(レポ＆写真) [修斗] 11.25 北沢：生駒、久保山と男の再戦約束
K'z FACTORY "クリムゾン・プレゼンツ プロフェッショナル修斗公式戦 THE ROOKIE TOURNAMENT 2004 FINAL"
2004年11月25日(木) 東京・北沢タウンホール
認定：インターナショナル修斗コミッション
レポート＆写真：井原芳徳 【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
 第7試合 メインイベント バンタム級 5分3R
○生駒純司（直心会格闘技道場／世界3位）
×久保山誉（K'z FACTORY／世界4位）
1R 3'57" TKO (レフェリーストップ：額のカット)
久保山が左右のローと飛び込んでの右フックで主導権を握っていたが、打ち合いの後の離れ際、生駒の左膝が久保山の額を深く切り大出血。ドクターチェックの後、レフェリーが試合を止めた。
結果的には生駒のリベンジ成功となったが、両者は即リング上で握手し再戦を約束。生駒は「試合前に言っていたように男の勝負をしたかったけど、久保山選手の方がガンガン攻めてきたので、男の勝負では久保山選手の勝ちです」「膝もたまたま固いところが当たって血が出ただけ」といかにも彼らしく謙虚だった。
 第6試合 ウェルター級 5分2R
△鹿又智成（パレストラ八王子）
△光陰 兜（PUREBRED大宮）
判定1-0 (横山19-19/浦19-18/鈴木19-19)
※2R左ハイキックで光陰1ダウン
1R、鹿又が立ったままのおんぶの状態からバックを取り、スリーパーを狙うが、光陰はひっくり返して上になると、コツコツとパンチを落として反撃する。2R序盤、鹿又が左ハイキックでダウンを奪取。その後も数度バックを取り、腕十字を極めかけるが、光陰は防御。その後上になると一瞬マウントを奪うなど反撃する。判定では鹿又の奪ったダウンがそれほど評価されず、ドローに終わった。
 第5試合 新人王決定トーナメント・フェザー級決勝 5分2R
△田澤 聡（GUTSMAN修斗道場）
△岡嵜康悦（格闘技道場コブラ会）
判定0-0 (浦18-18/菅野18-18/鈴木18-18)
延長R 田澤の失格
※公式記録はドロー。岡嵜がフェザー級新人王に
※1R右ストレートで田澤1ダウン、2Rグラウンド状態の相手の頭部への蹴りで岡嵜減点1
1R開始早々、岡嵜が右ストレートでダウンを奪取。再開後もフラフラの田澤のバックを取り攻めるが、田澤は後半上になりパンチを落とし反撃する。
2Rも岡嵜が左フックを当て、タックルでテイクダウンに成功するなど優勢。だが次第に攻め疲れを見せ、田澤にタックルを潰されると、上から鉄槌を浴び反撃を許す。とはいえ最初のダウンの貯金はかろうじて守ることができるかに思われたが、終了間際、岡嵜はグラウンド状態の田澤の顔を蹴り上げる反則を犯してしまい、せっかくの勝利を逃してしまう。
トーナメントのためマストシステムによる延長戦が行われるが、今度は田澤が岡嵜の顔面を蹴り上げる反則を犯してしまう。岡嵜の右目のダメージが激しく、ドクターチェックの後レフェリーが試合をストップ。田澤の失格扱いとなった。
 第4試合 新人王決定トーナメント・フライ級決勝 5分2R
×鶴見一生（和術慧舟會RJW）
○竹内篤志（パレストラ函館）
判定0-3 (浦19-20/菅野17-20/鈴木19-20)
※竹内がフライ級新人王に
※2R右フックで鶴見1ダウン
1Rは互いにテイクダウンに成功するも、その先がなくほぼ互角の展開。2R序盤、鶴見は前蹴りと膝蹴りを当て、ペースをつかんだかに思われたが、パンチで突進したところに竹内がカウンターの右フックを当てダウンを奪うことに成功する。鶴見はスタンディングでアームロックを狙い反撃を試みるが、竹内が逃げ切り勝利。フライ級新人王となった。
※第3試合・ミドル級2R・枝折優士（PUREBRED大宮） vs. 前田健太郎（K'z FACTORY）は枝折の試合前のドクターストップにより中止
 第2試合 ライト級 5分2R
△不死身夜天慶（シューティングジム横浜）
△粕谷さかえ（K'z FACTORY）
判定0-1 (菅野19-20/横山19-19/鈴木19-19)
1R、粕谷はタックルでテイクダウンに成功すると、重いパウンドを落とし優勢。だが2Rは粕谷のタックルを不死身夜が切り、ストレートを当て有利に試合を運び、ドローとなった。
 第1試合 バンタム級 5分2R
○ヒートたけし（和術慧舟會RJW）
×下川雄生（K'z FACTORY）
判定3-0 (菅野20-18/浦20-18/鈴木20-18)
スタンドでは下川のパンチに苦しんだヒートだが、両ラウンドともグラウンドでギロチンチョークでチャンスを作り、プロ修斗初白星を奪い取った。
Last Update : 11/25 23:43
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