(レポ&写真) [全日本キック] 6.24 新宿:白川KO勝ち。望月戦を希望
全日本キックボクシング連盟 "CUB★KICK'S - 3(カブキックス-3)" 2006年6月24日(土) 東京・新宿FACE
レポート&写真:井原芳徳 【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
第7試合 ランキング戦 スーパーウェルター級 サドンデスマッチ ○白川裕規(S.V.G./4位) ×小松隆也(建武館/5位) 1R 1'53" KO (3ダウン:右ストレート)
今年になって王座が新設された全日本スーパーウェルター級。2月の新宿大会で8選手による王座決定トーナメントが開幕し、4月の後楽園大会で決勝が行われ、山内裕太郎が優勝を果たし王座をもぎ取った。そして今回、その開幕の地・新宿にて次期挑戦権を巡る争いの火ぶたが切られ、存在感を示したのは白川だった。 ローの打ち合いの後、白川は右フック一発で主導権を握ると一気にパンチラッシュ。大振りになりがちなパンチをうまくまとめる練習をしてきたといい、その成果を発揮する。パンチの連打で最初のダウンを奪った後、右フック、右ストレートで立て続けにダウンを奪取。「たかや」から「りゅうや」に名前の読みを改め再起を計った小松に、何もさせない完勝だった。
右膝の怪我の影響でパンチに頼ったという白川。満足な練習ができず、元々ミドル級で183センチと長身なため減量に苦しみ、試合前日朝で3kgオーバー。サウナ等でもなかなか落ちず、前日夕方の計量をクリアした後、7kg近くリバウンドしたという。 減量で疲れ自信を失いかけたが、試合の朝、前回小松に負けたの試合のビデオを見直し、闘志を再燃。観客との距離の近い新宿FACEの雰囲気も追い風にした。「FACEしか出たくない」と語る白川。2月大会でも伊藤崇文をKOしており、「CUB★KICK'S」の顔になりつつある。 当然目標は山内の王座。「その前にパンチの強い望月(竜介/3位)さんとやってみたい。勝てたら山内選手とやってもいい」と話す。望月も昨年12月の全日本初参戦時に小松をパンチで1R KOしており、二人の対決実現に期待が高まる。
第6試合 ランキング戦 ライト級 サドンデスマッチ ×海戸 淳(S.V.G./7位) ○村山トモキ(AJジム/5位) 判定0-3 (野口28-29/勝本28-30/梅木28-30)
1R、海戸が積極的に左ミドルを当て主導権を握るが、村山は左フックをうまく当てダウンを先取する。以降は再び海戸がミドルと膝で巻き返すものの、2R中盤からは村山も膝蹴りを返し五分に持ち込み、海戸にチャンスを与えなかった。
第5試合 ランキング戦 ライト級 サドンデスマッチ ○上杉武信(藤原ジム/8位) ×栗原 豊(光ジム/9位) 判定3-0 (朝武30-29/野口30-29/勝本30-29)
上杉が右ローを着実に当て、栗原の太腿が真っ赤に。3Rはパンチ主体の攻防となり、上杉が手数で上回り勝利をもぎ取った。
第4試合 55kg契約 3分3R ×菊地 慧(藤原ジム) ○甲野裕也(S.V.G.) 3R 1'19" KO (3ダウン:膝蹴り)
第3試合 級 3分3R ○佐藤翔太(S.V.G.) ×榧木勇治(鷹虎ジム) 3R 2'19" KO (3ダウン:膝蹴り)
第2試合 女子スーパーライト級 2分3R ○村上リエ(DRAGON GYM) ×たま☆ちゃん(巴組) 判定2-0 (30-28/30-30/30-29)
第1試合 女子バンタム級 2分3R ○正木純子(Hilltop) ×佐竹のぞみ(鷹虎ジム) 判定3-0 (30-28/30-27/30-29)
オープニングファイト第2試合 ライト級 3分3R ×石岡 卓(超越塾) ○ユウキ(AJジム) 1R 3'00" KO
オープニングファイト第1試合 ライト級 3分3R △沼 耕平(藤原ジム) △相馬一仁(DEION GYM) 判定0-1 (29-30/30-30/30-30)
Last Update : 06/25 12:19
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