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(レポ) [WWCN] 11.19 英国:鹿又、3連続一本でトーナメント制す

ウォリアー・プロモーション "ケージ・ウォリアーズ - ショーダウン2 -"
2006年11月19日(日) イギリス・シェフィールド:オクタゴンセンター

  情報提供:GCMコミュニケーション、Warrior Promotion(photo by Robert Swann/CW)
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■ケージ・ウォリアーズ・ライト級王座挑戦者決定トーナメント(The Team Fightsport Lightweight Tournament)

 GCMコミュニケーションが提唱した世界の金網大会ネットワーク「WWCN」に参加する英国のケージ・ウォリアーズのトーナメントで、鹿又が見事オール一本勝ちで優勝を果たした。

1回戦#01 5分2R
○イアン・“M-16”・ブトリン(イギリス/ノーザン・カーテル)
×エマニュエル・ゲアー(フランス/フレンチ・トップチーム)
1R 3'39" TKO (レフェリーストップ:グラウンドパンチ)

1回戦#02 5分2R
×トーマス・ヒッテン(ノルウェー/チーム・フロントライン)
○ヤルッコ・ラートマキ(フィンランド/シュートファイティング・ラッペンランタ)
判定0-3

1回戦#03 5分2R
○鹿又智成(日本/パラエストラ八王子)
×ブライアン・コーヘン(アメリカ/フリー)
1R 0'57" TKO (レフェリーストップ:マウントパンチ)

 鹿又は1R前半に米国人選手のブライアン・コーヘンの胸に膝を押し付けマットに釘付けにすると、素早いパスガードからのパウンド連打で秒殺勝利をものにした。

1回戦#04 5分2R
○ピーター・アーヴァイン(イギリス/ソル・タニクル)
×ミック・シンクレアー(イギリス/ビスピング・トータルファイティング)
2R 3'36" チョークスリーパーホールド

準決勝#01 5分2R
○ヤルッコ・ラートマキ(フィンランド/シュートファイティング・ラッペンランタ)
×イアン・“M-16”・ブトリン(イギリス/ノーザン・カーテル)
1R 3'21" チョークスリーパーホールド

準決勝#02 5分2R
○鹿又智成(日本/パラエストラ八王子)
×ピーター・アーヴァイン(イギリス/ソル・タニクル)
2R 3'36" TKO (レフェリーストップ:バックマウントパンチ)

 アーヴァインは試合が始まるとすぐに試合の大半を占めたグランドの攻防で鹿又に挑んだ。しかしながらアーヴィングの消極的な姿勢は最終的には日本のスター選手にグランドでコントロールされ、パウンドを浴びTKOを招く結果となってしまった。

決勝 5分2R
×ヤルッコ・ラートマキ(フィンランド/シュートファイティング・ラッペンランタ)
○鹿又智成(日本/パラエストラ八王子)
1R 1'13" 三角絞め

 ラートマキはWWCN加盟団体のノルディック・ファイト・スポーツ・プロモーションより送り込まれた選手。関節技、パウンドどちらも使いこなす難敵だったが、鹿又はケージ際の組み合いから飛びつき三角を見せる。そのまま絞め続けると、ラートマキが意識を失い、レフェリーが試合をストップした。
 これで鹿又は来年前半の当大会で世界ライト級王者アレッシャンドリ・イシドロに挑戦することが決定した。ケージウォリアーズでは5戦全勝のイシドロはこの15ヶ月で欧州のライト級の最高とも呼べる選手を4人撃破しタイトルを保持している。そしてこの無敗記録は彼が来年のケージウォリアーズで、日本から来たこの新顔のスターを挑戦者に迎えるまで続くように思われる。
 勝利後のパフォーマンスも異国の地のファンに受けいれられ、試合ごとに観客の声援が増えていったという。英国のMMAでは外国人選手=不人気という風潮が強いが、観客の支持も得た見事な海外遠征となった。

◆鹿又の帰国後のコメント「とにかくめちゃくちゃ嬉しいです。海外というアウェイの状況で優勝できた事は自信になりました。初の海外試合で不安な面もありましたが、今は終わってホッとしています。ケージ・ウォーリアーズではオクタゴンが広かった事、観客のノリが良く反応がダイレクトだった事が印象的です。この試合でチャンピオン挑戦権を得たので死に物狂いでベルトを獲りに行って、獲ったベルトを引っさげて凱旋試合ができたらいいですね」

 次回のケージウォリアーズは12月9日、ノッティンガムのハーヴェイ・ハッデン・センターで行われる「ケージウォリアーズ・エンター・ザ・ラフハウス」だ。この大会ではダン“ザ・アウトロー”ハーディーとアレッシャンドリ・イシドロとの73kg級のタイトルマッチ、そして長らく実現が望まれてきたミドル級タイトルマッチ、PRIDE参戦経験もあるグレゴリ−・ブーシェラゲムと2 hot 2 handle ロード・トゥ・ジャパン・トーナメント覇者のジョーダン・レイデヴとの試合が組まれる予定だ。

Last Update : 11/25 15:15

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