野がサウスポーの構えから左ミドルを的確にヒット。終盤にはカウンターの右ストレートもクリーンヒットさせる。千春も2Rは首相撲の攻防で互角に渡り合ったが、劣勢打開にはならず。3R開始すぐ、廣野が首相撲からの縦肘で千春の眉尻を切りTKO勝ち。千春のプロ無敗記録を9でストップした。勝利者インタビューで廣野は「アマで千春選手に1勝3敗だったので借りを返せた。でも優勝しなきゃ意味が無い」と早くも次を見据えていた。

第11試合 J-NETWORKスーパーウェルター級王座決定トーナメント準決勝(2) サバイバルマッチ1
○川端健司(チームドラゴン/全日本スーパーウェルター級6位・RISE DOAトーナメント'06 3位)
×拳士(シルバーウルフ/元プロボクシング日本ウェルター級6位)
判定3-0 (少30-28/和田30-27/櫻井30-28)


 各ラウンド序盤こそローの打ち合いに応じる拳士だが、時間が進むにつれ川端がローの連打で押し、2R、3Rは拳士の足が止まるように。川端が圧勝したが、ダウンを奪うまでは至らず。「負けが続いていたので深追いしたくなかった」と勝利者インタビューで明かした。

第10試合 J-NETWORKスーパーフライ級王座次期挑戦者決定トーナメント準決勝(2) サバイバルマッチ1
△割澤 誠(AJジム/全日本バンタム級2位・J-NETスーパーフライ級1位)
△薩摩サザ波(TARGET/J-NETWORKフライ級1位)
2R 負傷判定0-0 (少20-20/和田20-20/山中20-20)


 1Rは両者の距離が遠く様子見に近い状態。2R開始すぐ、バッティングで割澤が眉間をカットしドクターストップがかかってしまう。薩摩にイエローカード1。この時点までの内容で判定が行われたが差がつかず、次回大会での再戦に持ち越しとなった。

第9試合 J-NETWORKスーパーフライ級王座次期挑戦者決定トーナメント準決勝(1) サバイバルマッチ1
×魂叶獅(はまっこムエタイジム/前J-NETWORKフライ級王者)
○ウエンツ☆修一(スクランブル渋谷/全日本バンタム級3位)
3R 判定0-3 (秋谷29-30/和田29-30/山中28-30)


 体格で勝るウエンツがやや押し気味の展開でスタート。2Rには魂叶獅も右フックや膝を当て巻き返しを見せるが、3Rはウエンツが肘や首相撲からの膝の手数で優勢。両者に大きな差は無かったものの、ポイントを着実に奪ったウエンツが決勝に駒を進めた。

第8試合 54.5kg契約 サバイバルマッチ1
×大原清和(レグルス池袋/J-NETWORKバンタム級2位)
○藤鬥嘩裟(藤ジム/J-NETWORKフライ級王者)
3R 判定0-3 (和田28-30/山中27-30/櫻井27-30)


 開始しばらくこそ大原のパンチを浴びた鬥嘩裟だったが、1R中盤以降は左右の前蹴り、顔面への飛び膝蹴り、肘打ちを何発も当て圧倒。倒しきれなかったものの差を見せつけ、4月のK-1でのHIROYA戦に向け好調をアピールした。

第7試合 ライト級 サバイバルマッチ1
×細野岳範(チームドラゴン/J-NETWORKライト級王者)
○ソンクラー・センチャイジム(タイ/元BBTV・WPMFフェザー級王者)
4R 判定0-3 (山中9-10/和田9-10/少9-10)

3R 判定0-1 (山中29-30/和田30-30/少30-30)

 ソンクラーが右フック、肘、細野がハイ、肘を当てるが、互いに決め手に欠けるまま延長へ。それでも均衡状態が続いたが、ソンクラーが得意の左肘を的確に当てたことが評価され勝利した。

第6試合 59kg契約 サバイバルマッチ1
○AKIRA(チームドラゴン/J-NETWORKフェザー級王者)
×ホセイン・ギャランディ(イラン/イラン大誠塾)
3R 判定2-0 (山中29-29/秋谷30-29/和田30-29)


 回転の早いパンチで突進するギャランディに対し、AKIRAは左ミドル、右ローで応戦。3Rはバッティングで左目尻を切ったものの、膝蹴りをコツコツと当て続け、接戦を制した。


第5試合 肘有り 60kg契約 3分3R
△黒田アキヒロ(フォルティス渋谷/J-NETWORKライト級1位)
△板橋 寛(スクランブル渋谷)
判定0-0 (山中30-30/櫻井29-29/秋谷30-30)

第4試合 J-NETWORKヘビー級王座次期挑戦者決定トーナメント準決勝(2) サバイバルマッチ1
×悠羽輝(和術慧舟会DUROジム/2位)
○プリンス・アリ(イラン/イラン大誠塾)
4R 1'20" KO (3ダウン:右ミドル)
3R 判定1-0 (櫻井29-28/少29-29/山中29-29)

第3試合 J-NETWORKヘビー級王座次期挑戦者決定トーナメント準決勝(1) サバイバルマッチ1
×高萩ツトム(チームドラゴン/5位)
○シング・心・ジャディブ(インド/パワーオブドリーム)
1R 1'17" KO (右フック)

第2試合 J-NETWORKヘビー級王座次期挑戦者決定トーナメント・リザーブ戦 サバイバルマッチ1
×カリム・“シュガーベア”・バイロン(カナダ/M-FACTORY)
○古田太一(アイアンアックス)
3R 判定2-0 (山中29-29/少30-29/秋谷30-29)


 「ボブ・サップ亜種」とパンフで紹介されたバイロンだが、体型は曙に近く、体格を活かして突進することはなく、パンチとローを教えられた通り丁寧に打つファイトスタイル。古田は1Rから回って右ローを当て続け、3Rにはバイロンの足が止まるように。終了間際、スリップした古田の顔面にバイロンがパンチを叩き込み減点1となってしまい、結局これが勝敗を決めた。


第1試合 ライト級 3分3R
○青津潤平(NPO JEFA)
×生井宏樹(ソーチタラダ渋谷)
判定3-0 (29-26/29-26/29-26)

Last Update : 03/01 10:58

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