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(レポ) [U-FILE 5] 8.30 調布:キングダムとの対抗戦は4-1。中村、Style-Uで新境地

U-FILE CAMP "U-FILE 5 : U-FILE CAMP 選抜VSキングダムエルガイツ選抜対抗戦"
2003年8月30日(土)東京・U-FILE CAMP調布アリーナ


メインイベント Style-Uルール(5分3R)
○中村大介(U-FILE CAMP) VS 高野圓真×(フリー:全日本アマ修斗クルーザー級2位)
判定3-0

1Rから体格的に勝る高野の豪快なパンチが猛威を振るい、ガードの低い中村の顔面を急襲する。連打こそ浴びなかったものの、大砲ストライカー高野の繰りだすローに、体ごと吹き飛ばされる中村。序盤の試合ペースは高野優位。組み付いてパンチを封じに掛った中村は、伝家の宝刀飛び付き十字を2度までも繰りだして形勢逆転を狙うが、体力差もあって決定的な形に入れずに終わる。2Rに入って前半飛ばしすぎた高野のペースが若干落ちたこともあり、中村のローが決まり始める。組み付いた中村を押しつぶして、高野がグラウンドで上になったのもつかの間、早い仕掛けで中村はヒザ十字で襲い掛かる。慌ててロープを掴む高野。グラウンドでの力量は明らかに中村の方が上だ。

3Rに至っても続くしつこい中村の組み付きに焦れたのか、高野は振り回すような払い腰でグラウンドへ。だが上になった高野にグラウンドの攻め手がない。逆に中村は下から高野の脇をくぐるようにして電光石火のスリーパー。高野はたまらず2度目のエスケープを与えてしまう。判定負けのちらつく高野は、再開後のスタンドに勝負を賭けるが、中村のローに打ち気を反らされたこともあって、頼みのパンチは全て単発に終わる。タックルを潰して再三上のポジションを奪うことには成功したものの、このルールではパウンドに行けないこともあって、そこからサブミッションに移行出来ない弱点を露呈するに終わった。一方的に2Eを奪った中村の圧倒的なスコアで終わったゲームであったが、高野の豪快なパンチと中村のピンポイントの関節が交錯、打極のシーソーゲームとなった試合展開はStyle-Uの名にふさわしい熱戦となった。

セミファイナル Style-Uルール(5分3R)
○西内太志朗(U-FILE CAMP)VS 広瀬和哉(IMNグラップリング)×
判定3-0

ナジーム・ハメドばりのノーガードを見せて打ちあいを誘う広瀬に対して、西内はスタンドにつきあわず徹底したタックルでグラウンドに引き込む戦術。特に下からの極めに冴えを見せた西内だが、Style-Uでは禁止のクロスガードやバックブローなどを再三犯してしまった西内にイエローカードが提示されるが、アームロック、アキレス、フロントチョークなど多彩な極めを繰りだしてキャッチポイントの数で上回り、広瀬を突き放した。

第13試合 Style-Gルール (5分1R)
○松田英久(U-FILE CAMP) VS 宮路功×(IMNグラップリング:2001オールジャパン・リアルファイティングトーナメント2位)
3'00" 三角締め

宮路は序盤早いタックルで上を取るが、柔術的な鮮やかなスイープで松田が切り返す。松田の動きは柔術的でU-FILEの選手というより、DEEPなどで活躍する某選手を彷彿とさせなくもない。松田はフィニッシュでも引き込みから腕を取りの三角絞めを極め、試合巧者の宮路に試合をさせなかった。

第12試合 Style-Gルール (5分1R)
○稲津航(U-FILE CAMP)VS 佐藤博秋×(IMNグラップリング)
※薬師寺浩之が欠場のため、佐藤に変更
4'00" スリーパーホールド

ガードから回り込んだ稲津が、バックマウントからのスリーパーで勝利。


第11試合 Style-Uルール (5分3R)
×田村和宏(U-FILE CAMP)VS RYOTA(キングダム・サテライト)○
3R  フロントチョーク

キングダム唯一の勝利をもぎとったのは、格闘技歴2カ月ながら、スパーリングでも先輩から一本を奪うなどの急成長で抜擢されたアマチュア枠所属の新人RYOTA。腕十字で先にエスケープを奪われながら、試合終了直前のフロントチョークを極めた。





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