(レポ&写真) [NKB] 5.2 後楽園:木浪×石毛は決着つかず
ニュージャパンキックボクシング連盟 "X-DUEL IV 〜終わりなき決戦〜" 2004年5月2日(日) 東京・後楽園ホール 認定・NKB実行委員会
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レポート&写真:井原芳徳 【→大会前のカード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
第11試合 メインイベント NKBウェルター級タイトルマッチ 3分5R △木浪シャーク利幸(OGUNI/王者) △石毛慎也(東京北星/1位・前王者) 判定0-1 (前田50-50/君塚49-50/仲50-50) ※木浪が初防衛
去年5月のタイトル戦での対決では、石毛が肘でカットし木浪を下している。そのせいもあってか、木浪は「肘を警戒しすぎてリズムが狂った」と試合後振り返ったように、攻めにつながりが見られない。木浪にとって1年前の傷は、体の奥の心にまで達していたといえよう。石毛も手数で攻めるも、的確さで劣り、なかなか主導権を握れない。5Rになると両者ともさすがと思わせるパンチ、ミドル、肘の打ち合いを繰り広げ、満員の観衆を湧かせたが、結局差はつかず判定はドローに。ベルトを守るも決着を付けられなかった木浪は「今日は肘をもらってないのでプラス10点で20点ぐらいだな」と苦笑いを浮かべていた。
第10試合 メインイベント -60kg契約 3分5R ○ワチャラチャイ・ゲオサムリット(タイ/ラジャダムナンフェザー級2位、ルンピニーフェザー級4位、プロムエタイ協会フェザー級3位) ×桜井洋平(岩瀬/WMCスーパーフェザー級10位) 3R 2'35" TKO (タオル投入:パンチによるダウン直後)
桜井は接近戦を嫌ってヒット&アウェイ戦法で活路を見い出そうとするが、2Rワチャラチャイの左ボディ一発で先にダウンを喫してしまう。あとはワチャラチャイの猛ラッシュ。2Rこそ凌いだものの、3Rは途中から意識が朦朧とした状態。またも左ボディでダウンを奪われると、最後はロープに詰められてパンチの連打を浴び、ダウンと同時にセコンドがタオル投入。桜井の完敗だった。
第9試合 メインイベント NKBライト級王座決定戦 3分5R ○飯田誠一(町田金子/1位) ×清野浩志(MTOONG/2位) 1R 2'25" TKO (ドクターストップ:目尻のカット) ※飯田が新王者に
開始間もなく肘の相討ちでいきなり両者とも右目尻をカットし、同時にドクターチェックを受けるという異例の光景が繰り広げられる。こうなると互いに傷口を広げ合う攻防に突入するのが必然。そんな中、飯田が清野をコーナーに追い詰め肘の連打。清野の傷が広がりドクターストップがかかり、飯田が勝利。得意のパンチでは無く肘で王座をもぎ取った。
第8試合 メインイベント -53.5kg契約 3分5R ×ダーオプラスック・シットパーファー(タイ/プロムエタイ協会フライ級王者、ルンピニーフライ級5位) ○童子丸(キング/NKBバンタム級1位) 3R 0'19" TKO (ドクターストップ:額のカット)
ダーオプラスックのコンビネーションに苦戦の童子丸。2R終盤からは肘の集中打で攻め込まれる。だが3R開始早々、ダーオプラスックの肘に童子丸も肘で応戦。これが見事ダーオプラスックの額を切り裂き、逆転勝ちとなった。
第7試合 ウェルター級 3分5R ○笛吹丈太郎(大和/前ライト級王者) ×中村篤史(北流会君津/ウェルター級2位) 2R 0'47" KO (右フック)
階級を上げて初戦の笛吹だが、元々ウェルター級だったと言っても違和感が無いぐらい体が出来上がっている。試合は中村にほとんど何もさせず、スピーディーなパンチで圧倒。1R、左のボディを効かせつつ、左フックでダウンを奪い、2R、パンチの連打で追い詰め最後は右フックで豪快に仕留めた。早く木浪・石毛との対戦も見たいものだ。
第6試合 ミドル級 3分5R ×馳 和徳(大阪真門/1位) ○阿久澤英一(ピコイ/5位) 1R 2'26" KO (3ダウン:パンチ連打) ※阿久澤は7.19 APKF ディファ大会でロペス薩摩とミドル級王者決定戦
第5試合 フェザー級 3分5R ×外山繁幸(上州松井/5位) ○大川眞人(大和/8位) 判定0-3 (多賀谷48-49/仲47-49/君塚47-49) ※3R右ミドルで外山1ダウン
第4試合 -85kg契約 3分5R ○天昇山(キング/NKBヘビー級) ×大畠正士(平戸/NKBヘビー級) 判定2-0 (多賀谷49-48/高木48-48/君塚50-48)
第3試合 ライト級 3分3R △飯塚英史(OGUNI) △桜井哲也 (東京北星) 判定1-0 (30-30/30-28/30-30)
第2試合 ライト級 3分3R △神谷正芳(ESG) △バッファ郎野田(G-1) 判定1-1 (多賀谷29-30/前田30-29/仲30-30)
第1試合 ヘビー級 3分3R ×渡部隆亨(ESG) ○大和田岳志(TOPS) 1R 0'20" 反則 (スリップ後の攻撃)
Last Update : 06/04
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