(レポ&写真) [Girls SHOCK] 11.11 北沢:渡邊久江、移籍初戦は僅差の黒星
Girls SHOCK実行委員会 "GIRLS STANDING FIGHT - Girls SHOCK III" 2003年11月11日(火) 東京・北沢タウンホール
レポート&写真:井原芳徳 【→大会前のカード紹介記事】 [→掲示板・女子格闘技スレッド]
メインイベント ライト・フライ級 2分5R ○グレイシャアAki(彰考館) ×渡邊久江(AJジム) 判定2-1 (49-48,48-49,49-48)
移籍初戦となった渡邊はAJジムの青いTシャツを着て入場。コスチュームも豹柄からシルバーに一新した。序盤は伸びのある右ミドルとストレートでやや優位に試合を運ぶ。だが2R残り20秒、グレイシャアが右フック一発で反撃。パンチラッシュでダウンまであと一歩のところまで追い込む。ゴングに救われた渡邊は3Rから持ち直し、一進一退の攻防に。的確さではやや渡邊が上回るものの、持久力と手数ではグレイシャアが上か。激しい打ち合いのまま試合は終わり、判定は割れつつもグレイシャアに軍配が上がった。 リング上で勝利者インタビューを受けたグレイシャアは「(メインの)プレッシャーを感じた」と涙。大会後は「絶対に後ろに下がらないという気持ちが勝因。同じJ-NETの大島さん(第3試合に出場)と戦いたい」と語った。 一方、移籍初戦を白星で飾れなかった渡邊。「いい勉強になった。基本的に私プラス指向なんで」と最初は気丈にふるまっていた。だが、出場オファーを受けていた12月のタイの試合の話を振られると、敗れたことで出場権を失ったと決まったわけではないのだが、「どうなんですかね?タイに行きたかったんですけど…」と突然涙を流し始めた。
セミファイナル 日本VSイタリア バンタム級 2分5R ○WINDY智美(AJジム) ×シルヴィア・バリシェリ(イタリア) 判定3-0 (48-46,48-46,48-46)
WINDYがパンチの連打で攻勢。2Rには右ロー一発でダウンを奪う。だがタフなバリシェリはローのその後の集中攻撃に耐え、3R、フック一発でダウンを奪い返す。WINDYはすぐに立ち直りローで攻勢を続けるが、巧みに回って距離を取るバリシェリを倒しきることができず。4、5Rでポイント差をつけて勝利したが、苦戦の影響もあり、同門の渡邊のメインイベントのセコンドにつくことはできなかった。
第4試合 57kg契約 2分3R ○妃口 慧(S.V.G.) ×昂(IRON AX) 2R 2'03" KO (膝蹴り連打)
第3試合 ライト・フライ級 2分3R △大島 椿(JMTC) △星野久子(勇心館) 判定0-0 (29-29,29-29,29-29)
第2試合 バンタム級 2分3R ○ASAMI(士心館) ×正木純子(Hilltop) 2R 1'34" KO (パンチ連打)
正木はファッション誌「ViVi」のモデルとK-1ガールをしていたこともある異色の選手。172cmの長身を活かした伸びのあるパンチで1Rは優位に試合を運んだが、2R、ASAMIの右フックで2度目のダウンをしたところでノックアウト。デビュー戦を飾る事ができなかった。
第1試合 45.5kg契約 2分3R ○渡辺亜矢子(勇心館) ×akinori(AACC) 判定3-0 (30-27,30-28,30-27)
Last Update : 11/12
|