(レポ) [K-1 WGP] 4.29 べガス:シュルト、武蔵下す。ハリッド優勝
FEG "FieLDS K-1 WORLD GP 2006 in LAS VEGAS" 2006年4月29日(土) 米国ネバダ州ラスベガス・ミラージュホテル 観衆:6730人
レポート:井原芳徳 【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
■ スーパーファイト
3分3R(延長1R) ○セーム・シュルト(オランダ/正道会館) ×武蔵(日本/正道会館) 判定3-0 (30-26/30-26/30-26)
シュルトが膝蹴りとパンチで前に出るのに対し、武蔵は回りながら距離を取って左ミドルと左フックを返す。ヒット数で上回るのはシュルト。次第に武蔵は組み付きが増え、2Rには警告1が宣告される。3Rには右目尻をカット。結局最後まで劣勢をはね返すことができず、苦い2006年のスタートとなった。
3分3R(延長1R) ×ステファン・“ブリッツ”・レコ(ドイツ/ゴールデン・グローリー) ○ルスラン・カラエフ(ロシア/マルプロジム) 判定0-3 (27-29/27-29/27-28)
1R、両者ともバックブロー等の回転技を出す場面があったものの、全体としては距離の遠い攻防の続くやや静かな展開。だが2Rになるとパンチの間合いとなり、カラエフが左アッパーからのパンチラッシュでダウンを奪う。レコもカラエフが苦手なローで応戦するが、3R中盤にも右ストレートでダウン。残り30秒に右フックでダウンを奪い返し、カラエフをKO寸前まで追い込み一矢報いたものの、K-1復帰後2連敗という結果となってしまった。
3分3R(延長1R) ○チェ・ホンマン(韓国/フリー) ×ザ・プレデター(アメリカ/UPW) 判定3-0 (29-27/28-26/29-26)
ホンマンが試合前の右脚の怪我の影響で万全ではなかったとはいえ、プレデターが昨年大みそかのDynamite!!のボンヤスキー戦に続き健闘。開始早々、左ストレートでダウンし窮地となるが、右のローとストレートで反撃。2Rには再び左ストレートでダウンを喫するが、右ストレートの連打でまたも反撃する。3Rにはローでホンマンの動きを止め、試合後はスタンディングオベーションとなった。
■ USA GP
リザーブファイト 3分3R(延長1R) ×パトリック・バリー(アメリカ/デューク・ルーファス・キックボクシング) ○アレクサンダー・ピチュクノフ(ロシア/極真会館) 判定1-2 (29-28/29-28/28-29)
一回戦(1) 3分3R(延長1R) ○ゲーリー・グッドリッジ(トリニダード・トバゴ/フリー) ×謙吾(日本/イングラム&チーム・オーヤマ) 1R 0'40" KO (右フック)
一回戦(2) 3分3R(延長1R) ○スコット・ライティ(アメリカ/ザ・ピット) ×デューウィー・クーパー(アメリカ/ワン・キックス) 判定3-0 (29-28/29-28/29-28)
一回戦(3) 3分3R(延長1R) ×藤本祐介(日本/モンスター・ファクトリー) ○カーター・ウィリアムス(アメリカ/チーム・ブードゥーUSA) 判定0-3 (26-30/27-29/27-29) ※1R右フックで藤本1ダウン
一回戦(4) 3分3R(延長1R) ○ハリッド・“ディ・ファウスト”(ドイツ/ゴールデン・グローリー) ×ショーン・オヘア(アメリカ/UPW・バラーファイティング) 1R 0'23" KO (右アッパー)
準決勝(1) 3分3R(延長1R) ○ゲーリー・グッドリッジ(トリニダード・トバゴ/フリー) ×スコット・ライティ(アメリカ/ザ・ピット) 1R 0'34" KO (2ダウン:左フック)
準決勝(2) 3分3R(延長1R) ○カーター・ウィリアムス(アメリカ/チーム・ブードゥーUSA) ×ハリッド・“ディ・ファウスト”(ドイツ/ゴールデン・グローリー) 判定2-1 (29-26/28-26/27-28) ※2R膝蹴りでハリッドに1ダウン、3R膝蹴りでハリッドに1ダウン
決勝 3分3R(延長最大2R) ×ゲーリー・グッドリッジ(トリニダード・トバゴ/フリー) ○ハリッド・“ディ・ファウスト”(ドイツ/ゴールデン・グローリー) 3R 1'00" KO (右フック) ※ウィリアムスが右脚骨折の疑いで棄権しハリッドが出場 ※1R右フックでハリッド1ダウン、2R右フックでハリッド1ダウン ※ハリッドがワールドGP開幕戦(9/30 大阪ドーム)の出場権を獲得
Last Update : 05/01 11:58
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