(レポ&写真) [ZST-GP2] 11.3 Zepp:一回戦は秒殺決着の連続
ZST事務局 "ZST-GP2 オープニングステージ" 2004年11月3日(水/祝) 東京・Zepp Tokyo 観衆:873人
レポート:井原芳徳 写真:井田英登 【→カード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
◆ 本誌関連記事:勝村周一朗インタビュー「Wanna Shooto , Go ZST」 ◆ 大会の模様はFIGHTING TV サムライにて12/6(月)22:00〜にオンエアされます
第6試合 ZST-GP2フェザー級トーナメント一回戦 5分2R(延長R3分) ○所 英男(STAND) ×勝村周一朗(K'z FACTORY) 1R 0'38" ギロチンチョーク
この日先に準決勝進出を決めた大石は、メインイベントでZSTデビューする後輩の勝村を気遣い、「僕も去年は会場の雰囲気に呑まれた。勝村もそうならないか心配です」と話していたが、奇しくもその不安が的中してしまう。 開始早々、ホームで戦い慣れた所が挨拶代わりの右ミドルを放つと、勝村はパンチで応戦。すると所はカウンターのタックルを仕掛け、あっさりとテイクダウンを奪うことに成功する。所は上からパスガードや関節技を狙い勝村を警戒させると、突然スッと立ち上がる。すると勝村がそれに反応するように立ち上がってしまい、所のギロチンの餌食に。所はマウント状態で締め上げ、勝村を失神させた。
その間わずか38秒。なにもさせてもらえなかった勝村は「完敗です。パンチに合わせてタックルに来るのはわかってたんですけど…。雰囲気に呑まれました。自分でも体が硬かったのがわかりました。こんな試合じゃ、使ってもらえませんね」とインタビュースペースでも呆然とした様子だった。 所は「一回戦を突破できてホッとしました」とフェザー級エースの責務をひとまず果たせて安堵の表情。決勝でのレミーガとの再戦を希望し、宮川とも練習仲間でやりにくいと語っていたことから、準決勝は大石とのリマッチとなりそうな気配だ。
第5試合 ZST-GP2フェザー級トーナメント一回戦 5分2R(延長R3分) ○レミギウス・モリカビュチス(リトアニア) ×ボウラム・ベラーニ(オランダ) 1R 0'05" KO (右ストレート)
入場直後、ベラーニはコーナーポストを相手に見立てて、素早いシャドーボクシングを披露。実力者との予感がしたが、レミーガはゴング早々パンチで突進すると、右ストレート一撃。ベラーニは前のめりの危険な状態でマットに沈んだ。レミーガは決勝での所へのリベンジを熱望した。
第4試合 ZST-GP2フェザー級トーナメント一回戦 5分2R(延長R3分) ○大石真丈(K'z FACTORY) ×ステファン・ギリンダー(オーストラリア) 1R 0'31" 腕ひしぎ十字固め
「今回負けたらヤバいと思った」という大石。タックルを潰されるも、下から腕十字を極め見事秒殺勝利をおさめた。
第3試合 ZST-GP2フェザー級トーナメント一回戦 5分2R(延長R3分) ○宮川博孝(チーム・アライアンス) ×マイク・フレンチ(アメリカ/チーム・エクストリーム) 1R 4'01" ギロチンチョーク
全く情報の無い相手に対し、宮川はスライディングタックルとローキックで下に意識を向けさせ、パンチで不意を打つ戦法を取る。2回上を取られたが、それでもこの作戦を徹底し、ついには右フックでフレンチをダウンさせる。宮川は思わず両手を上げて試合中にも関わらず喜んでしまうが、試合は続行。最後はフラフラのフレンチをギロチンチョークで仕留めた。
第2試合 クルーザー級 5分2R(延長R3分) ○サム・ネスト(オーストラリア) ×ケスタティス・スミルノヴァス(リトアニア) 2R 4'58" チョークスリーパー
1R、スミルノヴァスはバックマウントからスリーパーを狙う等優位に立ったが、2Rはマウスピースを吐き出してスタミナ切れ。ネストの体力消耗も激しかったが、ラウンド終了間際にスリーパーを極め逆転勝ち。
第1試合 クルーザー級 5分2R(延長R3分) ×クラフターM(フリー) ○渡辺悠太(G-スクエア) 2R 4'46" 腕ひしぎ十字固め
柔術とU系の混ざった動きのクラフター相手に攻めあぐねた渡辺だったが、グローブをはめていないクラフターをパンチで追いつめ、最後は腕十字を極めた。
◆ジェネシスバウト
第9試合 イサミカップ・ジェネシス・フェザー級トーナメント1回戦 5分1R ×矢島雄一郎(禅道会世田谷道場) ○宮川武明(P's LAB 横浜) 判定0-3
第8試合 イサミカップ・ジェネシス・フェザー級トーナメント1回戦 5分1R ○村田卓実(A3) ×西 哲也(バトラーツジムB-CLUB) 4'37" 腕ひしぎ十字固め
第7試合 イサミカップ・ジェネシス・フェザー級トーナメント1回戦 5分1R ○奥出雅之(ゴールドジムサウス東京) ×金原正徳(総合格闘技武蔵村山道場) 4'22" 腕ひしぎ十字固め
第6試合 イサミカップ・ジェネシス・フェザー級トーナメント1回戦 5分1R ×出口直樹(ストライプル行徳) ○稲津 航(U-FILE CAMP登戸) 判定0-3
第5試合 イサミカップ・ジェネシス・フェザー級トーナメント1回戦 5分1R ×坂本 猛(フリー) ○寺田 功(G-スクエア) 判定0-3
第4試合 イサミカップ・ジェネシス・フェザー級トーナメント1回戦 5分1R ○植村“ジャック”龍介(P's LAB 東京) ×駒津純二(U-FILE CAMP町田) 判定3-0
第3試合 イサミカップ・ジェネシス・フェザー級トーナメント1回戦 5分1R ○横山真樹(和術慧舟會東京本部) ×井田 悟(ストライプルイースト東京) 判定3-0
第2試合 イサミカップ・ジェネシス・フェザー級トーナメント1回戦 5分1R ○風間 奨(パレストラ東京) ×大島信哉(GRABAKAジム) 判定3-0
第1試合 ミドル級 5分1R △伊藤有起(G-スクエア) △滝野吉通(ロデオスタイル) 時間切れ
Last Update : 11/20 22:47
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