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(レポ) [海外総合] 7.13 ロンドン: ティトにケンカで勝った男、試合でペレをKO!

EXTREME FORCE "EC 1 GENESIS"
2003年7月13日(日) イギリス・ロンドン:ウェンブリー会議場

(7/16 up) UFC 38ロンドン大会からまる1年となる13日、ロンドンで大規模な格闘技イベント「エクストリーム・フォース」の第1回大会が開催された。
 8試合が行われたが、意外な形で注目を浴びたのがメインイベンターのイギリス人・リー・マーレイ[Lee Murray]だ。マーレイはUFCロンドン大会直後のパーティーで、UFCライトヘビー級王者のティト・オーティスとケンカを繰り広げ、なんとティトをKOしてしまったという伝説の持ち主。地元のミレニアム・ブロウル大会を主戦場に戦って来たが、今回初めてメジャーどころのペレと対戦した。
 シュートボクセを離脱して以来、ペレも初めての試合ということで気合いが入っており、しかもセコンドにヘンゾ・グレイシーが付く万全の態勢だったようだ。
 しかしマーレイは立ち技でペレに負けず、2R32秒、パンチでペレをノックアウト。試合でもその腕っぷしの強さを証明し、PRIDEやUFCといったメジャー進出に名乗りを上げた。
 ペレはこれで01年2月のウォリアーズ・ウォー以来4連敗。「グラウンドの攻防がもっと長く続けられれば勝てた」と早いブレイクに不満を漏したが、「あんな強いパンチをもらったことはない。KO負けは初めてだ。楽勝だと思ってたのに」と落胆の色を隠せなかった。

 大会はオクタゴンで全8試合行われ、イギリスの選手だけでなく、米国のチーム・エクストリーム、オランダのゴールデン・グローリー等からも参戦。シュートボクシングに来日経験のある“戦うエッフェル塔”シリル・ディアバデは地元英国のジェームス・ジキックに判定勝ちしている。
 だが有名選手の欠場も多く、当初メインは地元のイアン・フリーマン vs. ヴァレンタイン・オーフレイムが予定されていたが、フリーマンの直前の急病により中止。セミのマーレイの試合が急遽メインに繰り上がった。レナート・ババル vs. ハリッド・“デイ・ファウスト”はハリッドのカカトの負傷により中止となり、ババルは対戦相手が決まらず欠場。UFC 38で須藤元気に敗れたレイ・レメディオスも対戦相手の負傷により欠場。ジェンズ・パルヴァーは8月の修斗横文大会への初来日に向け前哨戦を行う予定だったが、ろっ骨を負傷した模様で(程度は不明)、直前に出場をキャンセルしていた。(井原芳徳)

<情報源>
イギリスの格闘技サイト・SFUK.netのペレとマーレイのインタビュー
フルコンタクトファイター誌ニュースページ

Last Update : 07/16

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