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(レポ) [DEEP] 12.9 石川:野武士あばれ祭1でMIKU一本勝ち

L.A.GYM JAPAN "ファースト・グループpresents clubDEEP 金沢 12.9 野武士あばれ祭1"
2007年12月9日(日) 石川・石川県産業展示館 2号館

  レポート:木佐木昭(FIGHTS SPIRAL)  【→掲示板スレッド】


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【第3部】

第4試合 メインイベント キックルール 3分3R
×藤田雅幸(L.A.GYM JAPAN)
クラウジオ・シウバ(クラブバーバリアン)
2R 0'42" KO (右フック)


 地元・金沢の実業家でもある藤田は、大応援を受けて登場。1Rのゴング直後、藤田の握手をクラウジオが握手で返すのだが、クラウジオは握手をワンツーのワンのようにしてツーで右フック。藤田はそれをスウェーでかわしたが、クラウジオは次々とパンチで襲い掛かる。
 体格差もあって防戦一方となる藤田。首相撲からの膝蹴りもまともに入り、藤田は左こめかみから出血する。クラウジオの猛攻は続くが、藤田は組んで膝蹴りを入れ、一発だけだったがようやく反撃。すると離れたクラウジオは長い足で前蹴りも使い始め、藤田は自分の距離を作らせてもらえず、苦し紛れの浴びせ蹴りを仕掛けるが避けられてしまう。
 インターバル中も顔面血だらけの藤田に対し、クラウジオは息を少し切らしているだけでダメージを受けている様子はない。2R開始直後は藤田が自分の距離から右ハイと右フックを見舞うが、これはかすめる程度。距離をおいて打撃のやりとりがあった後、クラウジオが1Rの勢いを思い出したかのように猛攻。クラウジオの強烈な左フックがまともに入り、藤田はついにダウン。悲鳴混じりの大声援を背に、藤田はよろめきながらもなんとか9カウントで立ち上がる。すると声援はさらに大きくなるが、よろめく藤田にクラウジオが右フック。KO負けの藤田を見て落ち込む応援団を尻目に、富山のバーバリアン勢の歓喜の声が会場を覆い尽くした。


第3試合 総合ルール 5分2R
○MIKU(クラブバーバリアン)
×関友紀子(フリー)
1R 1'07" アームロック


 DEEPの紅いベルトを担いだMIKUがゲートに登場すると、『MIKU』と書かれたいくつもの大きい旗が花道で揺れる。詰まった密度の高い体の関と、しなやかに鍛え上げられたMIKUが並ぶと、13cmの身長差が数字以上に際立つ
 試合開始と同時にMIKUはひたすらワンツーで関を攻め立てる。関も下がりながら対応したいのだが、伸びのあるMIKUのワンツーは関の顔面をどこまでも追いかける。フットワークではかわせないと諦めた関はタックルに行くが、距離が遠く簡単に切られてしまう。
 するとMIKUは関の腕をもらったまま寝技に引き込んで腕十字。さらに三角絞めで関を苦しめながら、関にベースを作らせずに腰をきっていき、三角十字、アームロック、アームバーと流れるように技を変えていく。アームバーをこらえた関が前のめりになると、MIKUはアームロックに切り換えついに一本。
 全ての局面においてまさにMIKUの完勝だった。マイクを渡されると、少し上がった息で挨拶し、「やっと地元でベルトをお披露目できました」と笑顔を見せた。


第2試合 総合ルール 5分2R
×松井大二郎(フリー)
カルロス・トヨタ(ブラジル/HARD COMBAT)
2R 2'22" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)


 パーカーのフードで頭を覆い、青い柔術着姿でリングインするトヨタ。「大物喰いを果たしてやる!」とばかりに闘志の青い炎を燃やしているように見える。何のてらいもなく入場する松井と対照的な雰囲気だ。
 ゴングが鳴ると同時にトヨタは松井めがけて跳び膝蹴り。HERO'SでKIDが宮田を葬った場面が頭によぎる。だが、トヨタの右膝をかわした松井は、トヨタの左足をつかみながらそのまま片足タックル。下になったトヨタは松井の腕を取ると、それを嫌った松井は離れ、パウンドを打ち下ろす。松井のパウンドに合わせてクロスガードを組んだトヨタは、オモプラッタ、三角絞め、アームロックと仕掛け松井を苦しめる。トップから何もできない松井を見てレフェリーがブレイクをかける。
 スタンドに戻ると打撃戦。トヨタの左フックが松井のこめかみに当たると、トヨタは右アッパーで松井のアゴをカチ上げる。かつてPRIDEでも見せていた打たれ強さは健在の松井だが、さすがに動きが止まるとトヨタのパンチをもう一発まともに喰らってしまいダウン。松井のフットガード上からトヨタがパウンドを連打するとレフェリーがストップした。


第1試合 総合ルール 
○渡辺智史(L.A.GYM JAPAN)
×青山 忍(和術慧舟会富山支部)
1R 4'39" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

【第2部】

オヤジファイト第3試合 キックルール 2分2R
×関川賢志朗(L.A.GYM JAPAN)
○滝田TETU郎大先生(クラブバーバリアン)
判定3-0

オヤジファイト第2試合 キックルール 2分2R
○苗代亮達(L.A.GYM JAPAN)
×四谷 登(クラブバーバリアン)
判定3-0

オヤジファイト第1試合 総合ルール 3分2R
×かっつあん(ごんだま道場)
○涌井 篤(津南柔術クラブ チームブリザード)
判定3-0

第6試合 総合ルール 5分2R
○出見世雅之(L.A.GYM JAPAN)
×世界史(NEX)
1R 0'32" TKO (レフェリーストップ:フロントチョーク)

第5試合 キックルール 3分2R
○平井 彰(L.A.GYM JAPAN)
×タクシ★38(GSB)
判定3-0

第4試合 キックルール 3分2R
○織田達弥(FREYJA)
×今夜が山だ(クラブバーバリアン)
判定3-0

第3試合 キックルール 3分2R
×早川重人(WOLVES SQUAD)
○田川マン☆太郎(GSB)
1R 2'27" KO

第2試合 キックルール 3分2R
○澤井裕也(L.A.GYM JAPAN)
×テッタマン(拳聖館)
1R 2'01" KO

第1試合 キックルール 3分2R
○小西和弘(L.A.GYM JAPAN)
×中村 陣(拳聖館)
1R 1'20" KO

エキシビジョンマッチ
−泉 優斗(L.A.GYM JAPAN)
−谷内裕太(津幡道場)
勝敗無し

[フューチャーキングトーナメント北陸地区予選 決勝戦]

82kg級 5分2R
○新井遼平(禅道会)
×北田 有(和術慧舟会富山支部)
1R 0'37" ヒールホールド

76kg級 5分2R
○吉岡哲也(GRABAKAジム)
×木村康人(チームアルベトロス)
1R 4'44" アームロック

70kg級 5分2R
○大杉ジャカレ優也(TEAM HODA)
×岡田充広(L.A.GYM JAPAN)
1R 3'32" 腕ひしぎ十字固め

65kg級 5分2R
○柳澤雅樹(パラエストラ東京)
×堂地耕輔(石倉道場)
1R 1'13" フットチョーク


【第1部】フューチャーキングトーナメント北陸地区予選 一回戦

第6試合 82kg級 5分2R
○北田 有(和術慧舟会富山支部)
×荒井勇二(フリー)
1R 2'55" アンクルホールド

第5試合 82kg級 5分2R
○新井遼平(禅道会)
×小野隆見(DEEPジム)
TKO (レフェリーストップ:マウントパンチ)

第4試合 76kg級 5分2R
×中野 治(フリー)
○木村康人(チームアルベトロス)
1R 0'42" フロントチョーク

第3試合 76kg級 5分2R
×原田勝平(GSB)
○吉岡哲也(GRABAKAジム)
2R 2'56" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

第2試合 70kg級 5分2R
○大杉ジャカレ優也(TEAM HODA)
×多田賢五
1R 2'26" 腕ひしぎ十字固め

第1試合 65kg級 5分2R
×大西秀明(フリー)
○柳澤雅樹(パラエストラ東京)
判定3-0

Last Update : 12/11 19:30

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