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(レポ&写真) [サムライ&SAEKI祭] 1.9 有明:大江慎が引退試合

サムライTVDEEP事務局 "生ゴン1000回記念 サムライ祭り&SAEKI祭り2"
2005年1月9日(日) 東京・ディファ有明

  レポート&写真:井原芳徳  【→カード紹介記事】 【→掲示板・キックスレッド】

大江慎引退試合 キックルール 2分2R
△大江 慎(U.W.F.スネークピットジャパン)
△武田幸三(治政館)
時間切れ


 武田がコンビネーションからの右ローを容赦なく叩き込み、1R終盤に大江はダウン。だが大江はタイ人のように「アィ!」と声をあげながら、武田に強烈な左ミドルを連打。10kg減量し75kgまで落としただけあって、そのスピードと威力は若い現役選手顔負けの本格派。1週間後に試合を控えた武田だが、真正面から大江の蹴りを受け止め、本気のパンチと蹴りをお返しする。あっという間の濃密な2分2Rだった。

 セレモニーではUインター時代の仲間・高山善廣、金原弘光、この日の一戦を裁いた和田良覚レフェリー、スネークピットを共同運営する宮戸優光氏、同ジムで練習するタレントの水道橋博士、シュートボクシング時代の師匠・シーザー武志会長らが花束を贈呈。元プロレスラーの百重夫人(旧姓・中西)からは花束で奇襲され、ドロップキックからウラカンラナでフォールされる手痛い祝福を受けた。
 大江は「当たり前ですけど、武田選手は強かったの一言。ローでダウンしたのは選手生活最初で最後でした。今のキックの最高峰の選手の凄さを身を持って知ることができました。この経験を今後は解説で伝えていきたいです」とコメントした。

IKUSA presents SUPER-EX キックルール 2分2R
−TURBΦ(FUTURE_TIRIBE ver. OJ/前NKBフェザー級王者)
−山口元気(クロスポイント吉祥寺/元MA日本フライ・フェザー級王者)
勝敗なし


 名目上はエキシビジョンだが、両者とも実戦と変わらない打ち合いを披露。山口が鋭い蹴りを上下に打ち分け確実に当てれば、TURBΦも素早いストレートを山口の顔面に叩き込む。TURBΦの右ローが金的に入るという、エキシビジョンとしては珍しい場面もあり、逆に二人の本気が伝わってくる。二人とも「真剣になりすぎてお客さんがシーンとしてしまった」と反省していたが、実際は観客が二人の動きを真剣に見守っていたと表現したほうが正しいようなムードで、2分2R終了後には自然と温かい拍手が巻き起こった。TURBΦは「山口さんは間合いの取り方が半端じゃなくうまかった。いい勉強になりました」、山口は「TURBΦくんは途中左右をスイッチしたりパンチの動きが変則的だったりやり辛かった。普通僕はパンチをそんなにもらわないのでびっくりしました。IKUSA GPに出させてもらえるなら、決勝で会えればいいですね。今日のことをきっかけに気を引き締めて、3月の試合目指して練習やらないといけないな」とコメント。今年の躍進への刺激材料となったようだ。

Last Update : 01/17 01:25

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