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(レポ&写真) [NJKF] 7.2 ディファ:高橋拓也、タイ強豪に敗れるも奮闘

ニュージャパンキックボクシング連盟 "ADVANCE VI 〜前進〜 MUAYTHAI OPEN"
2006年7月2日(日) 東京・ディファ有明

  レポート&写真:井原芳徳  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】

第10試合 49.5kg契約 3分5R
○ラッタナデェ・KTジム(タイ/ルンピニー&ラジャ・ミニフライ級1位)
×高橋拓也(拳之会/NJKFフライ級1位)
判定3-0 (高木50-46/多賀谷50-45/山根50-46)


 日本人がタイ人にあっさり敗れる試合が続き、メインとセミが負傷者続出となってしまった今大会。そんな中、それらに挟まれたこの一戦が、内容の充実ぶりで会場をこの日最も湧かせた。
 開始すぐから、高橋は左ストレートをきっかけにパンチラッシュを仕掛ける。出鼻をくじかれたラッタナデェだが、飛び膝、縦肘、バック肘等、派手で積極的な攻めですぐにペースを握り、観客を喜ばせる。
 3Rになるとボディパンチの連打も駆使し、高橋をサンドバッグ状態に。だが高橋はひるんでもすぐに持ち直し、パンチとローをお返し。終盤は逃げ切りモードのラッタナデェに何度もこかされたものの、最後まで立ち向かい続けた。



第13試合 ダブルメインイベント(2) 3分5R
○センチャイ・ソー・カムシン(タイ/ルンピニー&ラジャダムナンSフェザー級1位)
×イム・サンス(韓国)
2R 1'42" KO (右フック)


 試合前、当初センチャイと戦う予定だった石毛慎也がリングインし、欠場を観客に謝罪。2週間前に怪我をしたといい、右足が痛々しかった。メインの両選手への花束贈呈は、2日前のK-1 MAXに出場した佐藤嘉洋が行った。
 石毛の代役のサンスはK-1釜山大会のリザーバーも務めたこともあるという20歳。約10kg軽いセンチャイだが、1Rから左ハイ、左ミドル等を当て、何度もサンスをコカし主導権。2Rには左ボディと右フックの連打を当て、あっさりとサンスをマットに沈めた。実力差が大きく、過去にルンピニーでスーパーフライ、バンタム、スーパーフェザーの王座を獲ったことのある男の真価が伝わりきらなかったのが残念だ。

第12試合 ダブルメインイベント(1) 72kg契約 3分5R
×ガオラン(タイ/ムエタイ元5冠王)
○石黒竜也(東京北星/NJKFウェルター級2位)
1R 2'33" KO (ガオランが右肩を脱臼→パンチと膝の連打)


 石黒はゴングと同時に突進し、パンチラッシュを仕掛ける。その後もパンチのコンビネーション主体の攻め。対するガオランはローキック等でやや様子見といった雰囲気だったが、ラウンド終盤に突如古傷の右肩を脱臼してしまい失速。石黒のパンチと膝の連打を浴びると、あっさりとKO負けをしてしまった。

第11試合 セミファイナル 72kg契約 3分5R
−パジョンスック・SKVジム(タイ/ムエタイ元4冠王)
−ソイナー・ラスムス(デンマーク/デンマーク・ウェルター級3位)
中止 (ラスムスの負傷)

第9試合 59.5kg契約 3分5R
○ヨーユット(タイ/元ルンピニー・フェザー級4位)
×大川眞人(大和/NJKFフェザー級4位)
2R 0'55" TKO (ドクターストップ:右肘打ちによる額のカット)


 1Rはお互いの技量を計るかのように、軽めに蹴りを打ち合う攻防。だが2Rになると、ヨーユットは最初から積極的にパンチを肘を出し、右肘で切り裂きあっさりと勝利をもぎ取った。

第8試合 60kg契約 3分5R
○ソンクラー(タイ/BBTVトーナメント'96フェザー級王者)
×中山宏美(OGUNI/NJKFライト級5位)
1R 0'34" KO (右フック)


 センチャイジムのトレーナーのソンクラーが、試合で最初に出した攻撃の右フック一発で中山をマットに沈め、観客に衝撃を与えた。


第7試合 ライト級 3分3R
×ひでお(北流会君津)
○大和哲也(大和)
判定0-3 (28-30/28-30/28-30)

第6試合 フェザー級 3分3R
×小猿(健心塾)
○赤十字竜(キング)
判定0-3 (27-30/27-30/28-30)

第5試合 バンタム級 3分3R
○星 雄晴(町田金子)
×増田利之(E.S.G)
判定3-0 (30-28/30-28/30-28)

第4試合 ライト級 3分3R
×イーグル広田(インスパイヤード・モーション)
○藤原彰二(立川KBA)
判定0-3 (27-30/27-30/26-29)

第3試合 フェザー級 3分3R
○レッガラー・鉄(タイ/東京北星)
×洋センチャイジム(センチャイムエタイ)
判定3-0 (30-28/30-28/30-28)

第2試合 ウェルター級 3分3R
×元樹(インスパイヤード・モーション)
○獅センチャイジム(センチャイムエタイ)
1R 1'12" 反則

第1試合 ウェルター級 3分3R
×イエティー達朗(キング)
○巧センチャイジム(センチャイムエタイ)
判定0-2 (30-30/28-30/28-30)

Last Update : 07/06 13:23

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