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(レポ&写真) [DEEP] 6.16 新宿:MIKU、渡辺久江の王座挑戦権獲得

DEEP事務局 "club DEEP 東京"
2007年6月16日(土) 東京・新宿FACE

  レポート:本庄功志  写真:井原芳徳  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】


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第14試合 DEEP女子ライト級王座挑戦者決定戦 5分2R
×瀧本美咲(空手道禅道会)
○MIKU(クラブバーバリアン)
1R 4'32" 腕ひしぎ十字固め


 試合が始まり、瀧本がハイキックを放ちバランスを崩して倒れる。だが瀧本は、不用意に近づいてきたMIKUの足に、スルリと自身の足を絡ませ関節を狙う。開始早々にチャンスを作る瀧本だったが、MIKUは「ヤバイとは思わなかった」と冷静だ。
 瀧本の足関節を回避したMIKU。上四方に回り絶好のポジションを奪う。「グラウンドに行ったら、(関節を取られるので)パンチなど下手な事はしないでおこうと思った。純粋なグラップリングでは勝てる自身があったので」と話すMIKU。

 だが、瀧本相手に安泰のポジションは存在しない。瀧本は不利なポジションからでも、ごく自然にMIKUの腕を捕らえ、腕十字を極める体勢に入る。過去に2度敗れた技に捕まり、最大のピンチのMIKU。だが、さすがに3度連続は許さずに腕十字を潰すと、スタンドでワンツー、ヒザを当て、グラウンドではフロントチョークを捕らえるなど巻き返しを図る。
 足のフックが甘くチョークは外され、上の瀧本からボディに強烈な鉄槌を食らう。しかし、下から腕十字を仕掛けるとガッチリと極め、3度目の戦いで遂に瀧本から一本を奪うことに成功した。
 MIKUは勝った瞬間喜びを爆発させ、今回の勝利がいかに意味のあるもので、重要な試合だったかを窺わせた光景だった。

 これでMIKUは8/5(日) DEEP後楽園ホール大会で女子ライト級王者・渡辺久江に挑戦する権利を獲得した。試合後、リングに渡辺が登場。開口一番「今日は会場が(エアコンの効き過ぎで)寒くてホルモンバランスが崩れてしまい、テンションが低い」と笑いながら話したが、「内なるテンションは上がりました。8月は是非会場に足を運んで下さい」とファンにアピールした。

◆MIKU「嬉しかったです。(瀧本は)精神面で苦手意識がありました。試合は普段通りスパーリングのようにやろうと思っていました。(足関節を取られたが?)ヤバイと思わなかったです。(スタンドの戦いは?)左が結構入りましたね。試合は打撃で行こうと思っていたので。(フィニッシュは腕十字だったが?)まさか自分が腕十字取れるとは思わなかったです。渡辺選手とタイトルマッチが決まり、打ち合えるのがすごい楽しみです。寝技も強いですしね。気負いをせず、楽しみにしてがんばります」

第13試合 キックルール(2ノックダウン制・肘無し) 3分3R
○横田一則(GRABAKA)
×イ・デヨン(韓国/CMA KOREA)
判定3-0 (大城=横田/木村=横田/鬼木=横田)


 試合は序盤から横田が前に出て、フック、ストレートを当て続ける。1R中盤にはフェイントを入れてのワンツーで、デヨンをダウンさせる。ところが総合の癖で、倒れたデヨンに上からパンチを落とす反則を犯し、ダウンは無効に。
 蹴りは前蹴り、左ミドルと放つ横田だが、単発で印象は薄い。だが、パンチに関してはボディ、アッパーを絡めたコンビネーションでスピードのある攻撃を展開する。
 横田はデヨンのバッティング、ローブローに苦しめられたが、伸びのある右ストレートを何発も当て相手をダウン寸前に追い込む。ラウンドを重ねても積極的に連打を放ち完勝した。
 横田の一方的な試合だった。だが、打たれても、足がふらつきながらも、決して倒れないデヨンのタフさも光った。
 翌日に行われる「DEEP X」にオファーが来たものの、自らキックルールを志願した横田。だが、試合内容は“キック”というより、“ボクシング"に偏った内容で、相手を圧倒しながらもKO勝ちを逃してしまった。
 マイクを渡された横田は「あーダメだ。俺へボくて。すいません。すいません」と、自分の不甲斐なさを嘆き、会場のファンに詫びた。

第12試合 5分2R
○北田俊亮(パラエストラ千葉)
×堀 友彦(フリー)
判定3-0


 序盤、北田がテイクダウンを奪い、バック、チョークスリーパーの流れを作るも、回避されてしまう。だが、その後もアームロックを狙いグラウンドでコントロール。2Rになっても、下からの腕十字などで攻撃の先手を取る。終盤はタックルを切られる場面が目立ったが、しつこくテイクダウンを狙い印象点も良く判定勝ちをおさめた。

第11試合 5分2R
×青木隆明(禅道会)
○井上裕貴(木口道場レスリング教室)
判定0-3


 井上がスタンド、グラウンドと両方でプレッシャーをかけ、主導権を握る。青木は攻め込まれながらも左ロー、カウンターを合わせるもさほどのダメージを与えることができない。結局、長い時間井上がコーナー付近でパウンドを落とし続け勝利した。

第10試合 5分2R
○大類宗次朗(SKアブソリュート)
×ジョバニ・ペレイラ(ブラジル/HARD COMBAT)
1R 1'41" フェイスロック

第9試合 5分2R
×倉持昌和(CORE)
○伊藤有起(ALLIANCE)
1R 4'58" TKO (レフェリーストップ:グラウンドからのパンチ連打)

第8試合 5分2R
△綿貫一歩(PRB)※NUKINPO!から改名
△宮下トモヤ(POWER OF DREAM)
判定1-0

第7試合 5分2R
×高橋基希(高田道場)
○大塚隆文(AACC)
1R 2'42" チョークスリーパー

第6試合 5分2R
○渡辺良知(AACC)
×吉田哲也(GRABAKAジム)
2R 4'42" 三角絞め

第5試合 5分2R
×松田真吾(総合格闘技DOBUITA)
○柏原弘明(U-FILE CAMP)
判定0-2

第4試合 5分2R
○内山重行(GRABAKAジム)
×石橋幸太(総合格闘技DOBUITA)
判定3-0

第3試合 5分2R
○小林 裕(U-FILE CAMP)
×浅野良誉 (AACC)
2R 2'07" アームロック

第2試合 5分2R
○小塚誠司(格闘サークルOZ)
×島崎太郎(U-FILE CAMP)
判定2-1

第1試合 5分2R
×ニート@さとる(キングダムサテライト)
○川那子番長(秋本道場IZU龍TION)
1R 3'58" TKO(右フック)

エルガイツルールDEALレベル ノータイムリミッツ ※第10試合後の休憩中に行われた
○入江秀忠(キングダム・エルガイツ)
×安藤深夜(リーガル・バイオレンス・プロレスリング)
3'52" 腕ひしぎ十字固め

DEEP事務局 "おやじDEEP"
2007年6月16日(土) 東京・新宿FACE


第14試合 無差別級 3分2R
○入江秀忠(キングダムエルガイツ)
×MITU(フリー)
1R 0'57" 腕ひしぎ十字固め

第13試合 72kg契約 3分2R
○福本吉記(クラブバーバリアン)
×山下博信(TEAM BASASS 13)
1R 0'14" KO

第12試合 63kg契約 3分2R
×喜久盛酒造五代目蔵元 藤村卓也(和術慧舟会岩手支部)
○田中竜一(P's LAB大阪稲垣組)
2R 2'18" チョークスリーパー

第11試合 65kg契約 3分2R
×小田敏幸(CMA戦ジム)
○OYAZIアマゾン圭介(AACC)
判定0-2

第10試合 無差別級 3分2R
×須田江介(hmc(総合格闘技道場ヒットマンズクラブ))
○キース・ヴァーゴ(高田道場)
1R 0'14" TKO

第9試合 76kg契約 3分2R
○西山JK秀樹(フリー)
×氷堂 一(フリー)
1R 2'26" アームロック

第8試合 72kg契約 3分2R
×山田重孝(AXIS柔術アカデミー)
○長谷川治雄(禅道会総本部)
2R 2'36" TKO

第7試合 72kg契約 3分2R
×新関洸太郎(AXIS)
○高野真則(マッハ道場チーム中村)
判定0-3

第6試合 62kg契約 3分2R
○涌井 篤(津南柔術クラブチームブリザード)
×佐藤勝広(禅道会六本木)
1R 1'02 アームロック

第5試合 グラップリングルール 5分1R
○田中昭弘(Grapple Revolution)
×岩崎 伸(U-FILE CAMP)
4'22" 腕ひしぎ十字固め

第4試合 82kg契約 3分2R
○兼定 力(NEX)
×今村 篤(フリー)
1R 2'25" アームロック

第3試合 65kg契約 3分2R
×室伏浩平(AXIS柔術アカデミー横浜)
○竹内正武(U-FILE CAMP)
判定0-2

第2試合 70kg契約 3分2R
○佐藤夏苗(MMT武仁會)
×新井正享(フリー)
2R 1'13" アームロック

第1試合 74kg契約 3分2R
○岡本 渉(トライフォース)
×山本康之(DEEP道場)
2R 0'42" TKO

Last Update : 06/17 10:21

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