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(レポ&写真) [パンクラス] 8.27 後楽園:大石、ディアズ弟に勝利

パンクラス
"SEGA SAMMY Presents PANCRASE 2005 SPIRAL TOUR"

2005年8月27日(土) 東京・後楽園ホール
観衆:1,950人(主催者発表)

  レポート:井原芳徳  写真:Dave Mandel
  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】

第8試合 ウェルター級 5分3R
○大石幸史(パンクラスism/3位)
×ネイサン・ディアズ(アメリカ/シーザー・グレイシー・アカデミー)
判定3-0 (松宮30-28/梅木30-27/小菅30-27)


 立ち技の攻防で大石は右のフック、ボディ、アッパー、ミドルを当て、サウスポーのネイサンは左ストレートと右のジャブを当てる展開。クリーンヒットの数では大石が上回り、何度かネイサンをダウン気味に吹き飛ばす。2R途中からネイサンの顔の腫れているのがはっきりわかるようになり、パンチも大振りに。大石も鼻血を出したが大きなダメージは無く、最後までパンチを当て続け主導権をキープし完勝した。
 勝ったものの大石は苦い表情。「教えてもらったことができなかった。KOするしないじゃなく、メインとしては辛い内容。行ける場面があったけど、自分の気持ちが浮ついていた。試合中に変なことばかり考えて、集中できなかった」と反省していた。

第7試合 ライトヘビー級 5分3R
×渡辺大介(パンクラスism/6位)
○松井大二郎(高田道場)
2R 終了時 TKO (ドクターストップ:左目の負傷)


 渡辺がボクシングの攻防で松井を圧倒。パンクラスはダウンが無いが、有りの団体ならダウンを奪えたであろう右フックで、松井を吹き飛ばす場面も2度。2Rには松井が鼻血を出しドクターチェックを受け、このまま渡辺の勝利かとも思われた。
 だが松井が右フックを放ったとき、指先が渡辺の左目に入ってしまうアクシデントが発生。渡辺の様子がおかしくなったが、レフェリーはそのまま試合を流すと、松井は飛び膝で襲いかかりそのまま上になりパウンドの連打。そのまま殴り続けて試合終了のゴングが鳴ると、渡辺はセコンドに肩をかつがれコーナーに戻り、ドクターチェックの結果ストップがかかった。
 渡辺にとってはあまりに気の毒な結末となってしまったが、廣戸聡一審判部長は大会後「アクシデントで起こったことなので、そのまま試合を流しました。文句無しで松井選手の勝利です」と説明した。

第6試合 ウェルター級(ネオブラッド・トーナメント決勝戦) 5分2R
×本田朝樹(パンクラスP'sLAB横浜)
○小路伸亮(KILLER BEE)
判定0-3 (廣戸17-20/松宮18-20/梅木18-20)

※小路が優勝。ネオブラッドMVPも獲得

 たくさんつめかけた応援団の声援を受け、小路がスタンドで右のフックとアッパー、タックルで倒してからもパウンドで攻め主導権。2Rに突入しても流れが変わることがなく、文句無しの判定勝ちをおさめた。各階級決勝進出選手の中でもトータルの技術水準の高さでは頭一つ抜けており、ネオブラッドMVPも獲得した。

第5試合 ライト級(ネオブラッド・トーナメント決勝戦) 5分2R
○山田崇太郎(TEAM JUNKiey)
×中條 実(和術慧舟會東京本部)
判定3-0 (和田20-19/廣戸20-19/松宮20-18)

※山田が優勝

 両ラウンドとも、山田が何度も上になりパスガードを狙い、主導権をキープし続け完勝した。試合後はパレストラのパッチを掲げた。

第4試合 フェザー級(ネオブラッド・トーナメント決勝戦) 5分2R
○井上 学(U.W.F.スネークピットジャパン)
×柳澤雅樹(PPT)
判定0-0 (和田20-20/廣戸20-20/松宮20-20)

※トーナメントのためマスト判定。3者とも井上優勢と判定
※井上が優勝

 柳澤のセコンドにはパレストラの中井祐樹の姿。柔術ベースの選手らしく、柳澤は引き込みを多用し、ラバーガードで仕掛けるが、井上の防御も堅い。2Rも同様の展開。互いにリバーサルを決める等、決め手を欠いたため、採点上はドローに。トーナメントのため、上にいる時間の長かった井上がマスト判定で勝利を得た。

第3試合 ミドル級 5分2R
△中西裕一(フリー/6位)
△久松勇二(和術慧舟會TIGER PLACE)
判定1-0 (和田20-19/小菅20-20/廣戸20-20)


 久々のパンクラス登場となる中西は、奇抜なパフォーマンスも無く入場。久松とは対照的だ。試合は終始立ち技の攻防。どちらもパンチと蹴りを手数多く出すも、決め手がないまま終了のゴングを聞いた。

第2試合 ウェルター級 5分2R
○和田拓也(SKアブソリュート/8位)
×倉持昌和(フリー)
判定3-0 (和田20-16/小菅20-17/廣戸20-18)


 修斗時代の実績では和田がランカーで倉持はクラスB。実力差は明らかで、1Rから和田がバックマウントからのパンチの連打で攻勢。2Rもマウントを奪う等終始優位に試合を進めた。

第1試合 ミドル級 5分2R
×山田護之(チームPOD)
○瓜田幸造(掣圏会館)
2R 3'37" ギブアップ (フロントチョークスリーパー)


 1R、瓜田が上になって攻め、スタンドでも左のパンチを当て攻勢。2Rも同様の展開で山田を苦しめ、最後はタックルをギロチンにつかまえ一本勝ちをおさめた。

パンクラスゲート ウェルター級 5分2R
△宮本直樹(和術慧舟會A-3)
△田島直樹(S-KEEP)
時間切れ

Last Update : 08/28 01:43

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