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(レポ&写真) [DEMOLITION] 7.9 渋谷 atom:鷹山、総合デビュー戦は判定負け

GCMコミュニケーション "DEMOLITION atom"
2003年7月9日(水) 東京・渋谷club atom

  レポート&写真:井原芳徳
  【→大会前のカード紹介記事】  [→掲示板・GCMスレッド]

第5試合 80kg契約 5分2R
○似田貝旭(A-3)
×鷹山真吾(超人クラブ)
判定3-0

 新日本キックの元ライト級王者で現ウェルター級3位の鷹山が、初の総合ルールに臨んだこの試合。鷹山は右フックで突進すると、似田貝はタックルでテイクダウンするが、マウントになった瞬間に鷹山はなんとリバーサルに成功してみせる。しかしこの後、下からの三角絞めに3分近く苦戦。「2回ぐらい気を失いそうになった」というが、「死んでもタップするつもりはなかった」といい、なんとか耐えきり脱出。会場が大歓声に包まれる。
 1Rからテイクダウン逃れのロープつかみを繰り返していた鷹山は、2R前半には注意1を受けてしまう。不馴れなルールに戸惑う。中盤には似田貝のインサイドガードからのパンチに苦戦。終盤にはストレート、ミドル、タックルへのカウンターの膝蹴り等で反撃の気配も見せるが、無念のタイムアウト。似田貝が文句無しの判定勝ちをおさめた。

 鷹山は去年まで超人クラブで打撃を教えながら寝技を練習していた。だが尚武会を離れてから半年程、キックも含めた格闘技の練習を全くしておらず、1週間前にオファーを受けてからTEAM ROKENで練習を再開したばかりだったという。しかも80kgの契約体重に近付けるため、オファー前72kgあった体重を、74kgに無理やり増やして試合に臨んだというから、ベストコンディションから程遠かった。
「きっちり練習して、似田貝選手とまたやらせてもらいたい」と語った鷹山。似田貝戦を除けばウェルター級(新日本キックの基準なら-66.68kg)での試合を望んでおり、「キックも含め出れるところがあればどこでも出る」と今後の活躍に意欲的だった。

第4試合 73kg契約 5分2R
×金井日出紀(RJW/central)
○高橋 渉(高田道場)
1R 4'16" 腕ひしぎ十字固め

 櫛田雄二郎が体調不良で欠場したため、急遽出場した同僚の高橋。序盤は蹴り足を捕まれ下になってしまったが、3分過ぎにテイクダウンに成功すると、速攻の腕十字で見事一本勝ち。突然のチャンスをしっかり物にした。

第3試合 64kg契約 5分2R
×辻 昌樹(烏合会)
○佐々木哲(A-3)
2R 4'22" 三角絞め

 辻のパンチやローに合わせ、佐々木がタックルであっさりとテイクダウンを奪う展開が繰り返される。上になっても膠着が続き、何度かブレイクがかかったものの、最後はマウントから三角絞めを極め、下になって締め上げ勝利。

第2試合 58kg契約 5分2R
×ヒートたけし(和術慧舟會千葉支部)
○井口 摂(バトラーツB-CLUB)
判定0-3

 井口がヒートを倒してコーナーに追い詰め、離れて距離を取ってから強烈なパンチで飛び込む戦法で優位に試合を運び完勝。試合後マイクを持ち、「修斗の人に勝ててうれしい。今度は背の低い人とやりたい。慧舟會の廣野さん!こんな大勢の前でケンカ売られてるんだから買ってくれよ」とアピールした。

第1試合 73kg契約 5分2R
×太田裕之(POD)
○山崎昭博(和術慧舟會静岡支部)
2R 1'20" チョークスリーパー

 グラウンドの攻防が続いたが、1R終盤に山崎が右ストレートでダウンを奪う。山崎は2Rもダメージの残った太田を攻め続け、バックからのチョークでタップを奪った。

Last Update : 07/10

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