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(レポ&写真) [ZST] 5.5 ZeppTokyo:所、レミーガにリベンジ

ZST事務局 "ZST 5"
2004年5月5日 (水/祝) 東京・Zepp Tokyo

  レポート&写真:井原芳徳  【→大会前のカード紹介記事】 [→掲示板スレッド]

第5試合 ライト級 5分2R+3分1R(インターバル2分)
○マーカス・“マキシマス”・アウレリロ(アメリカン・トップチーム)
×小谷直之(ロデオスタイル)
2R 3'34" TKO (レフェリーストップ:右まぶたのカット)


 アウレリロがグラウンドでサイドポジションを数度取り、スタンドでもパンチを当てる等主導権を握る。小谷も2Rにテイクダウンに成功し上になるが、アウレリロにスイープされてしまい、なかなか主導権を握れない。緊迫した攻防が続くが、2分過ぎ、スタンドのパンチの打ち合いの後にアウレリロが生え際、小谷が右まぶたをカットし出血。両者同時にドクターチェックを受ける。結局再開されるも、グラウンドでアウレリロが肩固めを狙ったところで小谷の出血が激しくなり、無念のレフェリーストップとなってしまった。

 小谷は「負けたとは思っていません。ZSTルールでもう一回やりたいです。寝技も実際やってみれば何とかなりました」と自信たっぷり。アウレリロは「あのまま続いていれば肩固めが極まっていただろうね。出血はバッティングが原因だと思う。小谷との再戦?チャンスがあればやりたいが、コーチが決めた相手とやるだけさ。今、大きな団体と交渉中だけど、ZSTは自分の家のようなものなので、これからも上がりたいよ」と話していた。

第4試合 ライト級 5分2R+3分1R(インターバル2分)
×レミギウス・モリカビュチス(リトアニア)
○所 英男(STAND)
1R 3'30" 三角絞め


 所の最大の魅力は、ひたすら前へ前へと攻めるアグレッシブさとハートの強さ。一度レミ−ガの膝に沈んでいるにも関わらず、全く恐れる素振りを見せることなく組付き、真っ向勝負に挑む。最初のヒールホールドは逃げられてしまい、スタンドの膝をボディにもらい苦しむも、前進ファイトは止まらず。そしてフィニッシュは三角絞め。「矢野さんが叩き付けられて失神したけど、持ち上げられても外さないつもりでした。矢野さんの試合がヒントになりました」と語るように、所の執念のこもった三角でついにレミ−ガがタップ。見事なリベンジ劇に会場は割れんばかりの歓声で包まれた。
 ZSTのエースといえば小谷直之だが、ここ最近の試合のクオリティと、観客の湧かせ方を見る限り、所の方がエースと言ったほうがいいんじゃないかと思う位目ざましい活躍をしている。そのことも意識してか、所はバックステージでのインタビューで、9月大会で小谷と対戦したいとアピールした。小谷も「契約体重の問題さえクリアできればやりたい」と前向きだ。

第3試合 フェザー級 5分2R+3分1R(インターバル2分)
○大石真丈(K'z FACTORY)
×内山貴博(総合格闘技武蔵村山道場)
1R 4'31" 腕ひしぎ十字固め


 大石は負け続きで縁起が悪いからと「ジャッカル」のミドルネームを外して試合に臨む。だが修斗の元チャンピオンのベテランとZSTのルーキーの実力差は、その必要も無いと思わせるほど明白。序盤テイクダウンに成功すると、サイドポジションを奪取。ブレイクがかかりスタンドに戻るも、またもテイクダウンに成功し、サイド、ニーインザベリーと動いて腕十字。危なげ無い内容で大石がZST初勝利を飾った。

第2試合 ウェルター級 5分2R+3分1R(インターバル2分)
△花井岳文(Twist)
△佐東伸哉(P's LAB東京)※佐藤から改名
時間切れ


 今回はグローブをはめて試合に臨んだ花井。右ストレートで佐東をスリップさせる場面も。足関を狙いたいが、佐東はなかなか狙わせない。佐東も不馴れなルールの影響もあり、攻めの途中で所々迷いが見られる。延長に突入するも、互いにスタミナ切れでそのまま時間切れに。

第1試合 ライト級 5分2R+3分1R(インターバル2分)
×宮野孝裕(宮野道場)
○ダリウス・スクリアウディス(リトアニア)
1R 1'24" KO (飛び膝蹴り)


 風邪で体調を崩しドクターストップ寸前だった宮野はいい所なし。スクリアウディスの打撃を浴び続け、最後は飛び膝に沈んだ。



<ジェネシスバウト>

第9試合 フェザー級 5分1R
△宮川博孝(チーム・アライアンス)
△西 哲也(バトラーツB-CLUB)
時間切れ

第8試合 ライト級 5分1R
△堀 友彦(フリー)
△上原 力(フリー)
時間切れ

第7試合 ヘビー級 5分1R
△折橋 謙(フリー)
△小澤幸康(TEAM-KAZE)
時間切れ

第6試合 ウェルター級 5分1R
○高屋祐規(SKアブソリュート)
×川村 剛(GRABAKAジム)
3'34" TKO (レフェリーストップ)

第5試合 ライトヘビー級 5分1R
○渡辺悠太(G-スクエア)
×西川享助(禅道会小金井道場)
0'13" 腕ひしぎ十字固め

第4試合 ライト級 5分1R
△奥出雅之(フリー)
△富山浩宇(P's LAB東京)
時間切れ

第3試合 バンタム級 5分1R
△佐藤直登(ストライプル)
△中村 浩(ロデオスタイル&パレストラ東京)
時間切れ

第2試合 ウェルター級 5分1R
○清水祐輔(RIKI GYM)
×伊藤有起(G-スクエア)
2'47" 三角絞め

第1試合 フェザー級 5分1R
△藤沢卓也(U-FILE CAMP町田)
△大島信哉(GRABAKAジム)
時間切れ

Last Update : 06/04

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