(レポ&写真) [NKB] 10.27 後楽園:ミドル級王者・若生、タイ人に惜敗
日本キックボクシング連盟 "2007 奪還シリーズ" 2007年10月27日(土) 東京・後楽園ホール 認定:NKB実行委員会
レポート&写真:井原芳徳 【→掲示板スレッド】
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第12試合 日タイ国際戦 3分5R ×若生浩次(大阪真門ジム/NKBミドル級王者) ○テワリット・ソー・キッティチャイ(タイ/トーエルジム/元豪州ウェルター級王者) 判定0-3 (加賀見48-49/川上47-50/君塚47-49) ※2R左ハイキックで若生に1ダウン
若生(わかいき)の初の国際戦の相手となったテワリットは80戦56勝(7KO)18敗6分の28歳。体の張り、スピード、技術ともまだまだ本格派。左右のハイとミドルで若生を脅かすが、若生は相手の動きが見えている。 2R、若生は1Rから当てていた左ストレートでテワリットをひるませチャンス。だが直後、テワリットが左ミドルの後に左ハイを若生の首筋に叩き込みダウンを奪取する。前のめりに吹き飛ばされた若生。10カウントギリギリで立ち上がり、その後もパンチとハイの猛攻を浴びる。とはいえ「意識はしっかりしていた」といい、ラウンド終了間際には左ハイを逆に当て返し、タフさとセンスの良さを発揮する。
3Rは若生の左ハイ、テワリットの右ミドルの応酬。場内に打撃音が響くたび観客の口から溜め息が漏れる。ダウンが無かったかのように互角に渡り合う若生は、4R序盤に「作戦通りだった」という左肘でテワリットの左の眉尻をカット。その後テワリットも肘で対抗し、肘の応酬でも観客を沸かせてみせる。 その後は若生も攻めが左ハイに偏り、逆転勝ちこそならなかったものの、タイ人と初対決とは思えないほど蹴りと肘でタイ人と渡り合い、ムエタイ向きであることを証明した。これから国際戦の経験を積めば、まだまだ強くなれるだろう。
◆若生「相手の打撃一つ一つは強さを感じなかったけど、距離がつかみにくかった。自分の力はまだまだ。でもこんなもんで終われへん。応援してくれている人たちのためにももっと強くなる。タイには強いのがナンボでもおる。強いのと戦って、何かを次につなげれば、絶対にタイ人に負けない」
第11試合 日タイ国際戦 ヘビー級 3分5R △鈴木直也(拳心館/NKBヘビー級5位) △スウィーン・カーオ(タイ/MTOONGジム/タイ国クルーザー級) 判定1-0 (加賀見50-50/前田50-50/川上50-48)
第10試合 ウェルター級 3分5R ○塚野真一(拳心館/4位) ×麻生雅義(村越ジム/7位) 判定3-0 (加賀見49-48/君塚49-48/前田50-49)
第9試合 ウェルター級 3分5R ○SEIITSU(八王子FSG/3位) ×大出義明(神武館/5位) 2R 2'39" KO (左ハイキック)
第8試合 フェザー級 3分3R ○佐藤祐平(TEAM-KOK) ×KOHKI(MTOONGジム) 判定3-0 (29-28/30-28/30-28)
第7試合 ライト級 3分3R ○高橋 晃(テツジム) ×ノリ(渡辺ジム) 3R 2'11" KO (3ダウン:右ローキック)
第6試合 フェザー級 3分3R ○須賀聖二(SQUARE-UP道場) ×坂本秀樹(大塚道場) 2R 0'48" KO (右ストレート)
第5試合 フェザー級 3分3R ×大作(SQUARE-UP道場) ○相良正男(渡辺ジム) 判定0-3 (28-30/27-30/27-30)
第4試合 ライト級 3分3R ○長島達也(TEAM-KOK) ×松本喜富(姉崎ジム) 判定3-0 (28-27/28-27/28-27)
第3試合 ライト級 3分3R △木村基樹(SQUARE-UP道場) △佐藤哲也(大塚道場) 判定1-0 (30-29/29-29/29-29)
第2試合 ミドル級 3分3R ×塚田龍介(挙心館) ○宇治信吾(八王子FSG) 判定0-3 (26-30/27-30/27-30)
第1試合 フライ級 3分3R ×生方宣寛(SQUARE-UP道場) ○鈴木和樹(大阪真門ジム) 3R 0'42" KO
Last Update : 10/29 21:25
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