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(レポ&写真) [K-1 WGP] 6.14 広島:サップ、ジャパンGPを蹂躙

FEG "FieLDS K-1 WORLD GP 2005 in HIROSHIMA TSS開局30周年記念"
2005年6月14日(火) 広島・広島グリーンアリーナ

  Text :井田英登、井原芳徳(速報) Photo :井田英登  【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】


◆ K-1ジャパンGP

第1試合 一回戦Aブロック(1) 3分3R(延長1R)
×天田ヒロミ(TENKA510)
○富平辰文(SQUARE)
4R 判定1-2 (9-10/9-10/10-9)

3R 判定1-1 (30-30/30-29/29-30)

 富平は天田の左膝の裏のテーピングをしている部分を狙って右ローを放つが、クリーンヒットは少ない。天田もパンチを返すが、互いに決定打に欠き延長戦へ。ダメージの差で富平が勝ったが、ポイントを付けるのが難しい延長ラウンドだった。

 凡戦となった理由について、敗れた天田は「1Rが終わった段階で勝ったと思い込んだ。ポイントの計算ミス」と理解し難いコメントを残している。また最終的に準優勝まで勝ち上がった富平も「天田さんも体調が悪かったみたいだし、僕もまだエンジンがかかり切らなかったので、あまり思ったような試合にならなかった」と、語っており、低調だったことを認めている。いずれにせよ、トーナメントオープニングマッチとしての覇気は一切感じられない試合。

 K-1ジャパンという舞台が消滅した事で、天田などは昨年のGP覇者でありながら今年はこれが初試合。下手をすれば来年のジャパンGPまで出番が無くても何の不思議も無い状態ではないか。その貴重なチャンスにこの気の抜けた試合ぶりは、あまりに情けない。トーナメント三戦を勝ち抜かねばならないという事実を織り込んだ上での“省力作戦”にしても、どこに勝機があったのか問いたい気になる。

 武蔵がシード枠の常連となり、「K-1ジャパン」というシリーズも消えた。その事でかつての「K-1ジャパン」選手たちは、もっとハングリーにならなければならない立場のはず。漫然とこんな試合ばかりを見せられるようであれば、日本人代表枠選考=ジャパンGPというコンセプトさえも、もう解体してしまって構わないのではないかと思わせる開幕だった。
 

第2試合 一回戦Aブロック(2) 3分3R(延長1R)
○藤本祐介(MONSTER FACTORY)
×森口 竜(極真会館)
判定3-0 (30-27/30-28/30-28)


 パリGPでの負傷が響いて、ノブハヤシが欠場。急遽代打でエントリーを果たした森口だが、大会二週間前のオファーでの出撃で、仕上がりが懸念される所。しかし、空手家らしく細かいローを重ねて、今回優勝候補の最右翼に挙げられていた藤本を苦しめた。

 1Rから藤本がパンチでプレッシャーをかけつつ、鋭い右ローを着実に当て攻勢。だが藤本も森口の右ローを少しずつもらううち、左の踏み込みがぎこちなくなってくる。2Rまでの攻勢点で、文句無しの判定勝ちをおさめた藤本だったが、ノブの代役で出場した森口を倒しきれなかったせいもあり、笑顔は無かった。

「全員をジャブでKOする事に意味がある」と豪語して今回のトーナメントに臨んだ藤本だが、自らのパンチの威力を過信しすぎた感がある。中盤以降、ムキになって振り回さなければ、逆にココまで粘られる事もなかったのではないか。

 “ブンブン丸”と持ち上げられ、活きの良さを売り物にできたのはルーキー時代だけの話。30歳にになろうという今、藤本に求められるのは、持ち前のパワーを確実にKOに結びつける状況分析力や、ゲームメイクのセンスのはず。倒れない相手に首をひねりながら、単調な攻撃を繰り返すだけの選手に「日本の四番打者」の座は巡ってくるまい。

 彼に「愛すべき三振王」の道を歩ませるとしたら、育成陣はテレビ主導のイメージ戦略に踊らされているに過ぎない。多少、セコくなっても「小憎らしく当ててくる三割打者」をイメージして、もっと緻密な技術を持った選手に育てる(育つ)努力が欲しい。それなら武蔵が既に居るではないかという声もあるだろうが、三割のすべてがホームランなら、誰も文句は言わなくなる。突出するとは、エースとはそれぐらいの“極端”を実現する選手のはずだ。

第3試合 一回戦Bブロック(1) 3分3R(延長1R)
○ボブ・サップ(アメリカ/チーム・ビースト)
×中尾芳広(フリー)
判定3-0 (30-29/30-27/29-26)


 オーストラリアのサム・グレコの元で約1ヶ月修行してきたサップは、最近の試合同様、今回も一気に攻め込むスタイルを封印。慎重なファイトを繰り広げる。単発ながらも重い蹴りをもらい続ける中尾は、倒されはしないもののサップの圧力を前に攻めきれず。フックで飛び込んだり、声を上げて挑発したり、さらにはドロップキックも出したが、最後までビーストの牙城を崩せなかった。

 K-1という「競技」を思う時に、中尾の闘いぶりをもって及第点を出すのはさすがに難しかろう。キックと言うよりケンカであり、単発のパンチに終始する攻撃であり、およそこのジャンルの規格で技術を競い合うためにリングにあがった選手ではない。

 ただ、サップと言う規格外の体躯を持った相手の、津波のようなぶちかましファイトに対し、正面から立ち向かう姿勢は佳しとしたい。これまでサップを前にした日本人選手が「吹き飛ばされる」「かいくぐる」かのいずれしか対処の方法を持たなかったわけで、仮にも日本人の選手が「逃げも隠れも」しないで、気迫面でも体格面でも当たり負けしないという、「絵面」を作り出したのだから。今後も中尾が、K-1ルールでの戦いを続けると言うのであれば、話はまた違うが。

 この日サップが見せた蹴りも、中尾のキックの技量が低かったからこそ、派手に飛び出すチャンスを得たわけだ。サップの個人的な課題として「キック技術の習得」はもう二年ばかりずっと言われ続けて来た宿題である。それを試合の中で実現できたのだから、一定の評価は与えても構うまい。


 無論、K-1全体の水準からみれば、これは決して「いい試合」ではない。悲しいかな両者にK-1マッチとして要求するものが低い故の賛辞となってしまうわけだが、トーナメント一回戦のダラダラとした二つの試合の後この試合で、会場は確実に息を吹き返した。これぐらいの派手で、ガチャガチャした内容だったからこそ、逆に「カンフル剤」となりえた事実は無視できない。

 観客論的には「及第」、試合内容は「可」、興行全体への波及度では「良」といったところだろう。僕個人の感想で言えば、サップの足が意外に柔軟に高く上がった事と、その蹴り足の速度の速さ(モーションを起こすまでは「1,2,3」と拍子を取っているのがモロ判りの、モタモタモードなのだが)に驚いた。

第4試合 一回戦Bブロック(2) 3分3R(延長1R)
×中迫 剛(ZEBRA244)
○堀 啓(チーム・ドラゴン)
判定0-3 (29-30/28-29/28-30)



 サップを除いて、今回のトーナメントで主役にならなければならなかったのは、堀だろう。「K-1ジャパン」第一世代の天田(32)、中迫(31)らは既に30を越えている。遅咲きの藤本も今年30。そのなかで堀は唯一1980年代生まれの23歳。伸び盛りで、ルックスもシャープ。198センチの恵まれた体格も持ち合わせたこの青年が主役級の選手にのし上がってくれれば、低迷する「ジャパン」のシーンに一条の光が差す。

 だが、その噛ませ犬のように言われるには、中迫という選手のプライドは高すぎる。ここ数年でライバルだった武蔵に、明白な差をつけられたとは言え、「K-1ジャパン」スタート時には武蔵とのダブルエースとして持ち上げられ、2002年のGPにはその武蔵と優勝を争うところ=「世界の一歩手前」まで進んだ事があるのだ。

 いわば今の堀のポジションはかつての中迫の物だったのだ。

 だが、“ホープ”の寿命は短い。五年の間に、中迫の立場は「結果のでない中堅」へと追いやられ、ついに昨日の自分を彷佛とさせるような“次世代のホープ”が背中を伺うようになった。マスコミは当然のように「世代交代」を言い立て、まるでもう堀の勝利が半ば運命として定められているかのように語る。俄に風向きは後方になびき始めた。中迫の心中は穏やかではあるまい。

 試合開始前から、半ば半眼になった凶相で堀を睨みつけ、全く目を反らそうとしなかった中迫。かつて、試合前に天を仰ぎ決して対戦相手と目を合わせようとしなかった、ある種自己満足的なポーズは見られない。本当に相手ののど笛に食いつきかねない、凶悪な目付きは、彼がこれまで偽悪的に演じて来た“ヒールごっこ”的な物ではない。リアルな憎悪、リアルな嫉妬が浮かび上がった“いい表情”だと思う。
 
 試合ぶりも、ノーガード気味に挑発を繰り返し、堀に打たせるだけ打たせてカウンターのストレートをアゴにぶち込んで行く、非常に“性格の悪い”もの。若い堀がムキになればなるほど、中迫のタチの悪い焦らしが際立つ。

 2R途中まではそんな調子で接戦だったが、打ち合いの際のバッティングで中迫が右まぶたをカットし大出血して、明らかに流れが変わる。中迫は右からの攻撃が半ば見えなくなったという。ここでガードを固めて難を避ける事は容易い。

 しかし中迫はあえてガードを下げ、堀を挑発するポーズをさらに進める。まるで根性主義の権化のように、打たせておいて「来い」と喚き散らしたのだ。精神論的な解釈で、この“挑発”を捉えるのもいいが、中迫の試合後の言い分では「蹴りが右半分見えないから、インファイトをやるしか無かった」となる。若い堀に対して、“殴っても殴っても倒れてくれないクソじじい”として対処し、インファイトの泥仕合に巻き込む作戦である。だとすれば、中迫はまるで熱くなっていたのではなく、嫌みなほど冷静だった事になる。筆者としては、後者の“性格の悪さ”が際だった解釈を取りたい。事実、手数は堀が勝ったにしろ、近距離でいいパンチを当てていたのは中迫だったからだ。

 さらに、3Rには堀も左まぶたをカットするアクシデント発生。“血で血を洗う”展開となったわけだが、これで条件はイーブン。中迫はここで希望通り、堀と同条件でのインファイトを展開できるようになった。このラウンド、右アッパーを連続で当て一気に倒しに出る。しかし、堀は既にそれまでに中迫のノーガードに乗じて、ハイや膝を当て続けている。判定になれば勝てない。ここで倒しにきれなかった中迫は、これまで通り詰めの甘さがやはり出てしまった形。惜しい。

 ただ、怪我のアクシデントは、意外にも見所の多い試合を演出した。この試合で見せた中迫の嫉妬心や意地の悪さ、土壇場での往生際の悪さなど、僕は決して嫌いではない。表層的なキャラとして上滑りする事無く、上手にファイトスタイルとして定着させる事が出来れば、中迫という選手は面白い存在になっていくかもしれない。

第6試合 準決勝(1) 3分3R(延長1R)
○富平辰文(SQUARE)
×藤本祐介(MONSTER FACTORY)
1R 2'39" KO (右ハイキック)


 試合は、一発のハイキックで決した。序盤の静かな距離の取り合いからして、長い試合になるだろうという予感は見事に裏切られた。二分過ぎ、藤本の左ジャブに、富平の右ハイがクリーンヒット。気が抜けたようにコロンと倒れた藤本は、四つん這いに。その後、ダウンカウントの最中に意識を取り戻して立とうとしたが、腰が抜けた態で、そのまま立ち上がれず。その表情には拍子抜けしたような、笑顔が浮かんでいた。

「練習では結構、パンチを当てて倒したりもしてたんで、完全に舐めてましたね」と半ば呆然とした笑いを浮かべて、試合後の記者会見に臨んだ藤本。

 大阪の正道会館本部道場でずっと練習仲間であった両者は、年齢も同じの好敵手といったところだったわけだ。同門対決のなれ合いというよりは、手札の知れた相手の力量に対する読み違いが、試合を左右したという感じなのだろう。

 試合後、富平はリング上で藤本に「本番では強いでしょ」と囁いたという。極真出身で後にK-1参戦のために正道会館に移籍した富平にとって、正道の“嫡子”である藤本にはどこかに引け目もあり、同時に嫉妬のような感情もあったのかもしれない。非常に人間臭く、興味深い幕切れのヒトコトではある。

第7試合 準決勝(1) 3分3R(延長1R)
○ボブ・サップ(アメリカ/チーム・ビースト)
×堀 啓(チーム・ドラゴン)
2R 1'27" KO (2ダウン:右フック)


 大会前「ジャパン勢は相手じゃない。ベスト16と闘う」とうそぶいた堀にとって、サップはまさに“世界クラス”と闘うための最初の壁となる。今回、サップがジャパンGPへ“編入”された意義もそこにある。

 逆に、その“ベスト16”に復帰していかねばならない、サップ側の立場からすれば、堀の“挑戦”に胸を貸してやる余裕は無い。一回戦の慎重ファイトとは打って変わった、ぶちかましのような“突進ファイト”で、リング狭しと堀を追いかけ回す。蹴り主体であり、リーチのある堀に距離を作らせない作戦だ。

 防戦一方となった、堀は一回戦で切った左まぶたから再出血。2度のドクターチェックを受け、瀬戸際に追いこまれる。

 だが、既にサップは一回戦でフルラウンド闘った上でのこと、次第に“突進”の間合いが空き始め、ようやく堀にも攻撃のチャンスが巡ってくる。ワンツーから、蹴りのコンビネーションを当てると、サップの動きが止まる。

 2Rに入ると、サップは息切れもあってか、突進どころか棒立ちで前に出られないシーンが目立ち始める。堀にチャンス到来かという展開だが、そこは化け物じみた体格を誇るサップの事、一撃が当たればその破壊力は抜群。闇雲振り回した右フックの、手のひらの部分がクリーンヒット。この一撃で堀はフラフラに。サップが右フックで2連続ダウンを奪い、かろうじて決勝に駒を進めることに成功した。

第9試合 決勝 3分3R(延長2R)
×富平辰文(SQUARE)
○ボブ・サップ(アメリカ/チーム・ビースト)
判定0-3 (27-30/27-30/27-29)

※1Rにパンチで富平に2ダウン
※サップがワールドGP開幕戦出場権獲得

 「日本最後の砦」となった富平だったが、やはりサップの爆発的体躯を押さえ込む手段はなかったようだ。

 試合後会見場に現れた富平は開口一番「ボブに取られたのは悔しいですね。責任を感じます。極真の大会だったら“腹を切る”ってところですね」と語り、2001年のニコラス・ペタス以来二人目の外人王者誕生に表情を歪ませた。

 だが、このトーナメントでサップは、与えられたテーマを十分こなした。
 あの巨体は彼に取って最大の武器でもあるが、同時にキック競技の細かいテクニックを習得するためには最大の敵でもある。筋肉の塊である足は、しなやかに鞭のようなキックを放つのには適していない。瞬発力はあっても、コンビネーションのために身体各所の筋肉を複雑に動かす動作は、彼のような異常な筋肉の持ち主にはどれだけ大変なことか。

 しかし、オーストラリアのサム・グレコのジムで一ヶ月、キック漬けの生活を送ったと言うサップは、曲がりなりにもハイやミドルを試合中に繰り出せる水準にまで自分を仕上げて来た。その事は評価せねばならない。

 決勝もサップは堀戦同様、相手を怒濤のパンチラッシュでロープ際まで吹き飛ばして行く戦法にでた。打点の高いヒザまで繰り出し、遮二無二の短期決戦である。これは功を奏して、富平から連続して2度のダウンを奪う。ついに勝負あったか? と思われたシーンだが、ここは富平も意地を見せて踏みとどまる。TKOまであと一個のダウンを奪うことができず、2Rに突入する。

 このラウンド、サップはコーナーを背負って、動きを止めてしまった。またもや、“弱虫サップ”の再演か? 息を吹き返した富平のローに反撃され、足が止まってしまう。だが、これはサップの作戦だったのだ。

「トーナメントを闘っているうちに前に出ると相手が抱きついて試合が滞ってしまうということに気付いたから。無駄にスタミナを使いたくなかったんだ。たしかに疲れていたのもあったけど、相手が来るのを待っていた。タイミングを合わせてジャブを出そうとしたんだ」

 自分の“スタミナ切れ”イメージを利用した捨て身の作戦である。ただし、富平も相当グロッキー状態であり、このカウンター待ちが十分成功したとは言い難いが。かろうじて3Rを逃げ切り優勝を手にしたサップだが、ベスト16勢が相手となれば、今日のようなアドバンテージは握れまい。この後も再びオーストラリアに戻って、再度地獄の特訓に取り組むと言う。グレコとの二人三脚でどこまでの成果が残せるか。まだ評価の断崖絶壁は続いている。

 大会後、記者の前に現れた谷川貞治K-1イベントプロデューサーは、準優勝にこぎ着けた富平の戦いぶりを評価。8月のラスベガスの最終予選のチャンスを与えたい考えを示している。

 

◆ ワンマッチ

第8試合 スーパーファイト 3分3R(延長2R)
○レイ・セフォー(ニュージーランド/レイ・セフォー・ファイトアカデミー)
×ルスラン・カラエフ(ロシア/マルプロジム)
1R 0'37" TKO (タオル投入:右フックでダウン後)


 開始早々、カラエフは素早く伸びのある右膝と右ハイでセフォーをヒヤリとさせ、素質の高さを見せつける。だがセフォーは一気に距離を詰め打ち合いに持ち込むと、ショートの左フック一発でダウンを先取。さらにフックの連打を当てダウンを奪ったところで、カラエフ陣営からタオルが投入された。

第5試合 スーパーファイト 3分3R(延長2R)
○チェ・ホンマン(韓国/フリー)
×トム・ハワード(アメリカ/UPW・シャークタンク)
1R 2'11" KO (左膝蹴り)


 チェはステップとジャブを巧みに使いこなせるように進化。3月のアジアGPのプロデビュー戦の時よりもさらに体の大きさを活かせるようになっている。ハワードにプレッシャーをかけ続け、最後は首相撲でガッチリつかまえての左膝蹴り一発。普通の人なら軽く足を上げた程度の高さだが、チェが放てば伸びと破壊力が違う。真後ろにダウンしたハワードの額がパックリと割れ、試合終了となった。秋のGP開幕戦の頃には、さらに進化しそうで楽しみだ。

オープニングファイト 3分3R
×山本優弥(全日本キック・BOOCH BEAT/全日本ウェルター級1位)
○濱崎一輝(シルバーアックス)
2R 2'20" TKO (レフェリーストップ:パンチ連打)


 1R、優弥がステップを使い右ミドル、濱崎が前に出てパンチで攻める一進一退の展開。2Rになると、濱崎は蹴りも活用。左フックでぐらつかせた後、右ハイでダウンを先取する。さらにパンチラッシュで濱崎が攻めると、レフェリーが試合をストップ。優弥は故郷凱旋試合を白星で飾ることができなかった。

ジャパンGPリザーブファイト 3分3R(延長1R)
○タケル(正道会館)
×新村優貴(新空手・大誠塾)
判定2-0 (30-28/30-30/30-28)

Last Update : 06/14 23:23

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