(レポ) [日本キック] 12.11 後楽園:瀬尾、13ヶ月ぶりの試合で圧勝
日本キックボクシング連盟 "2004怒濤シリーズ・ファイナル" 2004年12月11日(土) 東京・後楽園ホール 認定:NKB実行委員会
レポート:井原芳徳 【→掲示板スレッド】
第12試合 84kg契約 3分5R ×吉野健太郎(渡辺/ミドル級2位) ○スイーン・ナン(タイ/MTOONG/クルーザー級) 2R 0'18" TKO (レフェリーストップ:生え際のカット)
スイーン・ナンはチャイディー・力の兄で33歳。背丈からするとタイ時代はウェルターぐらいで戦っていたと思われるが、今や中肉中背の体つきになっている。9月のNJKF主催興行で2分足らずでKO勝利し、今回が日本2戦目。1Rは突進してくる吉野の右ボディと左右のストレートを浴びてしまったが、2R開始早々にムエタイ魂を発揮。同じように突進してきた吉野の生え際を右肘一撃で切り裂き、あっけなく試合を終わらせた。
第11試合 68kg契約 3分5R ○瀬尾尚弘(JK国際/ウェルター級5位) ×藤城健一(渡辺/ウェルター級9位) 1R 1'53" KO (3ダウン:右ロー)
木浪との王座決定戦で敗れて以来13ヶ月ぶりの試合となる瀬尾は、なぜかムキムキのボディビルダー6人に先導されてリングイン。東側スタンドを占拠した大応援団の声援を受ける。 スタートから藤城がパンチを振り回して前に出ると、瀬尾はノーガードで周りながら難なくかわしてみせる。これを見て同じパンチャーの藤城もガードを下げて応戦。セコンドからは「ガードを上げろ」との声が飛ぶが、時既に遅し。瀬尾は右フックをクリーンヒットさせ、右ロー、右フックの連打で早くもダウンを奪ってみせる。さらに瀬尾は右フックでダウンを奪取。藤城は足下がフラフラだが、レフェリーは試合を続行。最後瀬尾は右ローでダウンを奪い、復帰戦を文句無しの内容で飾った。
第10試合 フライ級 3分5R ×青木秀太(すざく96/1位) ○関 正隆(白井/2位) 3R 1'22" KO (3ダウン:右ローキック)
サウスポーで前に出る青木に対し、関が1Rからローを効かせる。2R残り1分にはダウン寸前まで追いつめ、3R、開始早々から立て続けに3連続ダウンを奪い完勝した。
第9試合 ライト級 3分5R ○高橋賢哉(渡辺) ×板倉光明(大阪真門) 判定3-0 (50-47/50-47/50-47)
第8試合 NKB新人王戦決勝 ウェルター級 3分3R ○島田 力(渡辺) ×梅鉢善弘(大阪真門) 判定3-0 (29-28/29-28/30-28) ※島田がウェルター級新人王に
第7試合 NKB新人王戦決勝 フェザー級 3分3R △谷村 央(勇晟館) △安藤勝光(PIT) 4R 判定3-0 (10-9/10-9/10-9) 3R 判定0-0 (29-29/29-29/29-29) ※谷村がフェザー級新人王に。公式記録はドロー
第6試合 NKB新人王戦決勝 ミドル級 3分3R ○高山 充(杉並) ×弁慶勝幸(町田金子) 負傷による棄権 ※高山がミドル級新人王に
第5試合 フェザー級 3分3R ○鳥巣健太郎(村越) ×谷 正臣(大阪真門) 判定2-0
第4試合 フェザー級 3分3R ○板倉陽介(村越) ×ナムチョー・仲(タイ/仲ファイティング) 判定3-0
第3試合 ヘビー級 3分3R ○鈴木直也(ピコイ) ×大和田岳志(TOPS) 判定3-0
第2試合 66.68kg契約 3分3R ○塚野真一(ピコイ/ウェルター級) ×稲葉竜太(team O.J./ライト級) 3R 1'57" KO (3ダウン)
第1試合 52kg契約 3分3R ○MANABU(MTOONG/フライ級) ×大田原和正(仲ファイティング/バンタム級) 判定3-0
Last Update : 12/11 22:32
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