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(レポ) [DEEP] 10.13 大阪:CMA京都の濱村と深見が勝利

DEEP事務局 "club DEEP 大阪"
2007年10月13日(土) 大阪・アゼリア大正

  レポート:木佐木昭(FIGHTS SPIRAL)  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】


◆第2部

【DEEPルール】

第7試合 メインイベント 5分2R
濱村 健(CMA京都成蹊館)
×北崎 鎮(禅道会)
判定3-0

 濱村は大歓声を味方につけての登場。打撃主体で試合は展開される。北崎は強烈な右フックの単発多用で動きを読まれてしまい、手数ではほぼ互角だったが、カウンターで確実にダメージを蓄積させられる。2R、濱村の左ミドルが的確にヒットし出すと、目に見えて北崎の防御が薄くなり、濱村のパンチとキックの打ち分けに対応できなくなる。それでも北崎は意地強く戦い判定まで持ち込んだ。


第6試合 5分2R
深見智之(CMA京都成蹊館)
×マルロン・メディロス(NEX)
1R 3'53" チョークスリーパーホールド

 深見の打撃にまったく付き合わないメディロスは、引き込みフロントチョークをかけるも極りが浅く、深見は冷静に首を抜く。上から深見がパウンドを落とすと、メディロスも決定打は打たせないものの、メディロスの下からの動きに深見はしっかり対応。ブレイク後、深見の打撃に対しメディロスは胴タックルするが、コーナーを背につけ耐えると今度は深見がフロントチョーク。そのチョークとその後の腕十字は逃げられるが、バックマウントを取った深見はパウンド連打。亀になって防御するメディロスの首を狩りにいくとメディロスは立ち、中腰でスリーパーとバックフックを解くが、その状態から再度深見がしつこく両手でチョークをかけると、メディロスのバックフック防御がおろそかになり、深見はきっちりチョークを極めた。


第5試合 5分2R
×YABU(フリー)
江藤 亨(NEX)
1R 1'33" 三角絞め

 76kg以下契約のためYABUの江藤より一回り大きい体格が目立つ。小刻みなフック・アッパーで攻め立てるYABUだったが、江藤の片足タックルへの対応が遅れる。テイクダウンはなんとか免れたが、レスリング耐性の弱さを見抜いた江藤は、再度打撃ラッシュをかいくぐり、その後胴に組み付きテイクダウンに行く。
 しかしYABUはパワーのあるパンチで江藤を引き剥がすと、圧されるように江藤は下のポジションに。ところが江藤はYABUのパウンドに合わせてすかさず三角を取りに行く。YABUは三角絞めの足を組まれながら、それを解くよりも立ち上がり江藤を持ち上げマットに叩き付ける。「マットがそんなに固くないのは分かってました」という江藤はバスターにも動じず、三角の絞めを完成させようとしながら両手で強引にYABUの頭を引き付けタップを奪った。


第4試合 5分2R
高原信好(正道会館)
×与那城泰希(フリー)
2R 4'14" TKO (レフェリーストップ:スタンドパンチ連打)

 開始から互いにフットワークを用いずバチバチの殴り合い。2分も経つと両者早くもスタミナがなくなり、フックとは言えない腕のブン回しで与那城はダメージも背負う。1Rは与那城の打たれ強さのみが光った。
 与那城陣営のセコンド3人はインターバル時にただ水を渡すだけで何もできないのに対して、高原陣営は金泰泳が冷静に作戦指示を送る。
 2R、勢いをつけて高原がフックとアッパーで攻めるが、与那城は耐え続けると両者またスタミナがなくなり動きが止まる。高原は与那城の首をスタンディングフロントチョークで捕えるも、極め方を知らないのか、みすみすチャンスを逃す。その後、高原の打撃に対しローカットどころか顔面すら防御しない与那城を見かねてレフェリーが間に入った。ヘビー級のシバキ合いに観客は大いに盛り上がった。


第3試合 DEEPフューチャーキングトーナメント関西地区 65kg以下級 決勝戦 5分2R
○赤澤 誠(総合格闘技道場BURST)
×吉武伸洋(P's LAB大阪)
1R 2'19" 腕ひしぎ十字固め

 アマの中ではダントツのポジショニング技術を誇る赤澤が、バックマウントから得意のチョークで吉武を苦しめる。だが吉武は腰を上げ赤澤を振り落とそうとする。赤澤も粘るが次第に横にずれ落ちると、その隙を抜いて吉武はパウンド。しかし赤澤はその腕を瞬時にキャッチし十字を極めた。


第2試合 DEEPフューチャーキングトーナメント関西地区 70kg以下級 決勝戦 5分2R
×草野太郎(シューティングジム大阪)
○大谷一誠(トリニティサンズ)
1R 3'35" TKO (レフェリーストップ:右ストレート)

 トリッキーで癖のある構えから強烈なラッシュを武器とする草野が大谷を苦しめる。あまりの勢いにフットワークを使えない大谷は、真後ろに下がりながらワン・ツー・スリーと顔面に被弾。しかしその後、大谷は草野のパンチを見切った強力なカウンターの右一発でマットに沈めた。


第1試合 DEEPフューチャーキングトーナメント関西地区 76kg以下級 決勝戦 5分2R
○徳永順三(正道会館)
×久保輝彦(禅道会)
判定3-0

 1R、空手ベースの徳永が威勢良く久保に襲い掛かると久保も打撃で応戦。組み付く場面になると徳永が柔道を思わせる足遣いで久保のバランスを崩す。それを警戒した久保が離れ際に細かいパンチをもらうシーンが数度繰り返される。徳永は組み付いた状態から払い腰で豪快にテイクダウンも奪う。グラウンドでのポジショニング技術では上回る久保だったが、チョークのチャンスを2度も逃した上に、スタンドでバックに回って何もできずに逃してしまう勝負弱さを見せてしまう。
 2R、徳永が左フックを当てると右のフェイントからもう一発左フックを加撃。ダウンすると距離を取って逃げる久保の右目尻が切れるているのが分かり、ドクターチェック。3分ほどすると再開されたが、久保はその間にいくらかダメージを回復。それでも展開は徳永が掴み、判定ながら勝利した。

※DEEPフューチャーキングトーナメント関西地区82kg以下級は中平淳一(フリー)1名のみのエントリーで、中平が代表に。


【オープニングマッチ】NEXT LEVEL 提供試合 Young Challenge Story(キックルール)

第4試合 3分2R
○竹野 蓮(MAキック・多田ジム山口道場)
×平山 迅(SFK)
判定2-0

第3試合 3分2R
×藤田将平(NJKF・健心塾)
○原田将公(J-NETWORK・Mファクトリー)
判定0-3

第2試合 3分2R
△田中一真(聖心会)
△中川幸樹(魁塾)
判定1-1

第1試合 2分2R
○梅田明歩(NJKF・健心塾)
×中村すずな(二刃会・北野ジム)
判定3-0

※第1部はDEEPフューチャーキングトーナメント関西地区準決勝までを実

Last Update : 10/15 19:48

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