(レポ&写真) [AXIS柔術] 5.15 世田谷:ブラジル強豪が日本で激突
AXIS柔術アカデミー "ジャパンオープン柔術チャンピオンシップ2004" 2004年5月15日(土) 東京・世田谷区立総合運動場体育館
レポート&写真:井原芳徳 【→掲示板スレッド】
黒帯スーパーファイト ○フェルナンド・テレレ(TT-Team) ×マルセロ・ガルシア(アリアンシ) ポイント4-0
テレレは昨年のムンジアル(世界選手権)メジオ級優勝者。決勝ではガルシアを三角絞めで下している。だがガルシアも昨年のアブダビコンバット-77kg級を制した強豪。バックを奪う動きを得意とし、アブダビでは5人の対戦相手中4人からバックを奪いチョークを極めている。 両者の日本での再戦は、ガルシアが引き込む展開からスタート。だがテレレが素早い動きで序盤からパスガード狙い。アドバンテージを先制する。スタンドに戻りまたもガルシアが引き込むが、テレレがガルシアのお株を奪うバックマウント。これで4ポイントを獲得。その後もガルシアは引き込みを多用。足関でアドバンテージを重ねるも、ポイントを奪う攻撃は最後までできず。テレレが文句無しの内容でガルシアから2連勝を果たした。多数詰めかけた日本の柔術関係者も両者のハイレベルな攻防に酔いしれていた。
茶帯無差別級トーナメント 決勝 ○アンドレ・ガウヴァオ[Galvao](TT-Team) ×林 俊介(GRABAKAジム) 襟絞め
ガウヴァオはテレレの一番弟子で、4月に行われたパンナム茶帯メジオ級&無差別級優勝者。この日も初戦でカバウカンチ・ジュニオールを17-0で圧倒。林戦でも序盤にバックを奪い、その後も下から三角を狙い続けるなど優勢。林がパスガードでアドバンテージを獲得すると歓声が巻き起こるが、ガウヴァオはその隙を突いて下から林の首を絞め上げ一本。ズルさも見せつけての完勝だった。
※他にも白帯〜紫帯の各クラスのトーナメントが4面のマットを使って行われた。
Last Update : 05/17
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