(レポ&写真) [パンクラス] 1.25 広尾:プロアマ混合組技大会で渋谷&北岡も優勝
パンクラス "第1回プロ・アマオープン・キャッチレスリング・トーナメント" 2004年1月25日(日) 東京・P's LAB東京
レポート&写真:井原芳徳
【キャッチレスリングルール。但しこの大会からヒールホールドが有効技となる】
(写真:不動心、ハシャギすぎ? プロ選手達のリラックスした表情が見れるのもアマ大会の醍醐味だ。)
◆ 100kg未満級(12名) 優勝 渋谷修身(パンクラスism) 準優勝 小澤幸康(TEAM KAZE)
初戦をわずか11秒、アンクルホールドでクリアした渋谷は、準決勝の新垣信成戦は判定にもつれこみやや苦戦したが、決勝では小澤を一方的に攻め、1分34秒、チョークを極め完勝。プロの貫禄を示した。渋谷は「緊張したけど楽しかった。高校のアマレスの試合を思い出した」とコメント。
◆ 80kg未満級(17名) 優勝 北岡 悟(パンクラスism) 準優勝 小池秀信(GRABAKAジム)
ブラジリアン柔術のトーナメントにも頻繁に出場している北岡は、パンクラシストの中でも比較的アマチュア大会慣れした選手の一人。この日は4試合戦ったが、いずれも一本で勝利した。なお小池は準決勝でA-3の太田洋平と対戦し、判定2-1で勝利している。この日は判定にもつれこむと3-0となる試合と2-1で割れる試合が半々。ポイント制を採用しないグラップリングでの判定基準の難しさが露呈した。
◆ 70kg未満級(23名) 優勝 荒牧 拓(P's LAB横浜) 準優勝 荻原英之(パレストラ八王子)
パンクラスゲートで1敗1分の荒牧。ismで稽古をつけてもらっていることが自信につながったといい、見事4試合全て一本勝ちで優勝を果たした。準決勝ではP's LAB東京の佐藤伸哉に腕十字で勝利している。
◆ 60kg未満級(6名) 優勝 塩田 歩(パレストラ八王子) 準優勝 タバ・アギナルド・マサオ(INFIGHT&RJW/G2)
この階級にはパンクラス系の選手は1人もおらず、決勝では柔術家対決が実現。柔術的なテイクダウンやパスガードの動きになると、両陣営の仲間の声援が一際大きくなる。普段のパンクラスの試合と、湧くポイントが違うのが面白かった。試合は茶帯の塩田が下からの腕十字やギロチンで攻める場面が目立ち、3-0の判定勝ち。ポイントが無いため、塩田はアグレッシブに極めやポジションを取りに行くことを意識したという。裸の試合は始めてだった塩田だが「日本の柔術家も裸で強いことを証明したかった」とのこと。本場ブラジルではグラップリングの大会に柔術家が頻繁に参戦しており、日本でもそういう流れができれば面白くなるだろう。
◆ 100kg超級(2名) 優勝 上本裕祥(TEAM KAZE)
Last Update : 01/26
|