(レポ&写真) [新日本キック] 9.5 有明:武田、今度は左眉切り惜敗
新日本キックボクシング協会 "Full Spark's 〜烈輝〜 Part 2" 2004年9月5日(日) 東京・ディファ有明
レポート:井原芳徳 写真:米山真一 【→掲示板・K-1 MAXスレッド】
第15試合 メインイベント 肘無し 70kg契約 3分3R ×武田幸三(治政館) ○テーチャカリン・チューワッタナ(タイ) 1R 2'44" TKO (ドクターストップ:パンチによる左眉のカット)
テーチャカリンは8.8 八王子大会に出場し、関ナオトに判定0-3で敗れている選手。武田の圧勝が期待されたが、前回7月の試合に続き、不運に襲われる。 武田がカウンターのパンチやローを当てペースを握ったが、テーチャカリンのジャブで左眉を幅6センチ程カットし、ドクターストップ。ウォーミングアップの段階で試合終了となってしまった。
今回カットした部分は、7月の試合でカットした左まぶたより少し上にあたる別の部分。前回の傷は3日程で自ら抜糸し、すぐ練習を再開できたということもあり、10月13日のK-1 MAXへの出場自体は問題なさそう。武田は「また同じように切れるようなことになってしまったら、お客さんに申し訳ない」と不安な様子でコメントしていたが、傷を縫った後、伊原信一・新日本キック代表、師匠の長江国政・治政館館長、谷川貞治・K-1イベントプロデューサーと話し合い、出場を決意。6日の記者会見で、K-1 MAX王者・ブアカーオ戦が発表された。
第14試合 セミファイナル 肘無し 52kg契約 3分3R ○建石智成(尚武会/日本フライ級王者) ×キム・ヨンミン[金永民](韓国) 判定3-0 (珠川30-28/深瀬30-29/北沢30-28)
建石は10月24日の後楽園での防衛戦が決まっているせいか?慎重なファイトスタイル。15戦11勝(4KO)4敗の金にほとんど攻めさせず、軽い打ち合いを続けるのみ。3Rにはようやくバックハンドブローを見せ、終了間際にはパンチの打ち合いを見せるも、あくまで安全圏での攻め。建石の目指す“ロックンロール”なファイトにはならなかったが、最後にはちゃっかり、ハッスルポーズを真似たロックンロールポーズで締めくくり、「みなさん、10月応援よろしくお願いします」と叫んでリングを降りた。タイトル戦でロックンロールが鳴り響くことを期待したい。
第13試合 セミファイナル 肘無し 62kg契約 3分3R ×朴 龍(市原/日本ライト級3位) ○センデッド・サシプラハー(タイ) 判定0-3 (珠川28-30/深瀬29-30/北沢28-30)
センデッドは治政館のトレーナー。31歳で、ムエタイ180戦135勝(50KO)42敗3分のベテランだ。試合では朴にほとんど攻めさせないまま、左ミドルを当て続け完勝。肘無しルールながらもテクニックの差を存分に見せつけた
第12試合 ヘビー級 3分3R ○内田ノボル(ビクトリー) ×富士大輔(トーエル) 判定3-0 (稲田30-27/深瀬30-27/北沢30-26)
国際式11戦8勝(4KO)3敗の実績のある富士が1R、右フックを何度か当てるが、2R、内田が富士の首を制して膝蹴りを連打。この攻めで2度のダウンを奪う。3Rも内田が優勢だったが、倒しきれず。
第11試合 ミドル級 3分3R △國中厚二(市原/2位) △阿佐美義文(治政館/1位) 判定0-0 (稲田29-29/深瀬29-29/北沢29-29)
1Rは國中が阿佐美をローでコカす等優勢だったが、3Rに阿佐美の右ストレートが当たりだし、肘や膝も叩き込む等反撃。ポイントで五分に持ち込んだ。
第10試合 フェザー級 3分3R △大刀国秀(藤/2位) △小原祥寛(藤本/4位) 判定0-0 (稲田29-30/深瀬30-30/島田30-30)
第9試合 ウェルター級 3分3R △井場洋貴(治政館/1位) △荻野兼嗣(ビクトリー/2位) 判定1-0 (稲田30-29/深瀬30-30/島田30-30) ※場内では稲田30-27と発表されたが、公式記録は上記の通り
第8試合 ライト級 3分3R ×正田孝平(藤本/4位) ○兼子忠司(伊原/7位) 判定1-2 (珠川29-30/江刺家30-29/島田29-30)
第7試合 ウェルター級 3分3R ×ケイゾー松葉(藤本/10位) ○SHINGU(治政館) 2R 0'57" TKO (ダウン後のタオル投入)
第6試合 ライト級 3分2R △石井達也(藤本) △タイジ(トーエル) 判定0-1 (19-20/20-20/20-20)
第5試合 ライト級 3分2R △垣原卓也(伊原土浦) △鶴ヶ峰健太(トーエル)※鶴の字は雨冠に鶴 判定0-0 (19-19/20-20/20-20)
第4試合 バンタム級 3分2R △田中義人(伊原) △黒田友則(治政館) 判定1-1 (20-19/20-20/19-20)
第3試合 ウェルター級 3分2R ×海津大輔(藤) ○TETSURO(トーエル) 判定0-2 (19-20/20-20/19-20)
第2試合 ライト級 3分2R −塩崎達也(治政館) −デソウザ・オリベイラ(宇都宮尾田) 1R 終了時 ノーコンテスト (バッティング)
第1試合 ウェルター級 3分2R △持田貴朗(ビクトリー) △中元孝介(伊原) 判定1-1 (20-20/20-19/19-20)
Last Update : 09/12
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