(レポ&写真) [J-NET] 10.19 竹芝:西山、金沢下し大月・花戸・小林に宣戦布告
J-NETWORK "Through The Fire" 2003年10月19日(日) 東京・ニューピアホール
レポート&写真:井原芳徳 [→掲示板・キック&K-1 MAXスレッド]
第16試合 メインイベント 63.5kg契約 3分5R ○西山誠人(ソーチタラダ/J-NETライト級王者) ×金沢久幸(TEAM-1/元WPKC世界ムエタイSライト級王者) 5R 0'36" TKO (ドクターストップ:肘による額のカット)
ゴング直後、金沢がファーストコンタクトの右ハイでダウンを奪うが、ダメージの少ない西山は右ストレートを命中させ反撃。肘で金沢の眉間を切り裂く。金沢も独特の構えから繰り出す左のパンチで西山の右目の下を腫れ上がらせ、混沌とした展開に。だが、西山が得意の右ローで次第にペースをつかむように。ダウン分のポイントを取りかえす試合運びを見せる。金沢はバックハンドや飛び膝で逆転を狙うが西山に見切られてしまう。そして5R、開始早々右ストレートを当てた西山がラッシュを仕掛け、縦肘で金沢の額をカット。瞬間に大量の血が吹き出し、西山の勝ちとなった。
西山はマイクを持つと「ライト級にいろんな選手がいるけど、今日TKOで勝って、やっと名乗りを上げられます。俺が西山誠人だ!」と絶叫アピール。控室では全日本の大月、花戸、小林の名前を上げ、ライト級強豪に宣戦布告した。
◆西山「入場テーマ(エミネムの曲)のMDを音響の人に渡したけど、『かかりません』とか言われて試合直前にバタバタして、結局全然違う曲になってしまって。そのせいでリングに上がっても落ち着かなかったけど、最初いきなりダウンして目が覚めました。練習でも試合でもダウンをしたのはこれが初めて。倒れた直後は『何で倒れてるんだろう?』って感じ。(右ローは作戦通り?)僕はローしかないんで(笑)。(金沢の)あの構えならローしかないですけど、やっぱ打たれ強いですね。伊達に世界を取ってないなと。(最後の縦肘は?)練習でもやったことがない。たまたま攻めて来てくれたんで。判定なら地元びいきと言われるけど、血だらけにして勝ったんで、文句無いだろ?と」
◆金沢「最初のハイが狙い通りズバリで、これで決まったと思ったけど…。西山選手は試合運びがクレバー。ダウンから調子を戻したのは凄いですね。自分の調子は良かったけど、相手のペースにハメられました。肘で切られて焦ったところはありますね。(西山の右ローは?)効いてたけど、小林選手やサムゴーのローを喰らったことがあるので、何とか耐えられました。(肘で切られてのTKO負けは?)初めて。体で痛い所は無いけど、切られた所が一番痛い。スタミナが落ちてるのは確かですね。(今後は?)また落ち着いてから考えさせてください」(※金沢の傷は深く、試合後30分近く縫う時間がかかった。いつもは負けても饒舌な金沢だが、この日は珍しく言葉少なだったのが印象的だった)
第15試合 セミファイナル 67kg契約 3分5R ×SHIN(アクティブJ/J-NETウェルター級王者) ○山内裕太郎(AJジム/全日本ウェルター級王者) 1R 2'28" KO (3ノックダウン:右ロー連打)
右ストレート一発でペースをつかんだ山内は、右ローを効かせ3連続ダウンを奪い完勝。王者対決を制した。
第14試合 ライト級 サドンデスマッチ(3分3R/延長最大2R) ×渡辺宏二(サバーイ町田/J-NETライト級2位) ○島野智広(建武館/全日本ライト級7位) 再延長 判定0-3 (9-10,9-10,9-10) ※延長 判定0-0 (10-10,10-10,10-10) ※本戦 判定0-0 (30-30,30-30,30-30)
渡辺が組んでの膝、島野がパンチで攻めるも決め手に欠く。再延長、島野がパンチの手数で上回り、マストシステム判定ながらも勝利をもぎ取った。
第13試合 フェザー級 サドンデスマッチ(3分3R/延長最大2R) ×尾田淳史(JMTC/J-NETフェザー級1位) ○山本真弘(藤原/全日本フェザー級2位) 再延長 判定0-3 (8-10,8-10,8-10) ※延長 判定0-1 (10-10,9-10,10-10) ※本戦 判定1-0 (30-30,30-30,30-29)
3R、肘で眉間を切られた山本はドクターチェックを受けるが、かろうじて延長に持ち込むと、再延長戦で右ストレートでダウンを奪取。苦戦の末、逆転勝利を遂げた。
<J-NETバンタム級王者決定トーナメント> ※勝者3人と敗者のうち選抜1名の計4人が、次回11.30ニューピアホール大会で1DAYトーナメント戦を行い、優勝者がバンタム級新王者となる。
第12試合 トーナメント1回戦(3) 3分3R(肘あり) ○牧 裕三(ソーチタラダ/J-NETフライ級1位) ×大原清和(レグルス池袋) 2R 2'59" KO (膝蹴り)
第11試合 トーナメント1回戦(2) 3分3R(肘あり) ○叶 建治(サバーイ町田/J-NETバンタム級3位) ×村松三之(アクティブJ/J-NETバンタム級2位) 2R 1'26" KO (3ノックダウン:右ロー)
第10試合 トーナメント1回戦(1) 3分3R(肘あり) ○龍鬼神(アクティブJ/J-NETバンタム級4位) ×鈴木スイナ(アクティブJ) 1R 0'19" KO (右ハイキック)
第9試合 ミドル級 3分3R ○山内哲也(アクティブJ) ×町野智志(彰考舘) 2R 1'33" KO (3ノックダウン)
第8試合 62.5kg契約 3分3R △相羽友介(サバーイ町田/J-NETライト級7位) △田部井和人(土浦/MA日本ライト級8位) 判定1-0 (30-29,29-29,29-29)
第7試合 ミドル級 3分3R ○ママドゥー・サリュー(ギニア/サバ−イ町田) ×白川裕規(S.V.G./全日本ミドル級) 判定3-0 (30-28,30-28,30-28)
第6試合 ウェルター級 3分3R −半井秀樹(ソーチタラダ渋谷) −丸山浩紀(名古屋JKファクトリー/全日本ウェルター級) 無効試合 ※1R、半井の反則により丸山が試合続行不可能となったため
第5試合 ライト級 3分3R ×皆川 顕(サバーイ町田) ○小宮由紀博(レグルス池袋) 判定0-3
第4試合 フェザー級 3分3R ×長屋吉彦(サバーイ町田) ○石川 朗(アクティブJ) 1R 2'44" KO (3ノックダウン:パンチ連打)
第3試合 60kg契約 3分3R ○中野厚志(サバーイ町田) ×山口裕司(彰考舘) 判定2-0 (30-29,30-30,30-29)
第2試合 ライト級 3分3R △ファイヤー原田(レグルス池袋) △村山トモキ(AJジム/全日本ライト級) 判定1-0 (30-29,30-30,30-30)
第1試合 フェザー級 3分3R ○黒田哲広(サバーイ町田) ×楠本紘平(M-FACTORY) 判定2-0 (30-29,30-30,30-28)
Last Update : 10/27
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