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(レポ&写真) [新日本キック] 9.16 後楽園:石井、小宮を返り討ち

新日本キックボクシング協会 "TITANS NEOS(タイタンズ・ネオス)2"
2007年9月16日(日) 東京・後楽園ホール

  レポート&写真:井原芳徳  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】


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第14試合 メインイベント 63.5kg契約 3分5R
○石井宏樹(藤本ジム/新日本ライト級王者)
×小宮由紀博(フォルティス渋谷/J-NETライト級1位・MAキック LIGHTNING TOURNAMENT '07優勝)
判定2-0 (高谷50-50/深瀬50-49/富沢50-48)


 互いにフェイントを駆使しながら、石井は右ロー、小宮は右ストレート主体に攻める展開。4月の初対決では小宮が1Rにパンチで2ダウンを先取したが、今回の石井は「冷静にできた。真っ直ぐ伸びるストレートだけ気を付けた。自分の距離感で戦えた」といい、小宮に決定打を与えない。小宮も「もう一歩踏み込んで決定打を与えるつもりが中途半端になった」と振り返る。
 とはいえ、石井も右ローで何度か小宮をぐらつかせるものの、すぐに小宮にパンチで反撃を許し、各ラウンドとも大差はつけられず。石井本人は「後半はポイントを取っていた」という認識だったが、判定は2-0の僅差だった。
 形はどうあれこれで小宮に2連勝の石井。小宮について「センスはあるけど、俺には勝てないとわかってくれたと思う」と見切りをつけ、本来の目標である打倒ムエタイに軌道を戻す決意を示した。
 だがその手始めはなんとアマチュアムエタイ。10月26日よりマカオで開催されるアジア・インドア・ゲームに、同門の松本哉朗とともに推薦されたという。それに出場後、早ければ12月に強豪・ジャルンチャイ・ケーサージムと再戦することが陣営の描くプランだ。
 敗れた小宮は「悔しい。きっちりした動きができず、結果も出せなかった」とガックリ。判定については「アウェーなんで倒せなかった時点で負け」と納得し、再々戦については「こういう形なんで、挑戦したいとは言えない。また一から這い上がる」と話した。

第13試合 メインイベント 58kg契約 3分5R
○菊地剛介(伊原道場/新日本フェザー級王者)
×竹村健二(名古屋JKF/SB日本Sフェザー級1位)
判定3-0 (杉江50-47/富沢50-47/三浦50-47)


 2R、菊地が得意の左ハイキックをクリーンヒットさせた後、パンチを連打しスタンディングダウンを奪取。だがそれ以外の場面では、ローの打ち合いの後に菊地が組み付いて倒すという展開が多く、噛み合わないまま5Rが終わった。

第12試合 セミファイナル 67kg契約 3分3R
×北山高与志(SFK/J-NETウェルター級王者)
○タカオサミツ(伊原道場/新日本ウェルター級1位)
判定0-3 (高谷28-30/富沢28-30/江刺家28-30)


 タカが腰の入った右ローを効かせた後、2Rに右ストレートでダウンを奪取。3Rには北山も左のテンカオをきっかけに盛り返したが、タカが逃げ切り、他団体王者撃破に成功した。


第11試合 セミファイナル 肘無し ヘビー級 3分3R
○ノブ・ハヤシ(ドージョー・チャクリキ・ジャパン)
×ファイザル・ザカリア(ニュージーランド/フリー)
判定2-0 (江刺家30-29/深瀬30-29/富沢29-29)

第10試合 肘無し ヘビー級 3分3R
○嚴 士鎔(伊原道場/新日本1位)
×若翔洋(フリー)
1R 0'54" KO (右ローキック)

第9試合 ヘビー級 3分3R
×國吉(治政館ジム/新日本3位)
○スウィーン・カーオ(タイ)
判定0-3 (三浦28-29/富沢28-29/高谷28-30)

第8試合 ウェルター級 3分3R
×石原裕基(伊原道場/新日本ライト級3位)
○ウィラチャート・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム/元ルンピニー・ライト級6位)
2R 終了時 TKO (ドクターストップ:右膝蹴りによる顎の骨折の疑い)


 石原はコンビネーションからの右アッパーを当てる等、ほぼ互角に渡り合うが、2R終了際、ウィラチャートが石原をロープに倒し込み、倒れ際のインプレーの状態で右膝蹴りを石原の顎にヒット。これがダウンとなり、ラウンド終了後にドクターストップがかかった。

第7試合 68kg契約 3分3R
×緑川 創(藤本ジム/新日本ウェルター級4位)
○ソーンラム・ソーウドンソン(タイ/元ラジャダムナン・ライト級王者)
判定0-3 (杉江28-30/富沢28-30/深瀬28-29)


 ソーンラムの強烈な左ミドルや左ハイをもらいながらも、耐えて右ストレートを当て健闘していた緑川だったが、3R終了間際に肘打ちでダウンを喫し、惜しくも敗れた。

第6試合 ライト級 3分3R
○中尾 満(伊原道場/新日本6位)
×木村敬明(レグルス渋谷/J-NETフェザー級1位)
1R 0'50" KO (右ストレート)


 中尾は昨年5月まで11戦無敗で、以降、石井宏樹とイソラサックに2連敗を喫したが、素質の高さは以前から評価されていた。対抗戦でそれを開花させ、J-NETの成長株から開始早々、右ストレートで見事KOした。

第5試合 ウェルター級 3分3R
△佐々木泰士(トーエルジム/新日本10位)
△坂本 章(士道館橋本道場/MA日本6位)
判定1-0 (高谷30-29/富沢30-30/深瀬30-30)

第4試合 ウェルター級 3分3R
△渡辺健司(伊原稲城ジム)
△武藤大亮(マイウェイジム/MA日本9位)
判定1-0 (杉江30-29/富沢29-29/三浦29-29)

第3試合 肘無し 51kg契約 3分2R
○江幡 睦(伊原土浦ジム/16歳)
×井原将光(ウィラサクレック・フェアテックスジム)
1R 1'29" KO (右ストレート)

第2試合 肘無し 53kg契約 3分2R
○江幡 塁(伊原土浦ジム/16歳)
×加納平栄太(ウィラサクレック・フェアテックスジム)
判定3-0 (20-19/20-18/20-18)

第1試合 肘無し フライ級 3分2R
×西畑隆司(伊原道場/15歳)
○加藤竜二(士道館橋本道場)
判定0-3 (19-20/18-20/19-20)


Last Update : 09/17 12:40

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