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(レポ&写真) [J-NETWORK] 3.28 竹芝:脅威の18歳平谷、ベテラン弘中下す

J-NETWORK "Kick Squad 2" 2004年3月28日 (日) 東京・ニューピアホール

  レポート&写真:井原芳徳  【→大会前のカード紹介記事】 【→掲示板スレッド】

第13試合 -67kg契約 3分5R
×SHIN(アクティブJ/J-NETウェルター級王者)
○千葉友浩(全日本・TEAM-1/全日本ウェルター級3位)
2R 1'30" KO (3ダウン:左ローキック)


 デビュー以来4戦4KO勝ちでチャンピオンに駆け上がったSHINだが、昨年10月大会で全日本王者の山内相手に何もできず1R KO負け。今回も千葉の左ロー数発で足が流れ始め、1Rで2度のダウンを喫する。2Rも千葉に一方的に攻め込まれ、左ローで3連続ダウンとなり、全日本の選手相手に2連続KO負けとなってしまった。次回5.30 ニューピアホール大会では半井[なからい]秀樹相手に防衛戦を行うことが決まったが、この日の半井は好ファイトを展開。SHINは崖っぷちに追い込まれた。

第12試合 スーパーバンタム級 3分5R
○平谷法之(全日本・空修会館/全日本バンタム級王者)
×弘中史樹(ウィラサクレック/元NKBバンタム級4位)
判定3-0 (50-44/50-44/50-44)


 ベテラン弘中のサウスポーから放たれる左ミドルを、何発ももらってしまった18歳の全日本王者・平谷だったが、手数と一発一発の重さでは上。2Rと4Rの終盤には、必殺の左フックで1度ずつダウンを奪うことに成功する。3Rと5Rも、右ミドル等で優勢に試合を運び、文句無しの勝利をおさめた。だが試合後は「自分の動きができなかった」と反省の弁。今後タイ人とも対戦する可能性があることを考えれば、ムエタイスタイルの弘中との対戦経験は良い肥やしとなるだろう。

第11試合 ウェルター級 サドンデスマッチ(3分3R・最大延長2R)
○北野ユウジ(JMTC/J-NETスーパーライト級2位)
×浜川憲一(全日本・AJ/全日本ウェルター級2位)
延長2R 判定3-0 (10-9/10-9/10-9)

※延長1R 判定0-0 (10-10/10-10/10-10)
※本戦3R 判定0-0 (30-30/30-30/30-30)

 互いに決め手に欠いたまま延長にもつれ込み、手数で勝った北野が辛勝。試合中、浜川が故意らしき投げを何発も放っていたが、レフェリーの注意が無かったのが気になった。

第10試合 ウェルター級王座挑戦者決定戦 サドンデスマッチ(3分3R・最大延長2R)
×黒田英雄(BRAVES/1位)
○半井秀樹(ソーチタラダ/2位)
延長1R 0'41" TKO (ドクターストップ:膝蹴りによる左目尻のカット)

※本戦3R 判定0-1 (28-30/30-30/30-30)

 第70回新空手中量級優勝者の半井[なからい]はデビュー3戦目にして挑戦者決定戦に抜てきされた新鋭。各ラウンド序盤から、ストレート、アッパー、ハイ、膝等のラッシュで黒田を倒しにかかる。だが38歳の黒田も、セコンドの小比類巻貴之のアドバイスを受けつつ、右のフックとローで反撃。27歳の半井に決定打を与えない。勝負は延長戦に持ち込まれ、消耗戦の様相を呈したが、半井の首相撲からの膝蹴り連打で黒田が目尻と眉間をカットしドクターストップ。半井が5.30 ニューピアホール大会でSHINの王座に挑戦する権利を獲得した。

第9試合 フェザー級王座決定トーナメント準決勝 サドンデスマッチ(3分3R・最大延長2R)
○砂田将祈(M-FACTORY/2位)
×山口裕司(彰考舘/4位)
判定3-0 (30-28/30-28/30-28)


 元MA王者の砂田と元日本キック王者の山口の激突は、両者のキャリアにふさわしい好勝負に。序盤から砂田が山口をコーナーに詰め、ストレートの連打で山口を苦しめるが、山口はそれを耐えきり、重いフックで反撃。二人とも肘も駆使しつつ、一進一退の攻防を繰り広げる。だが2R以降は砂田が上下に蹴りを打ち分け優勢をキープ。山口は砂田のハイをしっかりブロックするが、反撃の糸口を見い出せず判定負け。フェザー級王座決定トーナメント決勝戦は5.30 ニューピアホール大会で砂田とひでりんによって争われるが、この日の内容を見る限り、砂田の優位は動かない。

第8試合 フェザー級王座決定トーナメント準決勝 サドンデスマッチ(3分3R・最大延長2R)
×黒田哲広(サバーイ町田/6位)
○戦え!ひでりん。(ファイティングアーツ/元NKBフェザー級9位)左写真
判定0-3 (28-30/28-30/27-30)
※黒田は右ストレートで2Rにダウン1

第7試合 ライト級 サドンデスマッチ(3分3R・最大延長2R)
×小宮由紀博(レグルス池袋/4位)
○島野智広(全日本・建武館/全日本ライト級7位)
延長2R 判定0-3 (9-10/9-10/9-10)
※延長1R 判定0-0 (10-10/10-10/10-10)
※本戦3R 判定1-0 (30-30/30-29/30-30)

第6試合 ライト級 3分3R
○ファイヤー原田(レグルス池袋)
×安川文健(全日本・AJ)
判定3-0 (30-28/30-27/30-27)

第5試合 -62kg契約 3分3R
○中村貴之(レグルス池袋)
×芳野亮太(MA・山木)
判定2-0 (30-29/30-30/30-29)

第4試合 -56kg契約 3分3R
×藤井 優(アクティブJ)
○寺戸伸近(全日本・空修会館)
判定0-3 (28-30/28-30/28-29)
※藤井は右ストレートで2Rにダウン1

第3試合 -67.5kg契約 3分3R
×古谷一騎(アルテバラン八王子)
○菱田剛気(力格闘技道場)
3R 0'47" KO (右ストレート)

第2試合 フェザー級 3分3R
△カルヴェロ(ソーチタラダ)
△橋本博典(アクティブJ)
判定0-0 (30-30/30-30/30-30)

第1試合 -64kg契約 3分3R
○藤原王子(レグルス池袋)
×杉本威之(ウィラサクレック)
2R 1'27" KO (左膝蹴り)

Last Update : 04/02

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