(レポ&写真) [DEMOLITION] 4.8 下北沢:井口摂、念願の廣野越え
GCMコミュニケーション "DEMOLITION 040408" 2004年4月8日(木) 東京・北沢タウンホール
レポート:井原芳徳 写真:大原健司 【→大会前のカード紹介記事】 【→掲示板スレッド】
第6試合 -57kg契約 5分2R ×廣野剛康(和術慧舟會GODS/プロ修斗世界バンタム級7位) ○井口 摂(バトラーツB-CLUB) 判定0-3 (井口=松本・磯野・豊永)
廣野の握手の要求をふてぶてしく拒んだ井口。先にテイクダウンを奪われるも、すかさず三角絞めで廣野を捕まえる。廣野は絶妙にポイントをずらし脱出するが、ラウンド終了間際にも腕十字で捕まってしまう。 2Rになると廣野が近距離からの右フックを何発か当て反撃を狙うが、小林聡から打撃を習う井口も左ストレートをお返し。ラウンド後半には井口がテイクダウンに成功し、バックマウントからスリーパーを狙ったところで試合終了。両ラウンドとも井口が優位に試合を運び、文句なしの判定勝ちをおさめ、念願の廣野越えを果たした。
マイクを持った井口は、例によって石川雄規直伝のプロレス風マイクアピール。「ここまで俺がなれたのは廣野のおかげ。ありがとう。セコンドの漆谷、お前、女子限定のジムで教えてるそうじゃないか? 今度合コンさせてくれよ」と挑発(?)した。今度は漆谷をDEMOLITIONマットに引きずりこむつもりかと思いきや、井口は「まだ僕の力だったら無理」と謙虚で、もう少し実績を積んでから挑戦したい考えのようだ。
第5試合 -77kg契約 5分2R ×中村大介(U-FILE CAMP.com) ○中村圭太(和術慧舟會東京本部) 判定0-3 (圭太=松本・磯野・豊永)
圭太が1Rに三角絞めでチャンスを作り、2Rにも左ストレートでダウン寸前に追い込み、最後はバックマウントからパンチを落としたところでゴング。去年JTCを制したばかりの新鋭・圭太が、一昨年のJTCを制し豊富な試合経験を誇る大介から金星を奪った。
第4試合 -68kg契約 5分2R △滝田J太郎(和術慧舟會東京本部) △西内太志朗(U-FILE CAMP.com) 判定0-1 (西内=和田/ドロー=松本・豊永)
今回のJ太郎劇場は、光GENJIのパラダイス銀河。宇野薫もついにJボーイズ入りしてしまい、ピンクのTシャツとホットパンツの絶妙に恥ずかしいコスチュームでダンスを踊り、観客を爆笑させる。 試合は滝田がお得意の低空タックルで何度もテイクダウンを奪うが、西内がひっくり返してスタンドに戻る展開の繰り返しに。互いに決め手に欠いたが、動きの多い試合で観客は盛り上がった。
第3試合 -82kg契約 5分2R ○外山慎平(和術慧舟會東京本部) ×高橋 渉(高田道場) 判定2-0 (外山=磯野・梅木/ドロー=松本)
1R、外山が1分程でサイドポジションを奪い、四点ポジションに持ち込むが、高橋に脱出される。2R序盤、高橋の右フックでふらついた外山だが、後半は何度かコーナーに押し込み体力で上回る。判定の難しい試合だったが、外山に軍配が上がった。
第2試合 -90kg契約 5分2R ○白井祐矢(アンプラグド国分寺) ×石野貴士(A-3) 判定2-0 (白井=松本・磯野/ドロー=豊永)
白井がストレートを当て、コーナーに押し込む展開の繰り返し。2Rにはサイドポジションを取るなど、主導権を握り続けた。
第1試合 -61kg契約 5分2R ○鈴木 徹(和術慧舟會岩手支部) ×島田錠二(武蔵村山道場) 判定2-0 (鈴木=梅木・豊永/ドロー=松本)
開始30秒ほどで、鈴木が左フックでダウンを奪取。その後も数度バックを奪うなど、試合を優位に運ぶ。2R、島田がスタンドの打撃で反撃するも倒しきれず。鈴木はこれでプロ3連勝。修斗新人王戦の2回戦以降に弾みがついたか?
Last Update : 05/02
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