(レポ&写真) [DEEP] 12.20 後楽園:横田・隆多、王座に前進
DEEP事務局 "All In One Solution Inc. Presents DEEP 27 IMPACT" 2006年12月20日(水) 東京・後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳 【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
第12試合 DEEPライト級(70kg)王座挑戦者決定戦 71kg契約 5分3R ×Barbaro44(クラブバーバリアン) ○横田一則(GRABAKA) 判定0-2 (木村=横田/梅木=ドロー/大城=横田)
1R、打撃の一進一退の攻防の後、グラウンドに持ち込んだ横田が腕十字でチャンス。一瞬極まったかに見えたが、Barbaroは回って脱出する。 2Rも横田ペース。パンチを当てつつ、たびたびテイクダウンを奪う。だがBarbaroもパンチを返す等一歩も引かず。横田は何度か首投げに失敗し、半身でパンチをもらう場面が何度かあり、印象を悪くする。 3Rまでスタンドとグラウンドでめまぐるしく攻守が入れ替わるが、裏を返せば両者とも攻めも防御も詰めの甘い内容に。佐伯繁DEEP代表も「ドローに近い」と評する接戦。判定で勝利をもぎ取った横田だったが、王者・帯谷信弘とのタイトル戦に向け「全てを鍛え直さないと」と反省していた。
第11試合 83kg契約 5分3R ○桜井隆多(R-BLOOD) ×ジョバニ・ペレイラ(ブラジル/ハードコンバット) 1R 1'57" アームバー
隆多が右ストレートを振りながらタックルで組み付きテイクダウン。パウンドを落としつつサイドに周り、すぐさまアームバーを極める完勝だった。 マイクを持つと、来年2月大会での長南亮との因縁の再戦&タイトル戦を希望。すると解説席の長南は隆多のコーナー下まで行き、「この間の潰し合いをやろう。ブッ殺してやるんで覚悟しといてくれ」と対戦を快諾。佐伯代表も両者の対戦を「ほぼ決定」と大会後話しており、正式決定が待たれる。
第10試合 76kg契約 5分3R ×國奥麒樹真(フリー) ○ファブリシオ・“ピットブル”・モンテイロ(ブラジル/グレイシーバッハ・コンバットチーム) 1R 4'41" チョークスリーパー
國奥はモンテイロの下から腕十字から脱出したものの、すぐさま倒されマウントを奪われる。こうなると完全にモンテイロペース。ポジションをたびたび変え、パウンドで痛めつけつつ腕十字も狙い、最後はバックからチョークで一本を奪い完勝した。 佐伯代表は「ピットブルはとんでもない選手。来年の武士道のライト級に上げたい」と絶賛。國奥はいいところ無しの試合になってしまったが、佐伯代表は「中尾受太郎 vs. 國奥をどっかでやりたい」と対戦実現に意欲的だった。
第9試合 83kg契約 5分2R ×石川英司(GRABAKA) ○デウソン・ヘレノ・“ペジシュンボ”(ブラジル/グレイシーバッハ・コンバットチーム) 判定0-2 (野口=ペジシュンボ/木村=ドロー/大城=ペジシュンボ)
復帰戦の石川は、初来日の強豪・ペジシュンボ相手に防戦一方。タックルからの抱え上げての投げで何度も倒され、バックを奪われる。石川が脱出しても、ペジシュンボは執拗に組み付いて放さず、グラウンドに引き戻す。石川のチャンスは1R終盤の得意のパウンドのみだったが、後に振り返れば、ペジシュンボ相手にフルラウンド戦い抜いたことが評価される試合となっても不思議ではない。それぐらいペジシュンボは優れていた。
第8試合 日韓対抗戦 49.5kg契約 5分2R ○しなしさとこ(フリー) ×キム・テギョン(韓国/CMAコリア 映武館) 1R 4'16" 腕ひしぎ十字固め
開始すぐ、しなしがテギョンを投げてそのままマウントへ。腕十字のチャンスを2度凌がれるものの、自軍コーナー付近でサイドをキープしてじっくりと攻め、最後は腕十字できっちり勝利した。
第7試合 日韓対抗戦 85kg契約 5分2R ×白井祐矢(チーム M.A.D.) ○キム・デウォン(韓国/CMAコリア 正進MMAジム) 1R 3'31" KO (右フック)
コーナーの差し合いが何度か繰り返されたが、デウォンの強烈な右フックが炸裂。膝をついた白井は追い討ちのパンチも数発浴び、大の字に倒れた。
第6試合 日韓対抗戦 80kg契約 5分2R ×安藤 純(超人クラブ) ○キム・ドンヒョン(韓国/CMAコリア 争心館) 2R 0'44" KO (左ストレート)
1R、ドンヒョンがバックマウントからパンチを連打し圧倒。グロッキー状態の安藤を2R、左ストレート一発でマットに沈めた。
第5試合 日韓対抗戦 70kg契約 5分2R ×BULL(BLUE DOG GYM) ○キム・インソク(韓国/KPW チャンウォン・ファイトファクトリー) 判定0-3 (木村=キム/野口=キム/大城=キム)
大応援団の声援を背に、BULLはパンチと蹴りで先手を取るが、上になった後、インソクに腕十字でチャンスを許すと劣勢に。右ストレートを浴び、2Rには左まぶたから出血。インソクも終盤は疲れて攻め手に欠いたものの、BULLは最後まで反撃の糸口を見いだせず惜しくも敗れた。
第4試合 無差別級 5分2R ×水口清吾(フリー) ○加藤 実(フリー) 1R 2'00" KO (左ハイキック)
第3試合 73kg契約 5分2R ×長岡弘樹(DOBUITA) ○菊野克紀(A-スクエア) 判定0-2 (大城=菊野/梅木=ドロー/野口=菊野)
第2試合 70kg契約 5分2R ×中野洋志(マッハ道場) ○上小園琢大(木口道場レスリング教室) 判定0-3 (野口=上小園/梅木=上小園/木村=上小園) ※1R 1'02" に中野のマウスピースが裂けたため、試合を一時休止し、第8試合の後の休憩の後に再開
第1試合 65kg契約 5分2R ×宮川博孝(チームアライアンス) ○滝西基元(CMA京都成蹊館) 2R 4'46" 腕ひしぎ十字固め
Last Update : 12/21 15:16
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