(レポ&写真) [MAキック] 4.29 ディファ:白須&駿太、王座防衛
マーシャルアーツ日本キックボクシング連盟 "SURPRISING-3rd" 2006年4月29日(土) 東京・ディファ有明
レポート&写真:井原芳徳 【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
第10試合 メインイベント(2) MA日本ウェルター級王座統一戦 3分5R ○白須康仁(花澤ジム/王者) ×水町 浩(士魂村上塾/暫定王者) 判定3-0 (小林50-48/緒方49-48/大沢50-47) ※白須が2度目の防衛 ※3R右フックで水町に1ダウン
序盤は互いにローを打ち合う静かなスタート。ヒット数では水町のほうが上回っていたが、左右のスイッチも使いこなした白須のローの方が効き目を発揮する。2Rになると水町が白須の周りを回る時間が長くなる。 3Rになるとパンチ戦に突入。互いに強打を当てるスリリングな攻防となるが、ダウンを奪ったのは白須の方。右フックで水町は尻餅をついてしまう。ローのダメージで踏ん張りが不十分なことも影響していただろう。 その後もパンチ主体の攻防。後の無くなった水町は5R、胴回し蹴りやバックブローも駆使して打開を計るが空振りが多い。逆に白須が右ローを効かせ、水町のパンチを封じ、文句無しの判定勝利をもぎ取った。
ベルトを巻きマイクを持った白須は「次はK-1でアピールします。世界で白須の名を知ってもらえるよう頑張ります」と話した。この日は入場で地元・木更津名物「やっさいもっさい踊り」を披露。ロックバンドの氣志團、ドラマの木更津キャッツアイに続く、木更津発の新たなシンボルとなれるか?
第9試合 メインイベント(1) MA日本フェザー級タイトルマッチ 3分5R △駿太(谷山ジム/王者) △奥山光次(渡辺ジム/2位) 判定1-0 (松田49-48/緒方48-48/小林48-48) ※駿太が初防衛 ※4R膝蹴りで奥山に1ダウン
駿太の蹴りの打ち終わりに、奥山はストレートとローを何度も当て続け、3Rまで優位に試合を進める。4R、駿太は首相撲からの膝蹴りでダウンを奪取。ところがスリップにも見えたため、奥山陣営が抗議。審判団がリング上で審議するが、奥山が手をマットに着けていたため、ダウンとみなされる。 これで一気に流れが変わり、両者とも積極的に攻める乱打戦に。結局ドローに終わり、駿太も勝ちを逃した奥山も揃って四方に土下座。マイクを渡された駿太は「すいませんの一言です」と話し、苦戦の繰り返しをファンに詫びた。
第8試合 セミファイナル 71kg契約 ショーダウンマッチ(3分3R+延長1R) ○長浜あらし(武勇会/ミドル級王者) ×丸山元樹(マイウェイジム/ウェルター級3位) 判定3-0 (29-28/30-27/29-28) ※2R右ストレートで丸山1ダウン
1Rから長浜がパンチとローのヒット数で上回り、2R序盤に右ストレートでダウンを奪う。しかし減量の影響もあるのか、その後は攻め疲れで丸山を仕留めきれなかった。
第7試合 スーパーフェザー級 ショーダウンマッチ(3分3R+延長1R) ○中西一覚(谷山ジム/1位) ×大高一郎(山木ジム/フェザー級1位) 2R 0'17" TKO (ドクターストップ:左肘打ちによる額のカット)
1Rは単発の攻防。2R、ここから勝負とばかり両者とも最初から積極的に打ち合ったが、中西が左肘一発で大高の額を切り裂き、あっさりと決着がついた。
第6試合 ウェルター級 ショーダウンマッチ(3分3R+延長1R) ○笹谷 淳(橋本道場/2位) ×山崎通明(東金ジム/4位) 4R 判定3-0 (10-9/10-9/10-9) 3R 判定0-0 (30-30/30-30/30-30)
サウスポー同士の対決。3Rまで単発の攻防が続く。延長Rは40歳の山崎が失速。笹谷が左ストレート、左ボディ、左ロー等のヒット数で上回り、文句無しの判定勝ちをおさめた。
第5試合 51kg契約 ショーダウンマッチ(3分3R+延長1R) ○早千予(白龍ジム/女子キック世界8冠王) ×カンニカ・ペングゥック(タイ) 判定3-0 (30-27/30-27/30-27) ※3R左フックでカンニカに1ダウン
試合前のセレモニーには多彩な人物が登場。まず、早千予が6月大会で対戦するグレイシャア亜紀のコメントを、同門の大島椿が代読。「現在は余所の国で練習している。穴はある」との内容だった。続いてカンニカを招へいしたルンピニースタジアムのプロモーターに端午の節句の兜の飾りを贈呈。最後は我龍真吾とタレントのエスパー伊東が早千予に花束を贈呈した。 試合は2R途中まで早千予の大振りの攻撃をカンニカがかわし続け、膝とミドルを当てる展開。ようやく2R中盤から早千予の右フックとボディブローが当たりだし、3Rには左フックでダウンを奪い勝利した。
第4試合 女子58kg契約 2分3R △さくら子(真樹ジムオキナワ) △龍子(菅原道場)※篠原光は足の怪我により欠場 判定1-0 (29-29/30-29/30-30)
第3試合 ライト級 ショーダウンマッチ(3分3R+延長1R) ○丸山昌宏(習志野ジム/5位) ×KING(土浦ジム/6位) 2R 1'07" TKO (ドクターストップ:肘打ちによる右まぶたのカット)
第2試合 ミドル級 ショーダウンマッチ(3分3R+延長1R) ○K・ルイス(ブラジル/花澤ジム/7位) ×城戸康裕(谷山ジム) 4R 判定3-0 (10-9/10-9/10-9) 3R 判定0-1 (29-30/30-30/30-30)
王座を目指してMAのリングに戻ってきた城戸だが、ルイスのローと膝に意外や苦戦。城戸もミドルを当てるが、決め手のないまま延長へ。前半はルイスが膝で攻め、後半は城戸が左右のミドルとパンチ連打で挽回。判定の難しい内容だったが、3者ともルイスを評価した。 見事金星を奪ったルイスは「10月、ミドル級チャンピオン(長浜)と対戦させてください」とアピールした。
第1試合 ヘビー級 3分3R ○野口 学(土浦ジム/5位) ×川田真澄(橋本道場) 判定3-0 (30-27/30-28/30-28)
◆ヤングファイト
第4試合 ウェルター級 3分3R ○河野雄大(武勇会/8位) ×武藤大輔(マイウェイジム) 判定2-0 (30-29/30-29/30-30)
第3試合 ウェルター級 3分3R ×兵頭和幸(武勇会/9位) ○市川光大(橋本道場/10位) 判定0-2 (29-30/29-29/28-30)
第2試合 スーパーライト級 2分3R ○辺田光徳(DANGER) ×松永直樹(真樹ジムアイチ) 3R 0'14" KO
第1試合 ヘビー級 2分3R △高橋俊博(菅原道場) △寺田健三(マイウェイジム) 判定0-0 (29-29/29-29/30-30)
Last Update : 05/03 11:56
|