(レポ&写真) [コンテンダーズ] 7.7 横浜:ヤノタクが落ちた!
GCMコミュニケーション "G.C.M THE CONTENDERS-7 NEXT" 2002年7月7日(日)神奈川・横浜赤レンガ倉庫第1号館
レポート:佐々木良子 写真:飯島美奈子
【→大会前のカード紹介記事】 [→掲示板・組技系スレッド]
▼CLUB CONTENDERS、X-RAGE等、最近は音楽とのコラボレーション等が多かったコンテンダーズ。純粋に試合中心の大会は昨年の10月の横浜ランドマークホール以来だ。試合開始前の選手の紹介VTRでは、両選手が試合での戦術を予告し、相手の印象等についてコメントしている。エンターテイメント性重視のリップサービスというより、観客に試合についての予備知識を与えるような内容で、シンプルに試合を楽しんでもらおうという主催者側の心配りが感じられた。大半の選手からも大会の意図にふさわしいプロのグラップリングを見せようという意気込みが伝わってきた。
第7試合 コンテンダーズ DOUBLES 15分3本勝負 △佐藤光芳 (パンクラスGRABAKA/181cm 90kg) 佐々木有生 (パンクラスGRABAKA/182cm 85kg) VS. △光岡映二 (RJW/central/171cm 79kg) 宇野薫 (和術慧舟會東京本部/170cm 72kg) 延長5分 ドロー
WKチームは前回の高阪剛&鈴木みのる組戦での敗北の教訓からか、テイクダウンされそうになると即タッチという作戦を取る。宇野が佐々木、光岡が佐藤を攻める役割分担で試合が進む。 一方、GRABAKAチームは佐藤の登場する時間の方が多く、佐々木の出番は少なめ。中盤から佐藤に疲れが見え始めるが、それでも10キロ前後離れた体重差を活かし、簡単にテイクダウンを許さない。終盤には佐々木が宇野をアームロックに捕らえ最大のチャンスを得る。しかし敵コーナー付近での攻撃のため、宇野にタッチを許してしまう。 結局15分の間に両軍とも一本も取れず、5分の延長に突入。両軍攻防が入り乱れ、終盤に佐々木が宇野にスリーパーと腕十字を狙うが、ゴングが鳴りドローに終った。
第6試合 コンテンダーズ5分2R -68kg契約 ×桑原幸一(東京イエローマンズ/175cm) ○戸井田カツヤ(和術慧舟會東京本部/165cm) 2R 3'14" アンクルホールド
白衣を脱いだトイカツはエアロビスーツのような派手な柄の試合コスチューム。女性客から悲鳴ともとれる声があがる。 桑原が戸井田に飛びついてテイクダウンを狙うが、戸井田は持ちこたえたまま、逆に相手をマットに打ち付けるようにしてテイクダウン。試合前のVTRで桑原も戸井田も相手の印象を「体の柔らかい選手」と話していただけあり、グラウンドでもほとんど膠着せず、技の仕掛け合いが 続く。「くるくるまわります」の宣言通り、戸井田は倒されても、簡単には桑原に上をとらせない。1R終了間際、桑原が肩固めからアームロックを狙うが、はずれてラウンド終了。 2Rはエアロビスーツを脱ぎ、いつもの赤のショートパンツに戻った戸井田。序盤こそ桑原ペースで進んだものの、3分すぎ、上のポジションを取っていた戸井田が桑原の一瞬の隙をつきアンクルホールドで極めた。春のコンバットレスリングを全て足関節で制した戸井田らしい勝利だった。
第5試合 コンテンダーズ5分2R -90kg契約 ○KEI山宮(パンクラスism/180cm) ×矢野倍達 (RJW/Central/174cm) 判定40-39 (1R 20-20 / 2R 20-19)
1R、お互いにタックルを嫌い、スタンドでの駆け引きが続く。グラウンド戦には一度もならずに1Rが終了。 2R開始早々、山宮が素早い動きで攻勢を仕掛け、この試合初めてのテイクダウンを奪う。逆に下から矢野が腕を取ろうとするが決まらず、再びスタンドの状態に。その後も矢野がタックルでテイクダウンを奪い、山宮のバックを取るがチャンスを逃す。終了間際、側転パスガードを狙った山宮だがすぐにゴング。上をとっていた時間の長かった山宮が僅差の勝利をおさめた。 テイクダウンを奪うための駆け引きも試合の楽しみの一つではあるが、やはり観客が期待するのは一本。体の大きい選手がグラウンドの状態からどのような攻防を見せるか?という所を、もう少し見たかった。
第4試合 コンテンダーズ5分2R -70kg契約 ×小谷直之(ロデオスタイル/173cm) ○門脇英基(和術慧舟會東京本部/174cm) 2R 2'33" チョークスリーパー
6月のORGでのWKネットワーク対ロデオスタイルの対抗戦の、大将・門脇と副将・小谷が激突。コンテンダーズ・ルールでの経験の十分にある門脇と、レスリング経験のある小谷が手を合わせる。試合前のVTRで小谷は、門脇が矢野卓見の洗濯ばさみの餌食になったことのある過去に引っ掛けて、「洗濯ばさみを狙ってみようかな」と挑発した。 1R、小谷が飛びついて引き込み、フロントチョークを仕掛ける。門脇は、体の重心を上手く前へ移動させ外し、再びスタンド。門脇もお返しとばかりに飛びついて引き込もうとするが、逆に腕を狙われる。終盤、門脇がパスガードを成功するも時間切れ。 2Rも1Rと同じく、小谷が飛びついてフロントチョークを狙う。だが動きに慣れた門脇は外すと一瞬の隙を突きバックを取る。小谷が体を回転させ逃げようと試みるが、門脇がそのまま極めに入りタップを奪った。
第3試合 コンテンダーズ5分2R -68kg契約 ○小室宏二(RJJ/163cm) ×矢野卓見(烏合会/171cm) 1R 1'11" 袖車絞
コンテンダーズではお馴染みの柔道家・小室宏二と、「エセ骨法」矢野卓見によるプチ異種格闘技戦。矢野が試合前のVTRで「(柔道出身の小川直也の)STOでノックアウト」と宣言し、観客の笑いを誘った。 序盤から柔道仕込みの足ばらいでテイクダウンを狙う小室。普段の総合格闘技の試合で矢野は、先に自らリングに座り、相手をグラウンドに誘うことはあっても、簡単には相手にテイクダウンを許さない。だが小室の足払いには簡単に倒されてしまう。すぐに両足で小室の首を挟むも、小室が払い落とし、一気に胴着の袖を使い極めに入る。矢野も外そうともう一方の手を入れてこらえるが、「これで飯を食ってます」という小室の得意技から矢野は逃げる術なし。結局審判が矢野の反応がなくなったことを確認し試合をストップ。客席からは単に小室が上になっていただけのようにしか見えなかったようで、あっけない決着に観客から驚きの声がもれていた。 「袖車絞」という珍しい極め技であるが、小室は実際に柔道の試合でも使っており、彼のファンのホームページにも本人監修で詳しい解説が載せられている。小室が道衣を脱いで大喜びする姿、矢野の失神した姿もまた、あまり見ることのない光景だった。
第2試合 コンテンダーズ5分2R -77kg契約
○小島弘之(フリー/180cm)
×北岡 悟(パンクラスism/178cm)
判定39-38 (1R 20-18 / 2R 19-20)
お互いにタックルを嫌い、序盤はスタンドの攻防となる。背の低い北岡が上を取り、技を仕掛けに行くが、身長差の分、手足のリーチの長さでも優位な小島に、逆にネックロックを狙われる。
2Rも1Rと同じく、北岡が積極的に上を取り攻めるが、小島の手足に攻撃をうまくさばかれ、中に入ることができない。一方、小島も下から首や腕を取りに行くが、極めまでには至らず。結局1Rで差をつけた小島が僅差ながら勝利した。
第1試合 コンテンダーズ5分2R -65kg契約
○今成正和(チームRoken/165cm)
×所 英男(チームPOD/170cm)
判定40-38 (1R 20-20 / 2R 20-18)
試合開始から所が上のポジションを取るが、飛び込もうとすると足を取られ、今成が腕を引き込み、所の注意が腕にいくと、また足関節を狙われる。
2Rに入り、所から中に飛び込んでいく思い切りのよさがなくなるのと比例して、今成が上をとる回数が増える。試合は今成のペースで進み、終盤腕十字の決定的なチャンスもあったが一本には至らず。
Last Update : 08/04
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