(レポ) [柔術DESAFIO] 11.1 六本木:ブラジル強豪が日本勢に圧勝
ヒール・ホールド&ファイト・カンパニー "DESAFIO" 2003年11月1日(土) 東京・六本木ベルファーレ
レポート:井原芳徳 写真:湯本恵子 【→大会前のカード紹介記事】 [→掲示板・組み技系スレッド]
第9試合 黒帯アブソルート級 10分1本勝負 ○ホナウド・ジャカレ(マスター柔術) ×佐藤博信(フリー) 4'55" 三角絞め
ジャカレはブラジリアン柔術の2つの世界大会、ムンジアルとコパ・ド・ムンドで、今年茶帯のメイオペザード級とアブソルート級を制し、黒帯にかけ登ったばかりの注目株。試合もその勢いを象徴するような内容となり、テイクダウン、パスガード、バックマウントの速攻でポイントを稼ぎ、15点差をつけたところで三角絞め。佐藤も回転して逃げようとするが、ジャカレ=ワニの異名どおり喰らいついたら離さず、最後はタップアウト。
第8試合 黒帯メジオ級 10分1本勝負 ○ダミアン・マイア(マスター柔術) ×馬場弘樹(ヒロ・ブラジリアン柔術アカデミー横浜) 3'07" 膝十字固め
マイアはコパ・ド・ムンドのアブソルート(無差別)級王者。パスガードとマウントでポイントを稼ぎ、最後は膝十字でタップを奪い完勝した。
第7試合 黒帯ペナ級 10分1本勝負 ○マリオ・ヘイス(ベーリンギ柔術) ×渡辺 孝(パレストラ新潟) 7'23" 腕ひしぎ十字固め
ムンジアルとコパ・ド・ムンドを今年両方制したヘイスが、序盤から腕十字でチャンス。渡辺はかろうじて逃げ切り見せ場を作ったが、再び腕十字につかまると今度は無念のタップアウト。
第6試合 黒帯ペナ級 10分1本勝負 ○ビビアーノ・フェルナンデス(グレイシーバッハ) ×アギナルド・タバ・マサオ(INFIGHT) 0'24" 三角絞め
マナウスのジャングル在住のムンジアル王者・ビビアーノが開始いきなり飛びつき三角を極め秒殺勝利。まるでジャングルの野獣が獲物を狩るようなスピーディーな動きに、会場はこの日一番の盛り上がりを見せた。
第5試合 黒帯レーヴィ級 10分1本勝負 ×ピーター・ビーン(グレイシーバッハ・オーストラリア) ○鶴屋 浩(パレストラ松戸) ポイント0-4
ビーンは90年からBJJを始め、現在オーストラリアのBJJ連盟会長を務める。42という年齢を感じさせない執拗なタックルも見せたが、若い鶴屋が着々とアドバンテージを稼ぎ、バックマウントで4点奪取し快勝。
第4試合 黒帯アブソルート級 10分1本勝負 ○ファビオ・レオポルド(ハイアン・グレイシー柔術名古屋) ×クリスチアーノ上西(AXIS柔術アカデミー) 8'07" 腕ひしぎ十字固め
02年ムンジアルのペザード級優勝者のレオポルドに、ブスタマンチから茶帯をもらった上西が挑戦したが、16失点を許した末、腕十字で一本負け。
第3試合 茶帯メイオペサード級 8分1本勝負 ×マリオ・セルジオ・ヨコヤマ(ハイアン・グレイシー柔術名古屋) ○草柳和弘(K'zファクトリー) ポイント0-4
草柳が落ち着いた試合運びで終始主導権を握る。終盤、パスガードでアドバンテージを獲得した後、バックマウントで4点奪取し完勝した。
第2試合 紫帯アブソルート級 7分1本勝負 ○エジムンド・カバウカンチ(アマゾン柔術アカデミー) ×富岡範光(R-GYM) ポイント12-5
カバウカンチがパスガードやマウントで序盤に一挙にポイントを稼ぐ。富岡も終盤にリバーサルとパスガードで反撃するが、及ばず。
第1試合 紫帯ペナ級 7分1本勝負 ×阿部裕幸(AACC) ○小野瀬龍也(PUREBRED大宮) ポイント0-2
小野瀬が三角絞めでアドバンテージを獲得し、さらにリバーサルで2ポイント獲得し快勝。
Last Update : 11/01
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