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(レポ&写真) [MAキック] 4.6 後楽園:壮泰、右ミドルで山崎を粉砕

マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟 "BREAKDOWN(打破)3"
2007年4月6日(金) 東京・後楽園ホール

  レポート&写真:井原芳徳  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】


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第13試合 メインイベント(2) MA日本スーパーライト級タイトルマッチ 3分5R
×山崎通明(新東金ジム/王者)
○壮泰(橋本道場/1位)
4R 2'28" TKO (ドクターストップ:右ミドルによる左腕の負傷)

※壮泰が新王者に

 壮泰が右ミドルを当て続けると、サウスポーの山崎の左肩は次第に赤く腫れるように。山崎もパンチを返し、均衡状態が続いた。だが山崎は3Rの前半から、左前腕に痛みを感じるように。4Rに右ミドルをもらうと、背中を向けて逃げたためダウンを宣告される。ファイティングポーズを取るが、すぐに手を横に振りギブアップ。壮泰が山崎の腕を破壊し、念願の王座奪取に成功した。

 ミドルは壮泰が03年1月のデビュー戦でパンチでKO負けした直後、金沢戦でのサムゴーの蹴りを見て研究し、特に磨いてきたこだわりの技。「やっとミドルで倒せる選手になれた」と感慨深げだが、さらに磨きをかけ「もっとエグりたい」とのことだ。
 試合後のマイクでは「デカい舞台に上がりたい」とアピール。今回は早い段階でライト級の体重まで落ちたといい、近々試験的にスタートしそうなK-1の60kg級への対応も問題無さそう。「K-1でも蹴りの選手というイメージで売りたい」と目を輝かせた。

 一方、敗れた41歳の大ベテラン・山崎は「調子が良かったので残念。後半に勝負を賭けるつもりだった」と話し、進退について「勝って返上して引退したかった。周りが何を言おうがまだ辞められない」と語った。

第12試合 メインイベント(1) UKF世界女子フライ級タイトルマッチ 3分5R
○早千予(白龍ジム/王者)
×山田純琴(y-park/挑戦者・J-GIRLS 2位)
判定3-0 (小林50-47/秋谷49-48/高木50-47)

※早千予が防衛

 早千予はサウスポーで半身に構え、右前蹴りを放つ変則的な攻撃。本人は新たなスタイルを試みたかったと話すが、持ち味の突進力が死ぬ上、動きがぎこちない。左足を負傷していたようにも見え、それを隠すための非常手段のようにも思えた。
 山田は回りながら距離を取り、カウンターで右フックをヒット。3Rには苛立ちを隠せない様子の早千予がオーソドックスに戻すと、山田の右フックのヒットが増える。早千予も随所でハイキックとミドルを当てるが、山田はなかなかひるまない。
 結局最後まで互いに大きなチャンスの無いまま試合終了。早千予は防衛を果たしたものの、ドロー防衛に近い内容で、自己採点も「10点」と厳しかった。

第11試合 交流戦(6) 58kg契約 ショーダウンマッチ1(3分3R+延長1R)
○駿太(谷山ジム/MA日本フェザー級王者)
×大川眞人(大和ジム/NJKFフェザー級4位)
4R 判定2-1 (小林10-9/高木9-10/大澤10-9)

3R 判定1-1 (小林30-29/高木28-30/大澤30-30)

 両者ともロー、膝、肘を巧みに使うが、決定打が出ず延長戦へ。駿太が左ミドルと膝蹴り、大川は右アッパーを当て、判定の難しい攻防となり、軍配は駿太に。MAと他団体の交流戦を3勝3敗の五分に持ち込んだ。

第10試合 交流戦(5) ウェルター級 ショーダウンマッチ1
○水町 浩(村上塾/1位)
×KEN(OGUNIジム/NJKF 3位)※加藤健より改名
3R 1'50" KO (3ダウン:ボディへの左前蹴り)


 水町が着実にローを当て続け、3Rに左ボディでダウンを奪うと、立て続けにダウンを奪い完勝した。

第9試合 交流戦(4) 62kg契約 ショーダウンマッチ1
○山本佑機(橋本道場/MA日本ライト級2位・LIGHTNING TOURNAMENT '07準優勝)
×ガンバ黒田(OGUNIジム/NJKFライト級5位)
3R 判定3-0 (梅沢30-29/松田30-28/大澤30-29)


 1R、黒田の左フックで佑機は鼻血を出すが、佑機も左右のパンチと右ローを着実に返す。大差が無く延長戦かというムードだったが、ジャッジは3者とも佑機を支持した。

※交流戦の前には、MAキック2006年度年間表彰の式典も行われた。

第8試合 交流戦(3) スーパーフェザー級 ショーダウンマッチ1
×中西一覚(谷山ジム/2位)
○江口光治(チームドラゴン/J-NETフェザー級4位)
3R 判定0-2 (松田29-30/梅沢29-29/秋谷29-30)

第7試合 交流戦(2) ミドル級 3分3R
×一貴(マスターズピット/10位)
○克(TARGET/J-NET 9位)
2R 0'35" KO

第6試合 交流戦(1) ヘビー級 3分3R
×イ・ソンチョン[李 成天](韓国/ワイルドシーサー群馬)
○高森啓吾(SAMURAI SWORD)
2R 1'27" KO

第5試合 スーパーフェザー級 3分3R
○竹内裕二(菅原道場/7位)
×拳竜(村上塾/フェザー級8位)
1R 1'45" KO

第4試合 54kg契約(バンタム級ランキング戦) 3分3R
○平本 悠(橋本道場/7位)
×高野ヨシ(直心会/10位)
判定2-1 (30-29/30-29/29-30)

第3試合 フライ級 3分3R
○野口清文(マイウェイジム/7位)
×しゅん(HIMI-GYM/8位)
判定3-0 (30-26/29-26/30-27)

第2試合 ライト級 3分3R
×近藤一輝(真樹ジムアイチ/9位)
○信田智史(習志野ジム/10位)
1R 2'52" KO

第1試合 スーパーフェザー級 2分3R
×進藤“SPANKY”靖弘(菅原道場)
○大江和也(HIMI-GYM)
判定0-3 (27-30/28-30/27-30)

Last Update : 04/10 00:03

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