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(レポ&写真) [ウルレボ] 12.15 六本木:大宮司、豪快KO勝ち。魔裟斗は宇野とエキシ

シルバーウルフ "WOLF REVOLUTION meets LUZ"
2003年12月15日(月) 東京・六本木velfarre
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◆◆ 魔裟斗の2004年カレンダー在庫残り10本になりました! ◆◆


※今回、ばうれびショップでカレンダー購入していただいた方のみの特典として、この大会で撮影した魔裟斗の生写真を一枚お付けします!(既にご購入予約済みの方にもお付けします)なお商品の数量に限りがあるため、品切れの際はお断りする場合もありますのでご容赦ください。今週末19日(金)(22日(月)までのご入金)締め切り予定です。お早めにご注文ください

MMAルールエキシビジョン
−魔裟斗(シルバーウルフ)
−宇野薫(和術慧舟會東京本部)
勝敗なし

魔裟斗のオープンフィンガーグローブ着用写真が格闘技雑誌の表紙を飾るなど、かなりセンセーショナルな話題を呼んだ今回のエキシビジョンだが、対戦相手の宇野も前日NKでの修斗公式戦のリングで修斗復帰をぶちあげたばかりとあって、まさに話題満載の顔合わせとなった。

両者の持ち味を発揮するためか、1R目はキックスタイル、そして2R目が総合スタイルという変則マッチが設定された。1R目はさすがに魔裟斗の一人舞台で、回って距離をとる宇野に対して、魔裟斗は気持ちよさそうにハイを降り、ハメドばりのノーガードでステップを踏んでみせる。普段の張り詰めた気配は微塵もなく、リング周辺を埋め尽くした女性ファンの黄色い歓声に笑顔で答える余裕さえ見せる魔裟斗。通常の戦いぶりとは違ったリラックスした雰囲気が新鮮ですらある。


そして注目の第2ラウンド。オープンフィンガーグローブに指を通す魔裟斗の表情は、これから会心の悪さを仕掛けようとしているいたずらっ子のようにも見える。
だが総合スタイルはやはり宇野の本領。低くクラウチング気味に構えた宇野がモーションでプレッシャーを掛けていくと、魔裟斗は前蹴りやパンチで距離を開けながらも下がる展開となる。すかさずタックルを仕掛けテイクダウンに行く宇野。がっちり受け止めて、首をフロントチョークに捕らえる魔裟斗。「殆ど練習はして無いです」と言う魔裟斗だが、この辺り様になっているのはさすが。二度目のタックルを再度フロントチョークに取って、首を抜かれると、蹴りはなしてアリ猪木状態にアレンジして見せたり、立つと今度は自分から組み付いていくなど、魔裟斗の意外なまでの積極性に客席が沸く。

お祭り気分のエキシビジョンながら初挑戦の総合スタイルの試合を、ビジュアル的に十分様になるものに仕上げてみせたのは大したもの。(無論、宇野のツボを押さえたサポートあっての事だが)K-1 MAXのトップに立ち、さらに映像の世界でも着実に地歩を築きつつある魔裟斗の、プロ意識の高さが感じられる展開だった。

フェザー級 3分3R
○大宮司進(シルバーウルフ)
×クリスティアン・トリミングス(オーストラリア)
2R 0'22" KO (右ロー)
※トリミングス1Rに2ダウン

この大会では、唯一のストレートな格闘技マッチとなったこの試合。いわば“格闘技サイド”からみればメインに当たるもの。この試合が締まらなければ、本当にこの大会はお祭りで終わってしまうことになるわけで、大宮司に課せられた役割は相当大きい。

それを意識してか、大宮司は序盤からハイを中心に派手な攻撃で攻め込んでいく。対するトリミングズは長身を武器にした威力のありそうなローを放って、大宮司の攻勢を受けて立つ。しかし、攻撃の的確さは確実に大宮司に利がある。モーションを読みきった大宮司は、ラウンド後半ローのカウンターに大振りの右フックを合わせ最初のダウンを奪取する。

カウント7で立ち上がったものの、気勢を削がれたトリミングスは大宮司の回転の速いローの連打でロープへ押し込まれてしまう。たまらず首相撲に持ち込もうとしたトリミングスだが、第二の右がジャストミートして二度目のダウン。何とか立ち上がったものの、ダメージが大きくふらつくトリミングスは組み付くのが精一杯。勝負あったかと見えたが、ここで1R終了。

だが、一度大宮司に傾いた試合の流れは、もう覆ることはなかった。開始早々ワンツーからコンビで繰り出した大宮司のローを浴びて、棒立ちになるトリミングス。一瞬の間をおいて、どっとうつむけにマットに倒れこみ10カウントを聞いてしまうことになった。


 


この日は魔裟斗の世界王座戴冠を記念して製作されたオムニバスCD「WOLF REVOLUTION~魔裟斗K-1世界王者記念 Respect to 魔裟斗」の発売記念イベントという性格が強く、このアルバムに参加した宇頭巻、妄走族、BAT CAVE、RISING SUN、そしてWOLF REVOLUTIONの社長でもあるHARU氏の率いるSTAB BLUEといった5バンドがそれぞれライブを繰り広げた。

Last Update : 12/16

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