(レポ&写真) [全日本キック] 7.21 後楽園:小林聡、完勝するも不満顔
全日本キックボクシング連盟 "ALL JAPAN KICKBOXING 15th ANNIVERSARY SPECIAL BOUT - CRUSH -" 2002年7月21日(日) 東京・後楽園ホール
レポート&写真:井原芳徳
第12試合 メインイベント WPKC世界ムエタイ・ライト級タイトルマッチ 62kg契約 5R(WPKCヒジ禁止ルール) ○小林 聡(藤原/王者) ×ヨセフ・ブリーヂ(ハンガリー/クラスト・キックボクセ・SE/WPKCヨーロッパ・ムエタイ・スーパーライト級王者) 3R 0'35" KO(右ロー) ※小林が2度目の防衛
序盤こそブリーヂの素早い蹴りをもらった小林。だが、「肌を合わしてすぐわかった。ああ、これはうちに来ている練習生と一緒だなって」と語ったように、相手の力量を見切ると相手を上回るスピードのパンチとローでペースを握る。序々に右ローを効かせ2R終盤にダウンを奪うと、3Rも右ローで速攻。2度目のダウンを奪ったところでブリーヂが立ち上がれなくなり小林の勝利が決まった。だが、2Rで仕留めきれなかった小林は試合後終始不満顔で、共同インタビューでは「悲しい夜ですね」と語るほどだった。
第11試合 67.5kg契約 5R ○佐藤嘉洋(名古屋JKF/WKA世界ムエタイ・ウェルター級王者) ×江口真吾(作真会館/全日本ウェルター級3位) 2R 2'33" TKO(ドクターストップ:カットによる)
佐藤のWKA王座の防衛戦の挑戦者に予定されていたジャン・スカボロスキーが欠場のため、大会10日前にオファーを受けた江口。1Rこそ佐藤のストレートに対しカウンターパンチを当て返すなど渡り合ったが、2R終盤に佐藤の左肘でカットされ敗れた。試合後マイクを持った佐藤は「江口さん、お互い万全の時にまたやりましょう」とアピールした。
第10試合 全日本バンタム級タイトルマッチ 5R ○安川 賢(S.V.G./王者) ×割澤 誠(作真会館/1位) 3R 1'40" KO(右ストレート) ※安川が2度目の防衛
安川が得意の膝で攻勢。2R後半に最初のダウンを奪い、3Rには膝で2度のダウンを奪ってから最後は右ストレートで割澤を仕留めた。
第9試合 72kg契約 5R ×大野 崇(BENEC/ISKA世界ミドル級王者) ○清水貴彦(超越塾/全日本ミドル級1位) 判定0-2 (48-50,48-50,50-50)
クリンチの多い展開となったが、清水がパンチを効かせ、K-1ワールドMAX日本代表決定トーナメント3位の大野から勝ち星を奪い取った。
第8試合 62kg契約 5R ×林 亜欧(S.V.G./全日本ライト級王者) ○大月晴明(REX JAPAN/前全日本フェザー級2位) 1R 1'46" KO
コンディションの良くなかった大月だが、パンチラッシュで3度のダウンを奪い快勝。
第7試合 92kg契約 サドンデスマッチ ×安部康博(建武館/全日本ヘビー級王者) ○スコット・ライティー(アメリカ/オランダメジロ) 判定0-2 (29-30,28-30,30-30)
ライティーの重く突き刺さるようなハイ、膝、ストレートに安部は苦戦した。
第6試合 全日本ライト級ランキング戦 サドンデスマッチ ×大月敦史(藤原/4位) ○藤牧孝仁(はまっこムエタイ/7位) 判定0-2 (29-30,29-30,30-30)
第5試合 100kg契約 サドンデスマッチ ○西田和嗣(S.V.G./ライトヘビー級1位) ×Suzuki 3:26(GENESIS/ヘビー級2位) 1R 2'22" KO 第4試合 フェザー級 3R ×熊谷 敦(TEAM-1) ○阿部圭祐(はまっこムエタイ) 3R 2'10" KO
第3試合 64kg契約 3R ○英二(藤原) ×佐々秀幸(新空手・瀧澤学園) 判定3-0 (30-29,30-29,30-28)
第2試合 ヘビー級 3R △窪田豊彦(建武館) △富永秀則(月心会) 判定1-1 (30-30,30-28,29-30)
第1試合 フライ級 3R ○カツシ(名古屋JKF) ×三ケ尻孝司(はまっこムエタイ) 判定3-0 (30-29,30-29,30-28)
Last Update : 09/04
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