(レポ&写真) [プロ柔術Gi] 4.10 北沢:ビビアーノ、小室・植松下し優勝
IF-PROJECT "プロ柔術 Gi-06 2days" 2005年4月10日(日) 東京・北沢タウンホール
レポート&写真:井原芳徳 【→1日目の結果】 【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
◆ 昼の部
第1試合 フューチャーファイト アダルト紫帯メイオペサード級 7分一本勝負 ○佐藤信宏(名古屋BJJクラブ) ×澤藤陽介(パレストラ八戸) 3'40" 三角絞め
第2試合 フューチャーファイト アダルト紫帯プルーマ級 7分一本勝負 ×加藤壮一郎(トライフォース) ○町田誠人(ストライプル) ポイント0-0 アドバンテージ1-3
第3試合 フューチャーファイト アダルト紫帯プルーマ級 7分一本勝負 ○村上 直(PUREBRED京都) ×伊藤隆之(PUREBRED大宮) 4'15" 三角絞め
第4試合 アダルト茶帯アブソリュート級 8分一本勝負 ×高谷 聡(パレストラ吉祥寺) ○入来晃久(JKJC) ポイント0-9 アドバンテージ0-2
第5試合 Giガロ級ジャパンカップトーナメント準決勝 10分一本勝負 ×泊 憲史(パレストラ博多) ○大賀幹夫(ねわざワールド) ポイント2-5 アドバンテージ0-1
大賀が怒濤の寝技でパスガードとニーオンザベリーでポイントを奪い完勝。泊もリバーサルで2点を奪い返したが、あと一歩およばず。
第6試合 Giガロ級ジャパンカップトーナメント準決勝 10分一本勝負 ×塩田GOZO歩(パレストラ八王子) ○鏑木利行(PUREBRED大宮) レフェリー判定 ポイント4-4 アドバテージ1-1
リバーサルでポイントを奪い合う接戦。互いにパスガードでのアドバンテージを獲得するが、残り30秒にアドバンで追いついた鏑木に早川光由レフェリーは軍配を上げた。
第7試合 Giペナ級ワールドカップトーナメント準決勝 10分一本勝負 ○植松直哉(クロスポイント) ×片庭勝宣(AXIS柔術アカデミー) ポイント0-0 アドバンテージ2-1
7分以上、植松がハーフからプレッシャーをかける攻防が続き、その間にアドバン1。終盤両者同時にアドバンを取る場面もあり、ポイント差に変化がないまま植松の勝ちとなった。
第8試合 Giペナ級ワールドカップトーナメント準決勝 10分一本勝負 ○ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル/グレイシーバッハ) ×小室宏二(RJJ&足立学園) 9'02" 反則 (ジャイアントスイング後のバスター)
序盤、ビビアーノがリバーサルを2回決めるが、小室もリバーサルを奪い返すと場内が大歓声に包まれる。さらにパスガードでアドバンを得て、ハーフから得意のコムロックを狙うが、リバーサルで返されてしまう。これでポイントは6-2。やや疲れの見え始めたビビアーノは、クロスでガッチリ防御してしまう。 残り1分、打開を計りたい小室は、そのまま立ち上がってジャイアントスイング。それでも状態は変わらなかったが、再度ジャイアントスイングで振り回すと、今度はビビアーノの足がほどけて場外に落ちてしまい、小室の反則負けという異例のフィニッシュとなってしまった。
◆ 夜の部
第1試合 Giペナ級ワールドカップ3位決定トーナメント第1試合 10分一本勝負 ○ジョン・ラミレツ(アメリカ/ニュー・ブリード・アカデミー) ×ホドリゴ大西(グレイシー・サンパウロ) ポイント13-8 アドバンテージ2-2 ※小室、片庭が3位決定戦を棄権したためトーナメントを実施
第2試合 アダルト茶帯メイオペサード級 8分一本勝負 ○ルーク・スチュワート(ハウフグレイシーアカデミー) ×三原秀美(総合格闘技道場コブラ会) ポイント13-0 アドバンテージ5-1
第3試合 アダルト紫帯ペナ級 7分一本勝負 ○ヘナート・シウバ(INFIGHT) ×タバタ・シルビオ(パレストラ岐阜) 5'23" 腕ひしぎ十字固め
第4試合 アダルト紫帯ガロ級 8分一本勝負 ○本間祐輔(パレストラ札幌) ×北出拓也(パレストラ千葉) ポイント13-0 アドバンテージ4-0 ※塩田、泊が3位決定戦を棄権したため特別ワンマッチを実施
第5試合 アダルト紫帯メジオ級 7分一本勝負 ×山内康悦(AXIS柔術アカデミー) ○八隅孝平(パレストラ東京) ポイント2-5 アドバンテージ1-2
第6試合 アダルト茶帯メイオペザード級 8分一本勝負 ○草柳和宏(K'z Factory) ×植野 雄(グレイシーバッハ東京) レフェリー判定 ポイント0-0 アドバンテージ0-0
第7試合 Giペナ級ワールドカップ3位決定トーナメント決勝 10分一本勝負 ×ジョン・ラミレツ(アメリカ/ニュー・ブリード・アカデミー) ○片岡誠人(PUREBRED大宮) ポイント4-4 アドバンテージ2-3 ※片岡が3位に
第8試合 Giガロ級ジャパンカップトーナメント決勝 10分一本勝負 ○鏑木利行(PUREBRED大宮) ×大賀幹夫(ねわざワールド) ポイント0-0 アドバンテージ2-1 ※鏑木が優勝
序盤、鏑木(かぶらぎ)が引き込んだ後膠着に陥り、両者にマイナスアドバン。その後鏑木がリバーサルを決めかけアドバンを得る。その後は大賀が引き込んでリバーサルを狙うが、疲れもあって最後まで決めることはできず。茶帯の鏑木が塩田&大賀の黒帯勢を破る快挙を成し遂げ優勝をもぎ取った。
第9試合 Giペナ級ワールドカップトーナメント決勝 10分一本勝負 ○ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル/グレイシーバッハ) ×植松直哉(クロスポイント) ポイント5-0 アドバンテージ1-0 ※フェルナンデスが優勝
ビビアーノの下からの腕十字狙いを逃れた植松。腰を浮かしてアキレスで一本を狙うが、ビビアーノは素早く対応しリバーサルに成功する。下になった植松はリバーサルを狙うも、パスガードを許し5ポイント差を付けられる。さらに6分過ぎにはビビアーノが三角絞めを狙ってアドバンを獲得。植松はスタンドに戻ると投げを狙うなど、最後まで積極果敢に攻めるが、ビビアーノに逃げ切られてしまった。 予想通り世界王者ビビアーノの優勝だったが、植松、小室ら日本勢の奮闘も光ったトーナメントだった。
※早川光由 vs. ワンダー・ブラガは、ブラガのビザトラブルによる欠場で中止
Last Update : 04/14 00:20
|