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(レポ&写真) [かきだみし] 7.2 沖縄:RIOT、左ミドルで右腕破壊TKO

かきだみし実行委員会
"かきだみし3 GENESIS U-60kg TOURNAMENT 開幕戦"

2006年7月2日(日) 沖縄・ダブルミント

レポート&写真:仲田清仁(協力:真樹ジムオキナワ)
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(※左写真は開場を待ちわび行列を作るお客さんの様子)

第6試合 メインイベント RIOTランキング昇格記念試合 57kg契約 3分3R
○RIOT(真樹ジムオキナワ/MA日本フェザー級6位)
×桜井敬史(スタジオK)
2R 終了時 TKO (ドクターストップ:右腕の負傷)


 控え室でのインタビューで「いつも通りのKOで倒します」とリラックスした表情を見せるRIOT。対する桜井は「相手はサウスポーでミドルが早いと聞いていたので、その対策をして来ました。ストレートで合打ちを狙ってチャンスを作りたい」とシャドーを繰り返した。
 第1ラウンド、試合開始の合図から距離を取り合う2人。RIOTは、相手のパンチと動きに合わせて左ミドルを積み重ねる。桜井は、パンチで距離を詰めて首相撲から膝蹴りを試みるが浅い。
 第2ラウンド、今度は右パンチから左ローへのコンビネーションを見せるRIOT。時折、飛びハイキックを織り交ぜる。セコンドからの指示で相手の外側へ回る桜井だったが、RIOTの追撃を許してしまう。桜井は、RIOTの左ミドルを右腕で浴び続けてしまい、骨を負傷。ドクターストップでRIOTが勝利を飾った。   
 「これからも沖縄のキックボクシングを盛り上げて行くので応援を宜しくお願いします」とファンへメッセージを送ったRIOT。「発言通りのKOでしたが、相手は圧力がありました。顔に傷を作ったのは初めてです。これからはもっとパワーを付けていきたい」と今後の課題をあげた。

第5試合 U-60kgトーナメント1回戦 3分3R
○島田 泰(真樹ジムオキナワ)
×高良友之介(赤雲会)
判定2-0 (中村30-29/岸本30-29/安里29-29)


 島田はMAの大会に連続出場し不敗記録を更新中。試合前のインタビューで「パンチは安里支部長、キックはタイ人トレーナーのウーさんにミットを持ってもらいました。部分ごとに鍛えたのでバランス良く強化出来たと思う。固くならずにリラックスして戦う事が今日の課題です。必ず相手を倒すのでパンチの技術を是非見て欲しい」と観客へアピールした。対する赤雲会の高良友之介は「ミットへのラッシュでスタミナを上げて来ました。強い相手なので緊張していますが、ここまで来たらやるだけです。ハイキックとローを織り交ぜて技を散らして行きたい」と作戦を再確認した。
 第1ラウンド、高良は、ローからサイドキックへ繋げたコンビネーションで攻撃を開始。パンチで応戦した島田は、相手の呼吸を読みながらタイミング良く左ミドルを当てていく。
 第2ラウンド、高良は、右ローキックを繰り出す。連打で相手の左太腿を潰しにかかるが、リズムを読む島田は、すねカットからのパンチとキックで反撃を加えてピンチを凌ぐ。
 第3ラウンド、得意の下段蹴りへパンチを織り交ぜる高良。島田は、パンチの乱打を殺す首相撲から膝蹴りを出し、2-0の判定で決勝トーナメントへ駒を進めた。
「今日は思ったように体が動きませんでした。もっと練習が必要だと感じた」と強さを追及する姿勢の島田。高良は「後半にローを効かせる事は出来たが次の攻撃へ繋がらなかった。キックを生かせるようにパンチを磨きたい」と自己分析した。

第4試合 ミドル級 3分3R
×神山真人(赤雲会/初代オキナワかきだみしミドル級王者)
○飯田順也(真樹ジムオキナワ)
判定0-3 (中村27-28/岸本27-28/安里27-28)

※2R神山にパンチで1ダウン。3R飯田にパンチで1ダウン

 並居る猛者を退けて今年の3月に『かきだみしミドル級初代王者』に就いた赤雲会の神山。対する真樹ジムオキナワの飯田は、約40人の大応援団を引き連れてリングに上がった。
 「今回はじっくりと練習する事が出来ました。良い試合をして勝ちに行きます」との言葉通りに、第1ラウンドから積極的に攻撃をしかける青コーナーの飯田。赤コーナーの神山は「ビッグミットを打ち込んで練習をして来ました。KOで勝つ事が自分の課題です」と、こちらの気持ちにも『後退』の2文字は無い。
 神山は、パンチで相手をけん制しながらローキックを落とす。それをカットしながら攻撃を返す飯田。パンチの刺し合いから強引に前へ出た両は、互いに首相撲からの膝を入れ合うが勢い余ってリングアウト。1ラウンド中盤で、飯田の右フックが相手の顔面を捕らえ、神山が倒れる。ダウンかと思われたが、スリップとの判断で試合再開。打っては守りの試合展開が続きラウンド終了のゴングが鳴った。
 第2ラウンド、コツコツとローキックを当てていく飯田。ダメージを積み重ねた神山は、次第に足を引きずり、動きが鈍くなっていく。そこへダメ押しの一撃を落とす飯田。たまらずダウンを喫した神山だが、10カウント以内に立ち上がる。
 第3ラウンド、飯田は、肩を動かさずにノーモーションの左ジャブを相手の鼻先へ当てていく。脳を揺らされた神山は2回目のダウンを宣告されるが、これも不屈の闘志で乗り越える。最終ラウンドの途中、チャンピオンの意地を見せた神山は、拳を振り回し相手へぶつける。豪腕パンチをまともに受けた飯田は、流れるようにマットへ倒れた。しかし、職場サポーターに支えられた飯田は簡単には崩れない。大声援に応えるように立ち上がるとファイティングポーズを取る。激しい打ち合いが続いた最終ラウンドだったが、終了の合図が鳴り響き結果は判定へ。3‐0で飯田が勝ち名のりを受けた。
 飯田は「今日は技術よりも気持ちで勝っていたと思う。みんなの応援に支えられました。次はベルトを掛けて戦いたい。必ず真樹ジムへベルトを持帰ります」とマイクパフォーマンス。神山は「何度もパンチを当てたが、なかなか倒れてくれなかった。ローを効かされてしまって自分の攻撃が出来なかった。疲れても攻撃が出せるように、そして一撃で倒せるようにもっと練習したい」と反省点を振り返った。

第3試合 U-60kgトーナメント1回戦 3分3R
○中村ひろき(赤雲会)
×長嶺 茂(真樹ジムオキナワ)
1R 0'46" KO (飛び膝蹴り)


 赤雲会の中村は「本土での試合経験で色んな事を勉強して来ました。いつもと変わりの無い練習方法で特別な事はしてこなかったが、お客さんにも認めてもらえるように白黒をはっきりさせる試合をしたい。普段通りに戦います」とKO宣言。対する青コーナーの長嶺は「初めての試合という事でかなり緊張しています。やれるだけの事はやって来ました。出来るなら打ち合いたい」と乱打戦に持ち込む構え。
 試合開始の合図で攻撃を始める長嶺。ワンツーパンチから右ミドルキックを繰り出す。中村は、これをうまくカットして相手の隙をうかがう。「対戦相手の情報が全然無かったので、最初は見て行こうと思っていました。いくつかの技を観察して長嶺の癖を把握出来たので、今度は手数を出してみようと思った」と試合内容を振り返る。1ラウンド中盤、中村は細かいパンチでけん制しながらコンパクトな右フックを放ち長嶺の顔面を強襲。真ん中のガードが空いた所にひらめき的な飛び膝蹴りを決め、戦慄の1ラウンドKO勝利で会場を沸かせた。
「少し練習はしていましたが『飛び膝』は考えて出たものではありません。気が付いたら体が勝手に飛び出していました。こういう勝ち方をするとは自分でも思っていなかった」と中村。長嶺は「思い通りの動きが出来なくて悔いが残ってしまった。次の試合は逆KOを狙いたい」と唇を噛み締めた。

■伊藤隆R.I.S.E.プロデューサー・スペシャルトークショー

伊藤談「18歳から19歳まではモデル事務所に所属していたのですが、体を鍛えようと思いキックボクシングを始めました。キックボクシングの魅力は、自分自身の存在証明が出来る事。心の寄り所、居場所作りに最適です。沖縄の選手はテクニックもあり、気持ちが強いと感じました。これから交流戦をやって行きたい。キックの発展の為には、ファンのみなさんのご支援が必要です。自分も微力ながら協力して行きますので、これからも宜しくお願いします」

第2試合 アデージョファイト 女子57kg契約 2分3R
○さくら子(真樹ジムオキナワ)
×ぢぁんぷIZUMI(スタジオK)
判定3-0 (中村30-28/岸本30-29/山川30-28)


 アデージョファイトと名付けられた今大会唯一の女性バトルでは、真樹ジムオキナワのさくら子と、本土から招待されたスタジオK所属のぢぁんぷIZUMIが熱戦を展開した。
 「男性とのスパーで思い切りボディーブローを入れてもらい腹筋を鍛えてきました。体が壊れても良いというくらいの気持ちで練習して来た。頑張ります」と試合前に抱負を話したさくら子。IZUMIは「走り込みでスタミナを付けて来ました。あがり症なので、友だちからもらった手紙を読み返してお守りにしています」と自分なりのリラックス方法で集中力を高める。
 第1ラウンドは、パンチとローキックの対戦構図となった。ワンツーからの右ローキックを相手太腿に的確に落とすIZUMI。さくら子は、左ジャブから狙いすました右ストレートを放つ。
 第2ラウンド、スタミナを奪う作戦へ出るさくら子は、対戦相手へ抱きついて相手のバランスを崩す。IZUMIも首相撲でこれを対処。わき腹を狙ってヒザの内側を当てる。
 第3ラウンド、IZUMIは、首相撲からヒザのコンビネーションを多用。さくら子もうまく体を入れ替えて得意の右ストレートを当てていく。ラウンド後半は、さくら子が渾身の右パンチでIZUMIをコーナーへ追い詰め、3-0の判定で勝利を手にした。
 さくら子は「初心者と言っていたが、手を合わせてみたら『強い』と思った。自分は練習量が少なく、スタミナ不足を感じた。今年に入ってから試合の連続で減量ばかりだったので早く飲みに行きたい」と会場を後にした。

第1試合 ウェルター級 2分3R
○ブアカーオノーイ・マキジム(真樹ジムオキナワ)
×ライガー新垣(真樹ジムオキナワ)
3R 1'16" KO (2ダウン:膝蹴り)


 アップテンポな曲に合わせて入場し会場を沸かせたのは、真樹ジムオキナワ主催『オヤジファイト』の常連であるマスクマン、ライガー新垣。対するは、わずか14歳ながらジムへの泊まり込みを行い、今大会の為にタイ人トレーナーと特訓を積んだブアカーオノーイ・マキジム。ともにデビュー同士、同門対決となった。
 第1ラウンド、拳であいさつを交わした両者。青コーナーのライガー新垣は、パンチから攻撃を始め、相手の懐へ踏み込む。対するブアカーオノーイは、前蹴りと右ハイキック、左のミドルキックを織り交ぜてヒザの攻撃へ繋ぐ。多彩な蹴り技を凌いだ新垣は、ボディーへ右パンチの連打を繰り出すが、ブアカーオノーイもこれを耐える。
 第2ラウンド、新垣は、左ボディーから顔面へパンチを繋ぐ。ブアカーオノーイは相手の拳を上手く捌いて、首相撲からのヒザ蹴りを繰り出す。
 第3ラウンドに突入後は、ブアカーオノーイのテクニックが光った。前蹴りからのけん制で首相撲へ繋ぎ、新垣のボディーへ鋭いヒザをヒットさせる。ボディー攻撃を続けたブアカーオノーイは、攻撃の矛先を突如変更。腹部ガードに意識が取られた新垣の脳天にムエタイ仕込みのヒザを突き刺し、KO勝利を収めた。
「自分は色物なので、60キロトーナメントを乱さないように頑張りたいと思っていました。脳天へのヒザは『ズン』と来た。スパー不足で全く距離感が掴めませんでした。実は明日再就職の為の面接があるのですが、体へのケガは無いのでどうにか行けそうです」と新垣。ブアカーオノーイは「試合前は少しナーバスになっていました。リングの上は心地良かった。良い試合が出来たと思います」と話し、茶目っ気たっぷりな表情を見せた。


オープニングマッチ ウェルター級 2分3R
○陽一(赤雲会)
×上原輝大(真樹ジムオキナワ)
判定3-0 (中村29-27/岸本29-27/比嘉29-27)


 「観客席からの見栄えを考えてビーチへ行って体を焼いて来ました。リング上で映えると思います」と笑顔を見せたのは、オープニングマッチでデビュー戦を迎える上原輝大(てるとも)。対戦相手の陽一は「前日は不安な気持ちのまま時間を過ごしました。あまり良く眠れなかった」と対照的なコメント。
 第1ラウンド、試合開始とともに距離を取り合う両者。その表情には緊張がうかがえる。パンチの連打から左ミドルキックを放ち相手の動きを止める赤コーナーの陽一。上原も時折パンチを返すが、サウスポー相手に少々苦戦する。一進一退の攻防のまま、戦いは次のラウンドに突入した。
 第2ラウンド、陽一の左パンチが上原の顔面を捕らえる。上原は、歯を食いしばって堪えるが一瞬ふらつく様子を見せ、レフリーがスタンディングダウンを取る。パンチで攻める上原は、組んでヒザのコンビネーションに攻撃を変更。しかし、単発になってしまいラウンド終了のゴングが鳴った。
 第3ラウンド、両者の試合は乱打戦になった。上原のヒザからパンチに繋ぐ攻撃が冴えて陽一があわやダウンの場面もあったが、無情にも試合終了の合図。第1ラウンドのポイントが効いて3-0で陽一が判定勝ちを収めた。
「スタミナの強化をする為にミットへの打ち込みを繰り返して来ました。まず勝つ事が一番の課題だった。自分に負けないように頑張りました」と陽一。上原輝大は「リングに上がった後は緊張して気持ちがふわふわしていた。ディフェンス力のアップという次の課題が見つかった。楽しい時間を過ごせました」と初参戦の感想を話した。

Last Update : 07/06 13:04

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