(レポ&写真) [武人杯] 6.13 福岡:真武館勢、超ヘビー級軍団を撃退
全日本格闘技連盟・空手道真武館 "第10回無差別級オープントーナメント 武人杯格闘技選手権大会" 2004年6月13日(日) 福岡・アクロス福岡
レポート&写真:池田博紀(福岡格闘技.com) 【→大会前の概要紹介記事】 【→掲示板スレッド】
◆無差別級トーナメント(体重差が20kgある場合は胴着の有無を軽い選手が選択可能)
1回戦第一試合 ○長倉央登(真武館・空手)174cm/90kg ×赤星淳一(福永道場・総合格闘技)182cm/140kg KO
1R開始から巨体を活かして打撃で攻めてくる赤星に対して、長倉は臆することなくパンチで応酬。パンチのヒット数で明らかに長倉が有利。最後は右ストレートでダウンを奪い、赤星は5カウント内で立てずKO負け
1回戦第二試合 ○久原清幸(真武館・空手)172cm/73kg ×福島伸也(非公開・非公開)171cm/110kg KO
1R中盤に久原がバックポジションを取り、しつこくパウンドを繰り出す。福島も亀になり必死に耐えようとするが、久原が腕十時を掛けるとフェイントを見せ、相手が立ち上がろうとした瞬間を右のパンチがクリーンヒット。続くパウンドでレフェリーがダウンを宣告。5カウントにより久原のKO勝ち。
1回戦第三試合 ○岡本正樹(真武館・空手)171cm/84kg ×辻 宏明(周南武徳会・柔道)178cm/110kg KO
岡本はリングを回りながら、一気に飛び込んで打撃を浴びせる。辻をコーナーへ追いつけてパンチ・ミドル・パンチの連打でダウンを奪う。再開後に再び、パンチの連打をロープ際へ追い詰めダウンを奪い、1RKO勝ちとなった。
1回戦第四試合 ○奥田正勝(真武館・空手)170cm/79kg ×平井将悟(九州比山ジム・キックボクシング)184cm/110kg 腕ひしぎ十字固め
奥田が軽いインローから入ると、すばやくスタンドレスリングに持ち込み、テイクダウンを奪う。サイドポジションからマウントポジションに移行するとパウンドを浴びせ、相手が嫌がって手を伸ばした瞬間に腕十時を極め一本勝ち。わずか45秒の秒殺だった。
準決勝第一試合 ○長倉央登(真武館) ×久原清幸(真武館) TKO
長倉がテイクダウンを奪うと得意のパウンドを久原に浴びせダウンを取る。5カウント内に立ち上がった久原は先ほどのダウンを取り戻そうとするが、再びテイクダウンを取られ、パンチ、肘などの攻撃に苦しめれる。ゴング終了後にドクターの診察の結果、眼窩底骨折の疑いがあるため久原のTKO負けとなった。
準決勝第二試合 ○奥田正勝(真武館) ×岡本正樹(真武館) 腕がらみ
岡本が蹴りから入ろうとすると、奥田は蹴り足を取り、タックルからテイクダウン。マウントから厳しいパウンドを浴びせる。だがリングから落ちそうになりスタンドに戻される。 岡本はミドルを蹴る際にスリップしてしまい、再びマウントを取られ、パンチのパウンドを必死に耐えたが、最後は腕がらみによりタップ。
3位決定戦 ○岡本正樹(真武館) ×久原清幸(真武館) 不戦勝 (ドクターストップ:眼窩底骨折の疑い)
決勝戦 ○奥田正勝(真武館) ×長倉央登(真武館) 腕ひしぎ十字固め ※奥田が優勝
打撃から入ってくる長倉に対し奥田はスタンドレスリングで応戦。テイクダウンを取り、バックポジションを取るとパウンドを浴びせる。この攻防が繰り返されること2度。長倉は必死に耐え1R終了のゴングが鳴る。 2R、ゴング開始早々に奥田がタックルをしかけテイクダウンを奪い、マウントポジションを取り、素早く腕十時を極めて長倉からタップを奪い。全試合一本勝ちにて優勝した。
◆総合格闘技ルールワンマッチ
第1試合 ○佐々木史郎(知剛塾) ×大塚正明(無所属) 棄権
2Rに佐々木が膝蹴りとパンチによりスタンディングダウンを奪う。大塚コーナーより棄権を申し出があり、佐々木の勝利となった。
第2試合 ×稲田 豊(真武館) ○長谷 尚(非公開) 判定
1Rに稲田がダウンを奪うが、その後に関節技に苦しめられる。判定により長谷の勝利。
第3試合 ○井上 英(無所属) ×松崎洋一(無限塾) 腕ひしぎ十字固め
第4試合 ○田中輝義(真武館) ×池上政次(牛深道場) チョークスリーパー
第5試合 ×内野桂佑(知剛塾) ○小谷伸也(福永道場) 判定
互いに膠着せずに常に動き続けた試合。小谷が投げ、関節技、パウンドを浴びせるが、内野も耐え、逆にスタンドでは得意の打撃でローキック、膝蹴りを見せる。判定は0-1で決着が付かないために最終決定戦にもつれる。互いに死力を尽くした試合であったが、グラウンドの攻防で小谷が有利。見事0-3のフルマークで判定勝利を収めた。
Last Update : 06/16
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