(レポ) [女子ボクシング] 9.7 ディファ:ライカ&八島が揃って勝利
日本女子ボクシング協会 "Fighting Girls PT3" 2002年9月7日(土)東京・ディファ有明
レポート:中村イワオ(山木ジム)
第7試合 メインイベント(2) フェザー級(57.15kg) 2分8R ○ライカ(山木ジム/日本フェザー級王者) ×ベネット・ローレン(オーストラリア/WIBA世界女子フェザー級5位) 2R 0'27" TKO (タオル投入)
当初ライカと対戦を予定していたWIBA世界女子フェザー級王者のシャロン・アニオスが、試合前にリング上で欠場のお詫びのあいさつ。マイク慣れしているのかアウェイに関わらず堂々とした挨拶で、12月にライカと対戦すると約束した。 試合はベネットがいきなりのワンツーで前に出るが、ライカは余裕で相手にせず。 2Rライカは完全にベネットを分析し、倒しにかかる。ライカは強烈な左フックと右ストレートでベネットを戦意喪失に追い込み、あとは左右の連打。ベネット陣営はタオルを投入した 試合後アニオスがまたもマイクを持ち「12月はブラッディーディセンバー(血まみれの12月)だ」とライカを挑発。ライカも「こっちが血まみれにします」と挑発し返して、満員の場内は大いにに盛り上がった。
第6試合 メインイベント(1) 52kg契約 2分8R ○八島有美(ゴールドジム横浜馬車道/日本フライ級王者) ×アマンダ・ブキャナン(オーストラリア/豪州女子フライ級王者) 6R終了後 試合放棄
序盤戦はボクシング戦績10戦10勝のアマンダのテクニック・パワー・スピードに八島が防戦一方。だが4Rからアマンダの動きが見えてきたか、八島のジャブが当り出す。5R後半、八島のワンパンチでアマンダが鼻血を出しドクターチェックが入る。アマンダとセコンドにもかなりの焦りが見える。 そして6R開始ゴングとともに、勝機を掴んだ八島は怒涛のラッシュ。アマンダはテクニック・スピードをもってしても返すことができず、また鼻血でドクターチェック。このラウンドは完全に八島がポイントを稼ぐ。 だが7R、ゴングを聞いたアマンダ陣営が騒然とする。アマンダ陣営は6Rで試合終了と認識していたようだ。アマンダ陣営は「契約は6回戦だ!」と主張しアマンダのグローブを外し、さっさと控え室に引き上げてしまった。 残された八島はトロフィーを森田健作衆議院議員から受取った。アマンダのテクニック、八島の頑張りと非常に内容の濃い試合だっただけに、残念な結末だった。
◆女子ボクシング協会のコメント「試合前に書面で8R契約と明記しており、6Rとういのはありえない。完全に戦意喪失、試合放棄したのでしょう」
第5試合 51kg契約 2分6R ○土田奈緒子(入谷ジム) ×ミサコ山崎(岩井ジム) 判定3-0
土田の的確なパンチが最終ラウンドまで続き判定で圧勝。
第4試合 フライ級(50.8kg) 2分6R ○山口直子(山木ジム) ×猪崎かずみ(鴨居ジム) 判定2-0
山口の攻撃はすべて猪崎にかわされていたが、アグレッシブな山口の勝利。
第3試合 フライ級(50.8kg) 2分4R ○ジプシー・タエコ(山木ジム) ×山田香子(MUSTANG) 判定3-0
第2試合 48kg契約 2分4R 〇袖岡裕子(SPEED) ×渡邉久江(LIMIT) 判定2-0
第1試合 ライト級(61.23kg) 2分4R ×キャロライン(SPEED) 〇亜利弥’(ギャラクシー) 判定0-3
プロテスト試合(2分2R・勝負無) 八木橋悦世 vs. 東千香子 滝沢明子 vs. 中尾朋絵
Last Update : 09/14
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