(レポ) [DEEP] 1.14 新宿:フューチャーキングトーナメント全国大会
DEEP事務局 "club DEEP 東京 & フューチャーキングトーナメント全国大会" 2008年1月14日(月/祝) 東京・新宿FACE
レポート:木佐木昭 【→掲示板スレッド】
◆ フューチャーキングトーナメント全国大会
【決勝戦】(第2部で実施)
第6試合 65kg級 5分2R ○赤尾セイジ(NEX/浜松予選代表) ×赤澤 誠(総合格闘技BURST/大阪予選代表) 1R 2'32" ギブアップ (バックマウントパンチ連打)
一回戦と準決勝を、判定ながら得意のレスリングで相手をことごとく封じて勝ち上がった赤尾。打投極を万遍無く使いこなし、準決勝では脅威の膝蹴りで勝ち上がった赤澤。 赤尾は右ローで牽制しながら、赤澤の蹴り足を捕えてタックルに行くと当然のようにテイクダウンを奪う。だがグラウンドでは赤澤が赤尾に有利となるポジションを取らせず、焦った赤尾は立ち上がると走って逆のロープまで逃げる。 一度組み合いでのブレイクを挟み、互いにパンチを激しくやり取りすると、赤尾の左フックが綺麗に入りダウンを奪う!グラウンドで赤尾が追い討ちすると赤澤は背を向けバックマウントの状態に。赤尾がそこから容赦の無いパウンドを十数発喰らわせたところで赤澤はギブアップした。
第5試合 70kg級 5分2R ×奥山健太(禅道会/推薦) ○井上誠午(和術慧舟会GODS/東京予選代表) 2R 0'54" KO (右ミドルキック)
準決勝では終始劣勢を強いられながらも、優勝候補と目されたLUIZの強烈なパウンドに合わせて下から跳び付き十字で逆転勝ちした井上。対する奥山は戦わずして勝ち上がってきた。 色白で柔和な表情の格闘家然としない奥山は、空手着のズボン姿という珍しいスタイルと相まって異様な空気を醸し出す。その奥山がまず、サイドキックからバックスピンキックの連携技を出すと会場がどよめく。しかし井上の打撃に付き合いたくない奥山は積極的に井上の足元に潜り込みグラウンドに誘い、足関節技で果敢に攻める。スタンドでバックを取られながらもアームロックで極めに行く井上だったが、グラウンドにもつれ込むと、やはり奥山は足関節技で反撃。井上も負けじと足を捕りに行く。 2R、同様に前の手を低く構える独特な姿勢から打撃を繰り出す奥山だったが、井上は威力のあるキックを数発返す。そして奥山が飛び込んだところに井上がしっかり右ミドルを返す!奥山は電源が落ちたかのように崩れ落ちると、レフェリーが試合を止めた。
第4試合 76kg級 5分2R ×小池秀信(GRABAKAジム/推薦) ○吉岡哲也(GRABAKAジム/金沢予選代表) 判定1-2
準決勝ではその判定にブーイングが起きてしまう辛勝だった小池。金沢予選からここまで脅威のテイクダウン能力で勝ち上がって来た吉岡。どちらもGRABAKA勢であり、会場の隅では同門の三崎和雄やKEI山宮も見守る。 1R、吉岡が伸びのある右を小池の顔面に飛ばして試合が始まる。パンチへのカウンタータックルを怖れた小池は遠めからのローキックで試合を組み立てる。吉岡も組み付いてテイクダウンを奪うが、ガードを割らせてもらえず、猪木アリの状態からブレイクという展開が続く。スタンドでも吉岡がパンチで小池を圧す。 2Rに入っても1R同様の展開が中盤まで続くが、組んで強い吉岡が、首相撲から膝を小池の顔に届かせる。ダメージを受けた小池は吉岡をガードに封じながらグラウンドに倒れ、吉岡のパウンドに腕十字を合わせる。腕十字をしのぎつつパスガードしたい吉岡だったが、それもできずまたブレイク。決定的な場面こそ無かったが、全ての場面で吉岡が小池を上回っていた。
第3試合 82kg級 5分2R ×土肥正也(サイトー会館/仙台予選代表) ○長堂嘉夢(CMA戦ジム/浜松予選代表) 判定1-2
1Rにまず長堂がタックルでの展開を図るが、それを土肥がしっかり切ると、そこからはスタンドでの勝負。流れの中でグラウンドに移行する場面もあったが、極め合うまでには至らない。ローキックで自分の距離を作り、フックの連打でダウンも奪って優勢に見えた土肥だったが、判定の軍配は長堂に上がった。
【一回戦〜準決勝戦】(第1部で実施)
[65kg以下級]
準決勝 5分2R ×柳澤雅樹(パラエストラ東京/金沢予選代表) ○赤澤 誠(総合格闘技BURST/大阪予選代表) 2R 1'18" TKO (レフェリーストップ:右膝蹴り)
準決勝 5分2R ×釜谷 真(CMA京都成蹊館/推薦) ○赤尾セイジ(NEX/浜松予選代表) 判定0-3
一回戦 5分1R ×石橋幸太(総合格闘技DOBUITA/推薦) ○赤澤 誠(総合格闘技BURST/大阪予選代表) 判定0-3
一回戦 5分1R ○柳澤雅樹(パラエストラ東京/金沢予選代表) ×小倉卓也(SCARFIST/仙台予選代表) 1R 4'13" チョークスリーパーホールド
一回戦 5分1R ×和田竜光(吉田道場/東京予選代表) ○赤尾セイジ(NEX/浜松予選代表) 判定1-2
一回戦 5分1R ○釜谷 真(CMA京都成蹊館/推薦) ×秋山 翼(毛利道場/山口予選代表) 判定3-0
[70kg以下級]
準決勝 5分2R ○奥山健太(禅道会/推薦) ×大谷 誠(Trinity suns/大阪予選代表) 不戦 (大谷が棄権)
準決勝 5分2R ○井上誠午(和術慧舟会GODS/東京予選代表) ×LUIZ(禅道会/仙台予選代表) 1R 2'49" 腕ひしぎ十字固め
一回戦 5分1R ×大杉優也(TEAM HODA/金沢予選代表) ○大谷 誠(Trinity suns/大阪予選代表) 判定0-3
一回戦 5分1R ○LUIZ(禅道会/仙台予選代表) ×鈴木雄亮(TEAM HAMBOLT/浜松予選代表) 1R 1'48" 腕ひしぎ十字固め
※鳥谷 彰(博多鉄拳兄弟/山口予選代表)は負傷欠場。
[76kg以下級]
準決勝 5分2R ○小池秀信(GRABAKAジム/推薦) ×徳田順三(正道会館/大阪予選代表) 判定2-1
準決勝 5分2R ×岩崎訓大(HARD COMBAT/推薦) ○吉岡哲也(GRABAKAジム/金沢予選代表) 判定0-3
一回戦 5分1R ×石田芳樹(U-FILE CAMP町田/東京予選代表) ○徳田順三(正道会館/大阪予選代表) 判定0-3
一回戦 5分1R ○吉岡哲也(GRABAKAジム/金沢予選代表) ×大野正博(パラエストラ広島サウス/山口予選代表) 判定3-0
※小野寺裕也(サイトー会館/仙台予選代表)は負傷欠場。ホベルト・リマ・マルコス(HARD COMBAT/浜松予選代表)は欠場。
[82kg以下級]
一回戦 5分1R ×岸野雄一(クラブファイン/山口予選代表) ○長堂嘉夢(CMA戦ジム/浜松予選代表) 1R 1'03" TKO (レフェリーストップ:バックマウントパンチ連打)
一回戦 5分1R ○土肥正也(サイトー会館/仙台予選代表) ×久保輝彦(禅道会/推薦) 1R 0'29" TKO (出血)
※新井遼平(禅道会/金沢予選代表)は欠場。
◆ 第2部のワンマッチ
第12試合 メガトン3番勝負 5分2R ×和歌嵐(手塚道場) ○鶴亀金太郎(フリー) 1R 2'18" TKO (レフェリーストップ:パンチ連打)
第11試合 メガトン3番勝負 5分2R ○中西良行(PRB) ×加藤善之(フリー) 1R 0'56" TKO (レフェリーストップ:右フック)
第10試合 メガトン3番勝負 5分2R ○權代祐典(フリー) ×岩上智一郎(フリー) 1R 1'34" ギブアップ (フロントチョーク)
第9試合 5分2R ×中野洋志(マッハ道場) ○伊藤有起(ALLIANCE) 1R 1'01" KO (左フック)
第8試合 5分2R ○宮下トモヤ(POWER OF DREAM) ×伊是名正旭(Aciu) 1R 0'41" フロントチョーク
試合開始後、打撃の交換が少し行われると、レスリング出身の伊是名がすかさずタックルに行くが、それを狙いすましていたかのようにジャンプして伊是名の首に右手を巻き付ける宮下。首を捕られたまま、グラウンドに下ろさず、空中に持ち上げて宮下の右手を解きたい伊是名だったが、グラウンド状態に倒れ込むと同時にタップした。 勝利した宮下はマイクを握り一通り礼を述べた後、「(伊是名と)同門の吉田幸治選手と戦いたい。」とアピールした。
第7試合 森山大総合引退試合 5分2R ×森山 大(フリー) ○岩見谷智義(高田道場) 2R 3'35" チョークスリーパーホールド
首と腰の怪我に悩まされていた森山の引退試合。試合後、森山はマイクで改めて引退表明し、これからもDEEPのリングでレフェリーを務めると宣言。そして、かつてU-FILEで同門だった長南亮と佐伯繁DEEP代表から花束を贈呈された。
第2試合 5分2R ○綿貫一歩(PRB) ×本村康博(AACC) 1R 1'55" ヒールホールド
第1試合 5分2R ×石嶋大悟(ライコンドー) ○近藤定男(BLUE DOG GYM) 判定0-3
Last Update : 01/16 10:25
|