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(写真) [パンクラス] 7.28 後楽園 (ワンマッチ):近藤、百瀬にリベンジ

パンクラス "Sammy Presents PANCRASE 2002 SPIRIT TOUR" 7月28日(日) 後楽園ホール

◆ この大会の模様は3ページに分けてお伝えします。
【→初代ウェルター級王者決定トーナメント:優勝・國奥麒樹真】
【→ネオブラッドトーナメント:優勝・門馬秀貴】
(関連記事:大会前の記者会見&選手紹介)


【ワンマッチ】

 レポート:石動龍  写真:飯島美奈子(DAY),井原芳徳(NIGHT)

★ DAY TIME (観衆: 2,350人(超満員札止め))

メインイベント ライトヘビー級 5分3R
○近藤有己 (パンクラスism/1位)
×百瀬善規 (禅道会)
2R 3'51" ギブアップ(顔面パンチ)

 初対戦である5月のプレミアム・チャレンジでまさかの敗北をきっした近藤が、わずか二ヶ月の期間をおいて再び百瀬とあいまみえる。
 強敵を前にする近藤だが、本隊のエースとして二度の敗北は許されないところだろう。

 試合は百瀬のペースで幕を開ける。素早いタックルや豪快なスープレックスで近藤を次々にテイクダウンする。まるで5月の試合のVTRを見るかのような展開だ。さらに近藤の得意分野であるはずの打撃でも真っ向から応戦。パンチをもらってぐらつく場面もみられるが、右ストレートを中心にして果敢に応戦し、近藤のまぶたをカットするなど健闘を見せる。

 2ラウンドも同様の展開が続くかに思われたが、2分過ぎに近藤に大きなチャンスが訪れる。近藤陣営の青コーナー際でタックルをがぶると、百瀬の上半身を押さえ込んで逃がさない。そのままコツコツと細かいパンチの雨を降らせる。百瀬は身動きが取れないままパンチをもらい続け、鼻から出血。動きが次第に緩慢になり、ついにはタップ。確かに昨年12月の郷野戦でも近藤はこの細かいパンチで勝利を物にしたが、まさかこの展開のまま試合が終るとは多くの観客は思っていなかっただろう。

 一度は辛酸をなめさせられた相手を完全KOで退け、近藤はエースの威信を取り戻した。思わぬ刺客の前に足踏みを余儀なくされた二ヶ月。UFCやPRIDEへの出陣、さらには菊田とのライトヘビー級タイトルマッチに向けて、もう立ち止まることは許されない。次戦以降にこそ、近藤の真価が問われることだろう。エースとしてふさわしいのか。それとも・・。

◆近藤「落ち着いて試合ができました。今日は倒されてもすぐに立つ、とにかく相手のペースに持ち込まれないことを心がけました。前回よりも粘り強く戦えたので良かったと思います。今後はUFCにも出たいしPRIDEにも出たいです。そろそろパンクラスのタイトルマッチもやらなければならないですしね。」

◆百瀬「(最後の展開で)殴られているうちに頭がだんだんボーッとしてきた。近藤さんは僕の攻撃パターンを良く研究していたと思う。自分の試合内容には不満だけど、パンチを当てることができたのには納得している。近藤さんにはもう一回挑戦したい。」

セミファイナル 無差別級 5分3R
○謙吾(パンクラスism/103kg)
×コブラ(アメリカ/I.F.アカデミー/116kg)
1R 2'31" ギブアップ(アームバー)




★ NIGHT TIME (観衆: 2,300人(超満員))

第6試合 ライトヘビー級 5分3R
×佐藤光芳 (パンクラスGRABAKA/ライトヘビー級2位)
○KEI山宮 (パンクラスism)
3R 2'52" レフェリーストップ(グラウンド顔面パンチ)

第5試合 ミドル級 5分3R
○ネイサン・マーコート (アメリカ/コロラド・スターズ/ミドル級1位)
×梁 正基(スタンド)
1R 1'37" レフェリーストップ(腕ひしぎ十字固め)

第4試合 ライトヘビー級 5分3R
○渡辺大介 (パンクラスism)
×山本孝夫 (禅道会)
判定2-0 (廣戸29-28,岡本29-28,小菅29-29)

第3試合 フェザー級 5分3R
○砂辺光久 (ハイブリッドレスリング武限)
×和知正仁 (チームRoken)
判定2-1 (廣戸29-30,岡本30-29,小菅30-29)

★ パンクラスゲート

NIGHT TIME フェザー級 5分2R
×築城 実(P's LAB東京/28歳、162cm)
○実原 隆浩(チーム品川/24歳、160cm)
1R 0'19" ギブアップ(膝十字固め)

DAY TIME フェザー級 5分2R
×荒牧 拓(P's LAB横浜/28歳、178cm)
○田上 洋平(ハイブリッドレスリング武∞限/24歳、166cm)
1R 4'24" レフェリーストップ(腕ひしぎ十字固め)


◆ この大会の模様は3ページに分けてお伝えします。
【→初代ウェルター級王者決定トーナメント:優勝・國奥麒樹真】
【→ネオブラッドトーナメント:優勝・門馬秀貴】
(関連記事:大会前の記者会見&選手紹介)

Last Update : 07/30

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