(写真) [IFC] 9.6 デンバー：ババル、8人トーナメント制す。フィリォは欠場

IFC (International Fighting Championship) "Global Domination"
2003年9月6日(土) 米国コロラド州デンバー：ペプシセンター

　　レポート：井原芳徳　　Photos : Peter Lockley (Maxfighing.com)　　【→大会前のカード紹介記事】


＜ライトヘビー級8人トーナメント＞

一回戦(1)
○レナート・“ババル”・ソブラル（ブラジル／ファス・バーリトゥード）
×トレバー・プラングレー（米国／ライオンズ・デン）
判定3-0 (30-28,30-27,30-27)

一回戦(2)
○マウリシオ・“ショーグン”・フア（ブラジル／シュートボクセ・アカデミー）
×エリック・ヴァンダレイ（ブラジル／グレイシーバッハ）
2R 2'54" TKO

一回戦(3)
○ジェレミー・ホーン（米国／チーム・エクストリーム）
×ミハイル・アビテシャン（ロシア）
1R 4'59" 腕ひしぎ十字固め

一回戦(4)
○フォレスト・グリフィン（米国）
×チール・シェノン（米国／チーム・クエスト）
1R 2'25" 三角絞め

準決勝(1)
○レナート・“ババル”・ソブラル（ブラジル／ファス・バーリトゥード）
×マウリシオ・“ショーグン”・フア（ブラジル／シュートボクセ・アカデミー）
3R 3'07" ギロチンチョーク

準決勝(2)
○ジェレミー・ホーン（米国／チーム・エクストリーム）
×フォレスト・グリフィン（米国）
2R 3'30" KO (右ハイキック)

決勝
○レナート・“ババル”・ソブラル（ブラジル／ファス・バーリトゥード）
×ジェレミー・ホーン（米国／チーム・エクストリーム）
判定3-0 (29-28,29-28,29-28)
※ババルが優勝。IFC世界ライトヘビー級ベルトと賞金５万ドルを獲得。

▼ トーナメントの出場メンバーだが、開催記者会見の時点から3人が変更となった。パウロ・フィリォ、マイク・ヴァン・アースデール、ファラニコ・ヴァイタレが欠場。代わってフォレスト・グリフィン［Forrest Griffin］、チール・シェノン、エリック・ヴァンダレイが出場した。フィリォは大会5日ほどまえに膝を負傷。残り2人は1ヶ月ぐらい前から欠場が発表されていた。グリフィンはここ1年にトラビス・フルトンとエベンゼール・ブラガに勝っている選手。シェノンはパンクラス2月大阪大会で郷野聡寛と対戦経験がある。ヴァンダレイはフィリォの代役のブラジル人で、柔術世界選手権優勝者。
　なお、トーナメントの合間のワンマッチには、地元コロラド出身のパンクラスミドル級王者・ネイサン・マーコートが出場し、スティーブ・ガムを1R 3'28" マウントパンチでTKO勝ち。同じく地元人のロン・ウォーターマンもGerry Vrbanovicに3Rアンクルホールドで勝利している。
　トーナメントとワンマッチ合わせて全15試合の長丁場の大会となったが、コロラドのMMA史に残る壮大な大会となったようだ。（井原芳徳）

Last Update : 09/12