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(レポ&写真) [HERO'S] 10.9 横浜:秋山&カルバンが優勝

HERO'S
"Sammy Presents HERO'S 2006 ミドル級&ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント 決勝戦"

2006年10月9日(月/祝) 神奈川・横浜アリーナ
観衆:10,631人

  レポート:井原芳徳(Lヘビー級T&金子戦)
       本庄功志(他の試合)
    写真:井原芳徳
  【→カード紹介記事】 【→掲示板】
 

 


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[ライトヘビー級世界最強王者決定トーナメント]

第5試合 準決勝 1R10分・2R5分(延長R5分)
○秋山成勲(日本/フリー)
×ケスタティス・スミルノヴァス(リトアニア/リングス・リトアニア)
1R 3'01" KO (右ハイキック)


 秋山はレフェリーのルール説明が終わると、道衣を脱ぎ始める。スミルノヴァスが柔道出身なことが一つの理由だが、「一度脱いでみたかった。アピールにもなると思った」「ギリギリまで脱ごうか悩んだ。リングに上がって、直感で運に任せた」と大会後に経緯を語った。鍛え上げられた肉体がリング上で披露されたのはこれが初めて。場内はどよめく。
 開始すぐ、スミルノヴァスの右フックで秋山はスリップ。その後もガードが甘く数発もらいかけるが、次第に乗ってくると秋山の距離になり、右ローが当たるように。スミルノヴァスが一瞬ぐらつく場面も。

 しばらく比較的淡々とした攻防が続いたが、秋山の右ローをスミルノヴァスが左手でキャッチすると、一気に試合が動く。秋山はそのまま突き放すように右のストレート。もろにもらったスミルノヴァスの腰が一瞬沈む。秋山は隙を逃さずスミルノヴァスをコーナーに追い詰めると、ミルコばりの右ハイを側頭部にヒット。ダウンしたスミルノヴァスにダメ押しのパンチを連打したところでレフェリーが試合を止めた。

◆スミルノヴァス「秋山は将来打撃でも活躍できる。違うパンチが来ると思っていたので、ハイキックは読めなかったです。素晴らしいトーナメントに参加できて嬉しいです」
 

第6試合 準決勝 1R10分・2R5分(延長R5分)
○メルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショータイム)
×大山峻護(日本/フリー)
1R 1'04" KO (右フック)


 間合いの攻防で大山がバックブローやタックル等のフェイントを見せた後、片足タックルへ。だがマヌーフは突き放すと、バランスを崩した大山に目がけて右ハイ。これは急所を外したものの、台風のような勢いを止めることなく、大山に突進して左フック。大山は真後ろに下がる防戦一方状態となり、右フック2連打を浴びマットに沈んだ。

◆大山「(敗因は?)とても良いコンディションだったので…、相手が上だったということだけです。彼を捕まえるには打撃で距離を縮めるしかないと思っていました。うーん…。がんばるしかないです。がんばります」

第8試合 リザーブファイト 1R10分・2R5分(延長R5分)
×石澤常光(日本/TEAM JAPAN)
○カーロス・ニュートン(カナダ/ウォリアーMMA)
1R 0'22" TKO (レフェリーストップ:右アッパーでダウン後)


 スタンドの間合いの後、ニュートンの右アッパーが連続で炸裂し、石澤はあっさりとKO負けを喫した。倒れてすぐ石澤はタックルに行っていたため、ストップに不満を示していたが、倒れ方からすれば芹澤レフェリーのストップは極めて妥当だろう。

◆ニュートン「フィニッシュのアッパーは良い感触がありました。(石澤が納得していない様子だったが?)彼はもう1度ビデオを見てほしい。来年は本戦で参加しチャンスをもらいたいです。その時は秋山と戦いたい。桜庭とのリマッチは望んでいます。決まったら嬉しいです」

◆石澤「(ケンドーカシンのマスクを被り登場)いやー…、全然ですよ。前回の(桜庭戦の騒動)があるからレフェリーも慎重になっていたと思いますが、もうちょっとやらせてほしかったです。さっきからダメージはないです。もう1回チャンスを頂きたいです」
 

第11試合 決勝 1R10分・2R5分(延長R5分)
○秋山成勲(日本/フリー)
×メルヴィン・マヌーフ(オランダ/ショータイム)
1R 1'58" 腕ひしぎ十字固め

※秋山がライトヘビー級トーナメント優勝

 決勝の秋山は道衣を着用。間合いの後、回し蹴りを放ちバランスを崩すと、マヌーフは隙を逃さず距離を詰め、得意のパンチラッシュ。秋山はロープを背に両腕のガードを上げたまま逃げ続ける。
 そしてマヌーフがローを放った後、秋山が組み付いて難を逃れようとすると、マヌーフが投げを放ち上に。だが勢いが余ったのと秋山の柔道で培った技術が相まってか、一回転して秋山がマウントになる。

 とはいえその状態をキープできずスタンドに戻ると、しばらく差し合いの攻防に。そして再びマヌーフが抱え上げようとすると、秋山はその腕を捕まえアームロック。マヌーフは強引に抱え上げて脱出を試みるが、そのまま倒れ込んだ秋山は腕を離さず腕十字の態勢へ。これが見事極まり優勝を果たした。

 短い時間だが、両者のアグレッシブさが噛み合う、中身の濃い好勝負に。準決勝と合わせ、短い合計時間の中で、秋山が総合的な技術の高さを見せつけた。前田日明スーパーバイザーは、マヌーフと戦った秋山と大山を比較し、「大山君は勇気がありすぎ。秋山君は逆にパンチをもらいたくないと思ってよけ続けたのがよかった」と分析した。準決勝で右ローを効かせた後の右ハイも、キックボクシングの教科書通りの戦術。身体能力や技術力の高さだけでなく、それらを使いこなす頭脳やハートの面でも優れている。

 谷川氏によると、解説席にいた桜庭は秋山のことを「実力が未知数。底知れない」と評価していたという。秋山は大みそかの桜庭戦をマイクでアピール。桜庭もかつては「IQレスラー」と讃えられた選手。身体能力では今や秋山が遙かに上の感は否めないが、二人の頭脳戦は興味深い。
 今回のトーナメントを制した秋山とカルバン。つい最近までさほど評価されてこなかった二人が急成長し、経験豊富な実力者を撃破し、優勝を遂げた意義は小さく無い。総合格闘技は新興のスポーツ。手探り状態だった一昔前と違い、今や技術体系はある程度できあがっている。それを素質のある若い選手が習い始めの段階から吸収すれば、結果を出すのも早い。HERO'SでもPRIDEのショーグンの活躍と同じ現象が起きている。だが、秋山もカルバンも今度は追われる立場になった。技術を研究されても、その天才性を発揮し続けられるのか? 一夜限りのヒーローで終わってはいけない。

◆秋山「(マイクアピール)チャンピオンになってしまいました(笑)。桜庭さん、じっくり治して、大みそか(場内歓声)。このHERO'S、柔道最高!」

◆マヌーフ「相手が道衣を着ていたのでやり辛かった。対策はしてきたつもりだったが、腕が道衣に引っかかって抜けなかった。打撃で攻めるゲームプランで、もっと間合いを取りながら戦えばよかった。相手の作戦勝ちだ」

[ミドル級世界最強王者決定トーナメント]

第3試合 準決勝 5分2R(延長1R)
○J.Z. カルバン(ブラジル/アメリカン・トップチーム)
×ハニ・ヤヒーラ(ブラジル/アタイジ・ジュニア柔術)
1R 0'39" フロントチョークスリーパー


 「ねちっこい」と前田SVから評されていたヤヒーラだったが、なんとも“あっさり”した形で終わることに。
 カルバンが右ストレートを放ったところ、かわしたヤヒーラがグラウンドに引き込む。しかし相手を突き放して付き合わないカルバンに、ヤヒーラはタックルに行き何が何でも自分の展開に持ち込もうとする。2回目のタックルを切ったカルバンは、“家族愛”と大きく彫られている左腕でフロントチョークをキャッチするとヤヒーラはタップ。
 「事実上の決勝戦」とも一部で言われていた一戦は、カルバンが無傷で制し決勝に進出した。

◆ヤヒーラ「相手はチャンスを上手く活かし良い試合したと思う。一本負けの経験はなかったのですが、リング上では何が起こるかわかりませんね」

第4試合 準決勝 5分2R(延長1R)
○宇野 薫(日本/和術慧舟會東京本部)
×イヴァン・メンジヴァー(カナダ/トリスタージム)
判定3-0 (松本20-19/豊永20-18/岡林20-19)


 1Rは5分間ずっとスタンドの展開。宇野は左右のローで攻め、メンジヴァーはパンチ、ハイを絡め返す。宇野はガードの上からでも細かいパンチ、特にアッパーが有効。メンジヴァーの頭を下げさせ、組んではヒザを放ちペースを握りはじめる。
 2Rに入ると宇野の左ミドルが相手の脇腹を度々めり込む。「基本的に左が空いているのでもらってしまった」とメンジヴァーは話す。だが「ボディに痛みはない」と特に意に介していない様子。とはいえ試合をコントロールしていたのは宇野。終盤にはグラウンドでバックを奪うなど、「硬かった」と振り返った宇野だが、フルマークで判定勝利した。

◆メンジヴァー「相手が年齢的にも上で、経験の差が出たと思います。3R、4Rがあればもっと攻撃できました。今思えば攻撃力が足りなく、もっと早く攻めておけば良かったです。自分は格闘技が大好きで、日本でも世界中どこででもやりたいです」

第7試合 リザーブファイト 5分2R(延長1R)
○宮田和幸(日本/フリー)
×イアン・シャファー(オーストラリア/ファイブリングス・オーストラリア)
1R 0'49" TKO (ドクターストップ:グラウンドパンチによる右まぶたのカット)


 「まだ顎が完治していなかったから打撃は避けた」と試合後話した宮田は、開始早々タックルに行く。シャファーに切られてしまったが、相手の胴を掴みながら立つと投げでテイクダウンに成功。宮田はハーフのポジションからパウンドを連打すると、シャファーの右まぶたが切れドクターチェックが入る。そのまま試合は終了し「3針くらい縫った」と試合後シャファーは語った。
 試合は不完全だったものの、シャファー相手にきっちり勝利した宮田は大きく評価できるだろう。前田SVは「宮田とカルバンの試合がおもしろいと思う」と新王者との対決に興味を示した。
 
◆宮田「(早く終わったが?)とにかく勝ててよかったです。(相手の印象は?)打撃の選手とは噛み合うと思います。レスリングできない人には辛いかも。来年のトーナメントは優勝したい。完治まで1年かかると言われて、顎はあと半年はかかると思います。まだ麻痺が残ってます」

◆シャファー「おそらく目の上は3針縫いましたが他のところは全く問題ないです。気付いたら血が滴り落ちてきた。」

第10試合 決勝 5分2R(延長1R)
○J.Z. カルバン(ブラジル/アメリカン・トップチーム)
×宇野 薫(日本/和術慧舟會東京本部)
判定2-0 (松本20-19/豊永19-19/岡林20-18)

※カルバンがミドル級トーナメント優勝

 無傷で決勝に進んだカルバン。対する宇野は2Rフルに戦い、トーナメントの嫌な不公平さを痛感する。しかし事実上「日本最後の砦」となっている今、双子の命が誕生した今、宇野薫は負けられない。
 対するカルバンは全く体力を消費していないこともあってか、準決勝同様入場では元気いっぱい。ラップの曲に合わせリズムを刻み、ファンに握手をする余裕ぶり。試合を終えたシウバ、メンジヴァーが応援に駆けつけ、カルバンの入場に華を添える。 

 J.Z. カルバンは強い。それを痛感する決勝戦だった。宇野がほとんど何もやらせてもらえなかったからだ。両国の国家斉唱の後、試合が開始され宇野がパンチを放つ。かわしたカルバンは体を揺すりノーガードで挑発。その後強烈なアッパー、右フックで攻勢に立ったカルバンは圧力で倒した宇野にパウンドの連打。なんとか耐えた宇野は下からオープンガードで攻め手を探すも、カルバンが構わず痛烈なパウンド。宇野はたまらず相手の腕をロックし1Rは防戦一方で終了。

 2R、宇野のワンツーに合わせテイクダウンを奪ったカルバンは、サイドに周り有利なポジションに終始し自分のペースを逃さない。試合後わかったことだが、宇野は右肩を痛め、対するカルバンも「宇野の頭が硬く、左手の甲にヒビが入ってしまった」といい、両者決勝の試合中に怪我をしていたことが発覚。だが、二人は手を休めることなくスタンドでパンチを交錯させる。パンチの打ち合いではパワーに勝るカルバンが上で、ガードの上からでも宇野の体が揺らぐ場面も。
 やはり宇野は準決勝の消耗が響いたか、動きが鈍くなってきているのがわかる。度々タックルで倒され、最終ラウンド残りわずかの場面では、カルバンからバックマウントを取られパンチをもらってしまうなど、相手の動きについていけない。
 宇野はほとんど何も出来ないまま試合終了し、判定の結果1者がドローという疑問なジャッジがあったものの、カルバンが第2代ミドル級王者となった。

◆カルバン「トーナメントの出場選手の中で、自分の気持ちが一番強いから優勝できたと思います。(ヤヒーラ戦は)絞め技で勝てるというのを見せられて嬉しい。(決勝は)宇野の動きが速く、自分もそれについていきました。試合は持ってるものすべてを出すことができたと思う。すべてに対応できました。
(前王者・KIDと戦いたい?)もちろんKIDと戦いたいです。ただ、『誰がKIDを止めるのか』ではなく『誰が自分を止めるのか』ということです。KIDはベルトが欲しいなら自分に挑戦してきてほしいです。K-1 MAXの王者にもなりたいです。現状ではまだ満足してません」

◆宇野「1試合目は硬かったですね。逆に2試合目はすごくリラックスしてできました。メンジヴァー戦の左ミドルはメンジヴァーと対戦した中原(太陽)から『ミドルが入る』と言われていたので蹴りました。相手は効いてる感じだったので。(決勝は)カルバンが強かった。それだけです。終始相手のペースで試合が進んでいました」
 

[スーパーファイト]

第2試合 無差別級 5分2R(延長1R)
○所 英男(日本/リバーサルジム/68.9kg)
×金子 賢(日本/フリー/72.4.kg)
1R 1'50" 腕ひしぎ十字固め


 開始すぐ、所が金子の蹴りをかいくぐってタックルでテイクダウン。金子がもがくと、所は肩に抱えてもう一度テイクダウン。その両方の倒れ際に金子はギロチンと三角を狙うが、所はあっさりと外してサイドをキープし、マウントを奪う。最初の腕十字はスッポ抜けたものの、サイドから鉄槌を落とした後、再びマウントから腕十字。これはきっちりと極まり、所が完勝した。
 試合後リングを降りた金子は、自ら本部席の前田日明スーパーバイザーの元に行き挨拶。前田氏は1分近く耳打ちし、最初と最後にはガッチリと握手していた。

 前田氏の大会後の話によると、金子は桜庭と大会前に控室の前田氏に挨拶に来ていたという。大会後は「2試合やったんだから、自分に合ったレベルの大会からやり直して頑張れば、役者としてプラスになる」といったアドバイスを送っていたことを明かした。さらに「金子君も周囲に乗せられて上がっている部分もある。かわいそうという気持ちもあった」と同情的なコメントも。金子本人もアマチュアからの再出発も示唆した。だが谷川貞治FEG代表は高視聴率男・金子の大みそかのDynamite!!での起用に前向き。今後も金子を巡っての騒動は続きそうだ。

◆所「相手、力強かったです。あとちょっと後半焦ってしまいました。体と心がバラバラだった。きっちり取らなきゃいけない、勝たなきゃいけないっていうのはありましたね。前田さんからは『きっちり勝てました』と言ったら『当たり前やんけ』って言われました。これからまたがんばって来年いい年になればいいなと。トップ戦線からだいぶ後退しているので喰らいついていきたいです。(金子の顔は)殴ろうと思えば殴れましたが、手が出てきたので自然と体が手を取ってましたね。(金子は)可能性あればZSTに出て欲しいですね。盛り上がると思うので」

◆金子「すごい悔しいです。不完全燃焼です。自分の力が全然出せなくて。出せないのは経験の無さ。(敗因は?)実力不足です。作戦は開始すぐにプレッシャーをかけて、打撃で行こうと思いましたがタックルに行きました。(HERO'Sは)上がろうと思って上がれるリングではないので、もらったチャンスを生かして勝とうと。(前田氏の耳打ちは?)いろいろ指導してくれて、がんばれというようなことを言われました。試合後、所選手からは『お疲れ様です』と言われ、とてもいい人でした。桜庭さんからは『こんな時もあるよ』と。他の大会はオファーもないので特に考えていません。アマチュア出ることは無いと思っていないです。課題はすべてを鍛えることですね」

第1試合 無差別級 5分2R(延長1R)
×カイシノフ・ゲオルギー(ロシア/マルプロジム/130.5kg)
○アントニオ・シウバ(ブラジル/FIGHT CO./136.3kg)
1R 1'08" KO (左フック)


 ゲオルギーがパンチを振って距離を詰めて行くも、シウバは捌きながらロー、パンチを放ち冷静。パンチでは分があるシウバは、打ち合いの中、左フックを相手の顎にクリーンヒットさせ簡単に試合を終わらせた。ゲオルギーは元ロシアのレスリング王者だっただけに、グラウンドの展開に持ち込みたかっただろうが、自分のリズムが掴めなかったようだ。

◆シウバ「ムエタイやボクシングを練習して、キックも試合中上手く入ったので。練習の結果が出たと思います。(新しく背中にタトゥーが入っているが?)これはトム・エリクソン戦が終わった1ヶ月後ぐらいにブラジルで入れました。これからもまた日本に来て、KO、一本勝ちをし続けたいと思います」

◆ゲオルギー「かなりガッカリしています。自分が相手のパンチを入れさせてしまった。レスリングがしたかったです」

第9試合 無差別級 5分2R(延長1R)
○ドン・フライ(アメリカ/フリー/107.8kg)
×キム・ミンス(韓国/リングス・コリア/113.7kg)
2R 2'47" KO (右フック)


 ミンスはフライ相手にスタンド勝負を挑み、手数多く攻め試合を有利に進める。左のローも効果的に放ち、スキルアップした面を窺わせる。しかしフライも右のローで攻め、ミンスの足が流れ始める。終盤にテイクダウンからマウントを奪ったミンスだが、パウンドを数発打ったところでラウンド終了。1Rを有利なまま終わらせるもすでにスタミナが危ない様子だ。
 2Rはミンスが組んでフライをコーナーに押し込む展開が続く。試合は停滞してきた感を漂わせてきたが、フライがクロスカウンターの右フックを相手の側頭部にヒットさせKOした。

◆フライ「今日はパフォーマンス的にも良くなかった。相手が予想以上にタフで、内腿の蹴りしか出せなかった。日本に着いた直後の検査結果で左腕を骨折していることがわかり、それでパンチが出せませんでした」
※ミンスはノーコメント


[オープニングファイト]

5分2R(延長1R)
×瀧川リョウ(日進会館/98.2kg)
○三浦広光(SAMURAI SWORD/86.0kg)
1R 1'36" TKO (レフェリーストップ:マウントパンチ)

Last Update : 10/11 12:15

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